進撃の巨人 16巻には63話から第66話まで掲載されています。
前巻15巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。
16巻の収録内容
© 諫山創 進撃の巨人 16巻より
63話 鎖
ケニーによって誘拐されたエレンとヒストリアは、ロッド・レイスが所有する礼拝堂の地下空洞で目を覚まします。そしてヒストリアとロッド・レイスがエレンの体に手を触れると、エレンとヒストリアに記憶が戻ります。エレンは父親のグリシャの記憶が戻り、そしてヒストリアには、腹違いの姉のフリーダと会っていた頃の記憶が蘇ります。
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さらにヒストリアはロッド・レイスから、フリーダは既に死んでいて、エレンの父親 グリシャに殺されたことを教えます。グリシャはロッド・レイスの妻と5人の子供を全員殺し、そしてフリーダが持っていた「始祖の巨人」の力を奪い去った事実をヒストリアに教えます。
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64話 歓迎会
リヴァイとハンジ達は、ようやくロッド・レイスが所有する礼拝堂の地下空洞への入り口までたどり着きます。リヴァイとハンジ達は地下空洞で待ち伏せていたケニーの部下の対人立体機動部隊を次々と倒していき、あと少しの所まで対人立体機動部隊まで追い詰めますが、敵の捨て身覚悟の攻撃でハンジが負傷してしまいます。
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一方、ロッド・レイスは鎖でつながれているエレンを前にして、地下空洞の成り立ち、五ある巨人の力によって造られた事、ある巨人の力と世界の成り立ちの記憶をフリーダが持っていたこと、フリーダが15歳の時に叔父から受け継いだ事をヒストリアに教えます。
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65話 夢と呪い
ケニー・アッカーマンがかつて王都で、「切り裂きケニー」の異名で呼ばれていた頃の回想です。ケニーは祖父に会い、かつて王側近の武家だった自分達アッカーマン一族が今では数人程度に減らされるまで迫害を受けるようになった理由を聞きます。ケニーの祖父は、王政から恐れられるようになった因縁、王がアッカーマン一族を操ることが出来なかった過去を話し始めます。
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かつて人類が壁に移り住んだ後、王は理想となる統治方法を実現しようとします。それは人類すべての記憶を塗り替え、過去の歴史を根絶し、一糸乱れる平和を「巨人の力」で実現する事です。そしてその「巨人の力」が及ばない「少数派の血族」の中で、東洋の一族とアッカーマン一族が王の思想に異を唱え、その為二つの一族は王から粛清を受けるようになりました。
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66話 願い
ケニーは自分がレイス家の巨人の力を手に入れても、レイス家の血統でなければ自分の目的が実現しない事を知り、次はヒストリアが巨人化する前にエレンを巨人化させてどちらが勝つか競争させようとします。ヒストリアは父親が望むとおり、注射を刺して巨人化しようとしますが直前で姉のフリーダが、時々人が変わったようになっていたことを思い出します。
© 諫山創 進撃の巨人 16巻より
ロッド・レイスはレイス家の巨人の力を継承した者は、初代レイス王の思想も受け継ぐことになり、その思想に支配されてしまう事が、人が変わったようになっていた原因だと言います。そしてその思想とは、初代レイス王は人類が巨人に支配される世界を望んでいて、それが真の平和だと信じているという思想です。
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おまけ “腰ばき(こしパン)のレオン”見参!!
巻末おまけマンガです。今回は巨人相手に苦戦していると思われる、エレン達の元にヤツが現れる場面が描かれています。“腰ばき(こしパン)のレオン”とのことですが、今後も出てこないようなので、ネタキャラだと思います。
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まとめ
誘拐されたエレンとヒストリアですが、エレンはロッド・レイスが所有する礼拝堂の地下空洞において鎖で拘束されていました。そしてヒストリアは父親からの謝罪と説得、さらに慕っていたフリーダがエレンの父親に殺されていたショックで、一時的に父親の意に従おうとします。しかし最終的に、ヒストリアはユミルの言葉「胸張って生きろよ」を思い出し、父親の意を拒絶しエレンを助けます。
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17巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。
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