ジャンプSQ 2020年10月号に掲載されているワールドトリガー 201話のネタバレ、感想です。10月号は一挙2話掲載です。
前回の記事はこちらです。玉狛支部に来た三雲と空閑は、陽太郎の姉と会います。
ガロプラと接触、新事実判明
ラタ、情報収集
ガロプラ遠征艇内では、ラタが生身ならミデンのトリオン探知にかからず、トリオン兵を送り込むゲートに紛れてミデンの街の様子を探れると提案しています。
© 葦原大介 ワールドトリガー 201話より
さすがに危険じゃないかな、とコスケロから言われますが、ミデンに何か仕掛けるというより、情報収集が目的のようで、あとはラタは単純にミデンに興味があるようです。結局、ラタはレギーと一緒にゲートに紛れてミデンの街に侵入します。
© 葦原大介 ワールドトリガー 201話より
夜の街を歩きながらレギーは、このまま何もミデンの動きをジャマできずに終わったら、アフトクラトルの方から何言われるかわかったもんじゃねーぜ、と今後ガトリン隊長がどうするかを気にしています。ラタとレギーが夜の街の食べ物の匂いを気にしていると、陽太郎が二人を見つけます。
© 葦原大介 ワールドトリガー 201話より
レギーは陽太郎を人質にした過去があるので、陽太郎に見つかり動揺しますが、直後に迅と林藤支部長も現れて、ガロプラのラタとレギーに自己紹介をします。
© 葦原大介 ワールドトリガー 201話より
ガロプラと取引
林藤支部長は、ガロプラにこの件から手を引いてもらいたいと言います。前回狙いやすい民間人でなく、狙いにくい格納庫を狙った所から、ガロプラはあんまりうちと全面戦争にはなりたくない、と林藤支部長は推測します。
© 葦原大介 ワールドトリガー 201話より
しかし、穏便な作戦が失敗するとガロプラが手詰まりになって、最終手段として街を襲う可能性もあり、林藤支部長は『取引』としてミデンの遠征を妨害する事から手を引いてくれたら、アフトクラトルへの遠征を50日くらいは遅らせると言います。
© 葦原大介 ワールドトリガー 201話より
50日の遅れを妨害に成功したという体で、アフトクラトルに報告すればいいと林藤支部長はガロプラに提案します。実際は、元々準備で2月は先になるのでボーダー内として50日くらい後になるのは予定通りですが、ガロプラやアフトクラトルは知らないので、それを50日くらい遅らせたことにしています。しかし、ラタはガロプラにとっては何もしないでも目標が達成できるので、こちらにとって都合が良すぎると警戒します。
© 葦原大介 ワールドトリガー 201話より
玉狛支部はできるだけそちらの世界と仲良くしていきたいという考えだと、林藤支部長は伝えますが、レギーはうさんくさいと感じます。それを感じたのか林藤支部長は、条件が良すぎてあやしいなら要求を増やすと、アフトクラトルの属国の情報が欲しいとガロプラに言います。
© 葦原大介 ワールドトリガー 201話より
母(マザー)トリガー
ラタは、私の一存では決められません、一度戻って我々の隊長の判断を仰ぎたいのですが、と言い、林藤支部長もどうぞどうぞ、と伝えます。さらに林藤支部長は、他にも訊いておきたいことがあれば、話せる範囲で答えるよ、と伝えると、どのようにして母(マザー)トリガーを手に入れたのか、それをお訊きしたい、と言います。
© 葦原大介 ワールドトリガー 201話より
ガロプラは前回の攻撃時に、格納庫の更に地下深くにとても大きなトリオン反応に気付いていて、それが母(マザー)トリガーではないかと推測しています。ミデンの著しい成長は母(マザー)トリガーを手に入れたことに起因するのではないか、しかし母(マザー)トリガーを手に入れるなんてことが、現実に可能なのか、そこにラタは個人的な興味があると言います。すると林藤支部長はあっさりと、数年前に母(マザー)トリガーを手に入れたことを明かします。
© 葦原大介 ワールドトリガー 201話より
しかし、ボーダーはそれ以前もこっそり活動をしていて、当時作ったボーダーの組織のエンブレムにはそっちの世界にある3つの同盟国を表してる、と林藤支部長は言います。その3つの同盟国とは、デクシア、メソン、アリステラです。その中のアリステラは5年と少し前の戦いで滅び、アリステラ王家が代々管理する母(マザー)トリガーもそこで失われるはずでした。しかしアリステラ王家は、当時まだ子供だった王女と生まれたばかりの王子に、密かに母(マザー)トリガーを継承させていました。
© 葦原大介 ワールドトリガー 201話より
そして滅びゆく星からこちらの世界へ逃がし、ボーダーはその脱出を助けた、と林藤支部長は言います。今のボーダーはアリステラ王家が亡命した姿でもあり、だからアリステラの母(マザー)トリガーを、ボーダーが動かすことも出来ています。
© 葦原大介 ワールドトリガー 201話より
アリステラの王女と王子
そして、当時赤ん坊だったアリステラの王子が陽太郎だと、林藤支部長はガロプラに伝えます。瑠花と陽太郎が5年前に滅んだ同盟国の王女と王子と知り、三雲と空閑は驚きます。
© 葦原大介 ワールドトリガー 201話より
まとめ
ガロプラとの交渉の中で、瑠花と陽太郎がアリステラ王家の王女と王子だと判明します。200話で三雲が瑠花に感じていた、唯我先輩に通じる尊大な感じとは王女という立場から来ているものなのかもしれません。
そして、ボーダー本部の地下深くには、アリステラの母(マザー)トリガーがあることも判明しましたが、母(マザー)トリガーを動かしているのは、多分瑠花なんだと推測します。瑠花は普段、ボーダー本部の方に住んでいると言ってますし、陽太郎ではまだ幼すぎる気がします。
次回、ガロプラとの交渉に三雲と空閑も参加します。
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