ジャンプSQ 2024年11月号に掲載されているワールドトリガー 246話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。若村は自分と三雲との違いをヒュースに問いかけます。
若村が強くなる方法
『実力』とはただの結果
ヒュースは若村の質問に対して、アフトクラトルの師であるヴィザに倣って若村の質問に答える形で答えようとします。
© 葦原大介 ワールドトリガー 246話より
若村は「実力」とは何かと聞きますが、ヒュースは実力とはただの『結果』だ、と答えます。タイヤキ職人を例に出し、どちらの実力が上か?は、『作ったタイヤキが美味いかどうか』だ、とヒュースは若村に答えます。
© 葦原大介 ワールドトリガー 246話より
半崎は、その話で行くと三雲もたいやき名人ってことになんの?と、聞きますが、ヒュースはそれを否定し、修にはタイヤキを売る能力がある、と答えます。実力とは、『結果に+の影響を及ぼす能力』、ランク戦で言えば『自分のチームを勝ちに近付ける能力』とも言えるとヒュースは説明します。
© 葦原大介 ワールドトリガー 246話より
半崎が、実際はすげー強いのに転送位置が悪かったりしてポロっと負けることもあるじゃん、そういう負けも実力ってこと?と聞くと、実践に照らせばそうなるな、とヒュースは答えます。実際の戦闘では見たこともない特殊なトリガーや勝ち目が見えないような敵が現れる事もある、とヒュースは言い、そこで不運や理不尽を嘆いても無意味で、直面した実況下に於いて『結果』をどれだけ最善に近付けられ下で実力が試される、とヒュースは答えます。
© 葦原大介 ワールドトリガー 246話より
『余裕』の差
『不運も実力の内』と言うヒュースに足して、半埼と笹森は意識高けぇ、と驚きの声を上げます。そして、若村は実力=結果はいいとして、三雲と自分の結果に差が付いた事を質問します。すると、ヒュースは『余裕』の差だと答えます。余裕が無いのは三雲の方だとヒュースは言い、若村に自分とチームの目標を質問します。若村は、自分の目標はガンナーでマスター級になる事で、チームの目標はA級昇格だと言います。その目標の期限を聞かれると、期限は特に決めていないと答えますが、玉狛第2には明確な目標と期限があるとヒュースは答えます。三雲は今シーズンの遠征で、ネイバーに攫われた人を取り返したいという目標があります。
© 葦原大介 ワールドトリガー 246話より
『必要に迫られる』という要素が人を育てる場合は多い、と言い若村と三雲のわかりやすい差はそこだろうとヒュースは言います。しかし、若村は納得せず期限があるかどうかがそんなに重要なのか……!?と質問します。すると、ヒュースはヴィザの受け売りだがと言い、目標に期限が無い場合失敗を正しく認識できないことがあると言います。人は『失った物』を確認することで失敗を認識できる、とヒュースは言います。
© 葦原大介 ワールドトリガー 246話より
注ぎ込んだ物は成功すれば返ってくるのだから、まだ何も失っていないと思い込むことも可能で、期限を決めないということはすなわち、失われる時間の重みに目をつぶること、者も時間も失ったことを認識できない場合、現実的な反省や改善は望むべくもない、これを『足踏み』と言う、と過去にヴィザが言った事をヒュースは若村達に教えます。そして、三雲には『足踏み』する暇がなかったから、結果的にアイデアの質と量で勝負すると言う三雲の強みを伸ばすことになったとヒュースは言います。
© 葦原大介 ワールドトリガー 246話より
もしも三雲にもっと余裕があったなら戦闘能力で結果を出すことにこだわって、今より『足踏み』した可能性はあるとヒュースは言います。それを聞いた若村は、自分にも何か期限を決めて自分を追い込めば、三雲と同じ強みが手に入るのか……!?と、ヒュースに尋ねますが、ヒュースは暫く考えます。
© 葦原大介 ワールドトリガー 246話より
そして若村になぜ三雲と同じ強みを求めるのか質問すると、若村は今より強くなりたいからと答えます。自分に無い物を『持っている』人間と渡り合えるだけの武器が、自分を変えてくれる『何か』が欲しい、と若村は言いますが、その『何か』は本当に存在するのか?とヒュースは聞きます。
© 葦原大介 ワールドトリガー 246話より
若村がその『何か』を探している間にも、競争相手は『ごく普通の鍛錬』を積んでいる、と言い、その現実から目を逸らしてあやふやな飛躍の可能性を期待し続けるのは典型的な『足踏み』だとヒュースは言います。
© 葦原大介 ワールドトリガー 246話より
周りが特別なんじゃなくて、自分が止まってるだけってことか、と若村が言うと、ヒュースは、オレにはその割合が大きく見える、と答えます。さらにヒュースは、ROUND4で玉狛第2が敗北した時、三雲が採ろうとした改善策を教えます。
© 葦原大介 ワールドトリガー 246話より
三雲は改善策として迅をチームに勧誘していた事を言い、結果的にそれは実現しなかったが同じことを実行できる人間は少ないだろうと言います。
© 葦原大介 ワールドトリガー 246話より
人はそれぞれ条件が異なり、表面を真似ることは出来ても中身まで真似ることは出来ない、三雲との違いを説明しても若村に得るものがない、と言ったのはこれが理由だとヒュースは説明します。それを聞いた若村は、じゃあオレはどうやったら強くなればいいんだ?と、つぶやきますが、ヒュースは若村が強くなる方法なら1つ思いつく、と一つの考えを言います。
© 葦原大介 ワールドトリガー 246話より
問題の根幹は香取隊にある
それは、香取隊を抜けることだ、ヒュースは言います。問題の根幹は香取隊にある、とヒュースは言い、今からそれを説明するとヒュースは言います。
© 葦原大介 ワールドトリガー 246話より
まとめ
第246話では、 ヒュースが若村の質問に対して答える形で話が進みます。三雲と若村の違いについて、『実力』とは何か?などをヒュースが答えていきます。
三雲と同じ強さが欲しい若村に対して、人と事を真似ても中身まで真似る事は出来ないとヒュースは言い、さらに問題の根幹は香取隊にあると言います。香取隊の何が問題なのか?次回で明らかになります。
次回、若村はヒュースから厳しい意見を言われ、自信を無くしてしまいます。
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