ワールドトリガー29巻には、第248話から第257話まで掲載されています。
前巻、28巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。

目次
29巻
29巻の表紙は遠征選抜試験として編成された臨時部隊、古寺6番隊です。
© 葦原大介 ワールドトリガー 29巻より
第248話 若村 麓郎④
ヒュースから厳しい意見を言われ若村がショックを受けていると思った半崎は、若村を励まそうと自分の意見や荒船隊での様子を若村に教えます。一方、笹森は若村以外にも臨時隊長に選ばれそうな人はたくさんいるのに、若村を臨時隊長に選んだ上層部の狙いをヒュースに聞きます。するとヒュースは上層部が若村を将来の教官候補の一人として選んだように思える、と自分の想像を話し始めます。
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第249話 遠征選抜試験㊶
諏訪7番隊隊では閉鎖環境試験6日目の特殊戦闘シミュ2日目に向けた作戦会議が始まり、三雲は省エネ作戦を説明します。その作戦とは相手チームが狙撃、射撃ユニット対策として壁ユニットを追加すると予想し、その壁ユニット対策として『ラッド人間』というユニットを投入する作戦です。『ラッド人間』は対 壁役専門のユニットで、見た目で警戒してもらおうと三雲はわざとキモくしました。
© 葦原大介 ワールドトリガー 29巻より
第250話 遠征選抜試験㊷
閉鎖環境試験6日目の仕事時間終了後、各チームは晩メシを作ろうとしますが食料庫のドアが開きません。これは運営が実施した最後の『特別課題』で、各チームはドアが故障したと仮定して各々話し合って対処しようとします。時間を使わずドアを壊して残業に時間を回す派、分担課題のトリオン工学系の資料を見てがんばってドアを直す派など、色々なチームが出てきます。
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第251話 志岐 小夜子
歌川1番隊では空閑が志岐に男の人としゃべりにくくなった理由を訊きますが、するときっかけの話として突然『幽体離脱』の話を始め、空閑と巴に『幽体離脱』って信じる?と質問します。志岐が『幽体離脱』の話を始めた理由は、志岐には昔から右目だけ付いた幽霊が体から抜け出して自由に歩き回れる感覚があり、離れた場所でも目で見る事ができるそうです。
© 葦原大介 ワールドトリガー 29巻より
しかし、志岐はこの話を小学生の時にクラスメイトにして嘘つきと言われますが、志岐は意地になって本当に見えると言い返し困った先生がある提案をします。その提案とは、先生が住んでいるマンションの1階に、夜の8時に志岐の家から先生の部屋を見て、先生の晩ごはんが何だったか当てると言うものです。志岐も先生の提案に乗り夜の8時に先生の部屋を見に行きますが、これが原因で面倒な事態が起こります。その後、この話を聞いた空閑は志岐の幽体離脱のような感覚はサイドエフェクトによるものだと気付き、それを指摘します。
© 葦原大介 ワールドトリガー 29巻より
第252話 遠征選抜試験㊸
水上9番隊は閉鎖環境試験6日目の晩メシ時の会話で、若村隊が仕事時間外にも課題をしているのでは?という話題が出ます。諏訪隊や古寺隊が同じように時間外にも課題をこなして点を貯めていたら、逆転される可能性があると水上が指摘すると、照屋が何か対策しないと、と言います。水上には自分のパソコンに撮り貯めた分担課題のスクショがあり、チームで残業を出来る準備がありますが、なぜかそれを言う事を渋ります。
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第253話 遠征選抜試験㊹
閉鎖環境試験最終日が始まると宇佐美のアナウンスで、最終日の連絡事項が5つ知らされます。その中の1つに第2試験の長時間戦闘試験用に、食べ物を各チームで用意するように通知がなされます。全ての連絡事項がアナウンスされた後、王子2番隊の生駒から、食材を早々に使い切ってしまったので食パンに合う食材・おかずを現物にて広く募りたいと思う、という内容のメールが各臨時部隊に届きます。
© 葦原大介 ワールドトリガー 29巻より
第254話 遠征選抜試験㊺
閉鎖環境試験最終日の18時となり、各チームは『隊長評価』のタスクに取り掛かります。大体のチームは隊長が大まかな配点を決めていますが、来馬5隊や若村11番隊は全員の意見を聞いて配点に反映しています。また二宮8番隊の二宮は雨取と絵馬が遠征選抜試験に合格する望みを少しでも繋ぐため、2人に点数を盛っておきます。
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第255話 遠征選抜試験㊻
諏訪隊の『隊長評価』が行われ、諏訪は7番隊で唯一遠征を狙っている三雲に500点、全部を入れようとします。しかし香取は駄々をこねて納得せず、仕方なく諏訪は香取にだけ100点与えて好きなように分配させます。その後、閉鎖環境試験最終日の仕事時間が終了し最終順位が発表されます。
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第256話 遠征選抜試験㊼
最終順位発表後、第2試験のルールが説明されます。第2試験の長時間戦闘試験はA級部隊全員 対 臨時部隊全員の対戦形式の試験となると説明があり、A級部隊40名に対して臨時部隊55名と臨時部隊陣営が数の上で有利となる内容だと判明します。さらに試験用MAPにはオペレーターも転送されオペレーターが戦闘に参加する事、勝利条件は味方陣営の得点を5千点まで到達させることで、先に5千点を獲った陣営の勝利する事、どちらの陣営も5千点に到達しなかった場合は試験開始から36時間の時点で得点が高い陣営の勝利となる事など、たくさんのルールが説明されていきます。
© 葦原大介 ワールドトリガー 29巻より
第257話 遠征選抜試験㊽
第2試験の全てのルールを聞いた後、補充要員として風間隊にはチーフエンジニアの寺島とクローニンが参加、嵐山隊には沢村響子本部長補佐が参加、三輪隊には林藤匠玉狛支部長が参加すると判明し、寺島をよく知っている諏訪はめんどくさい事になったと露骨に嫌がります。他の補充要員も強そうで、この人達の撃破点が100点しかないことに不満が出ます。
© 葦原大介 ワールドトリガー 29巻より
おまけ 烏丸のバイト先
24巻のカラーピンナップにもなったお店、『イタリア料理 Sazio(サーツィオ)』が三門探訪で紹介されています。元々 味が評判の隠れた名店だったようですが、烏丸がバイト店員となってから烏丸目当ての女性客が数倍になったそうです。どんだけ女性にモテるんだ、烏丸。
© 葦原大介 ワールドトリガー 29巻より
まとめ
29巻では、閉鎖環境試験6日目と最終日が行われ、閉鎖環境試験の全日程が終了します。最終順位は水上隊が初日からずっと1位で何とか逃げ切り、閉鎖環境試験では1位となります。2位の古寺隊は40点差で1位を獲れませんでしたが、古寺はずっと頑張っているみんなに「念のためもっと働け」と最終日に言えなかった事を悔います。これに対して木虎は、古寺が言いにくいなら自分に委任してくれれば容赦なく残業の指揮を執った、と冷静に言い、古寺も木虎の性格を分かっているのか、ありがとうと感謝を伝えます。諏訪隊は3位でしたが、初日最下位スタートを思えば上出来の結果となりました。
また志岐に離れた場所を見る事ができる、幽体離脱のようなサイドエフェクトを持っている事が判明します。今後志岐がこのサイドエフェクトを使って、長時間戦闘試験で活躍するような展開があるかもしれません。楽しみです。
そして第2試験のルールが説明され、翌日から第2試験の長時間戦闘試験が開始することになります。第2試験の内容はA級部隊全員 対 臨時部隊全員の対戦形式の試験となり、臨時部隊のメンバーはA級のメンバーと戦うことになります。三雲や玉狛第2が遠征選抜試験に合格するには、手強いA級メンバーや迅、補充要員の林藤支部長などと戦って勝つ必要がありそうです。特に迅の未来視のサイドエフェクトは厄介そうですが、臨時部隊陣営はA級部隊陣営に勝利できるでしょうか?
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