週刊少年サンデー 2018年45号に掲載されている湯神くんには友達がいない 74話のネタバレ、感想です。
前回の記事です。甲子園出場と一人暮らしをかけて、試合に臨みましたが門田の負傷など不運もあって、惜しくも決勝戦で敗れる結果となりました。
高校三年生、将来の不安や悩み
コミュニティ上での悩み相談が
今回は上星高校3年全体の、進路の悩みのお話です。上星高校3年生限定のコミュニティで、進路の悩みに関する内容に関して渡辺が攻撃的な返信をします。ちなみに匿名です。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 74話より
それに対して、ちひろが批判したことからちひろと渡辺の間で、コミュニティ上による言い争いが始まります。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 74話より
ちなみにこの書き込み、「やりたい事がみつかりません 将来が不安です」と書き込んだ高3男子は八重樫でした。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 74話より
湯神も高校3年の最後の夏も終わり自分の将来に関して真剣に悩んでいるようですが、そこに自称湯神の親友が現れます。過去話(5巻)で出てきた、落語好きの財前です。何度も自分の作品を、湯神に見てもらって意見を求めています。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 74話より
湯神が、何の話かと話しかけるといきなり脈絡もなく小説家の夢を諦めると言ってきます。渡辺と八重樫が反応していますが、ちょうど進路、将来で悩みがあるので思わず反応しています。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 74話より
詳しく聞くと部の後輩が小説で賞をとって悔しいそうです。後輩の軽薄な小説が評価されて自分の作品が受賞できないのがよほど、納得できないらしく業界自体が終わっていると非難しています。しかし、よく見ると部の後輩は野球部のマネージャ 城戸の友達 清水ですね。こんな所でも登場してくるとは。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 74話より
結局湯神から、そんなに文字を書きたいならライターにでもなればいいと言われたところ、本人的にはいままで考えた事もなかったようですが、案外いいかもと思い始めたようです。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 74話より
最終的に湯神に満面の笑みで感謝するほど、気に入ったようで将来の職業として検討するようです。感謝された側の湯神はやっと解放されたと安堵しますが、その後ろはまた同じく将来に悩む女の子が相談したそうにしています。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 74話より
ちひろの悩み
結局ちひろの進路相談にのる事になってしまいましたが、フワッフワした悩みで具体的なアドバイスが出来ず、湯神はまずは悩みの根っこを見つけるように言います。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 74話より
はたから見るとちひろの進路相談に真剣にのっているように見えますが、湯神の性格上そんな気はあまりないと思います。さっさと自分の勉強に戻ります。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 74話より
参考書を買っていると今度は、林山にばったりと会います。野球推薦で大学に行かないと知って、以前のリベンジが出来ないと知り悔しがります。しかし、いつも適当にあしらわれるので、改めて湯神に自分の事をどう思っているのかと聞くと、いいピッチャーだと思っていると、思わぬ高評価を貰います。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 74話より
まんざらでもなく、一瞬だけ顔を緩めて去って行く林山でした。長年の間、ライバル視していた湯神に認められてうれしそうです、良かったね。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 74話より
場面変わってちひろが湯神に言われたとおり、自分の気持ちを繰り返し紙に書いて言語化しています。ノートに書いていますが、悩みが具体化せず悩んでいると、後輩の野上からの一言でピーンときました。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 74話より
結局後輩の野上が手芸部で一人になる事が心配で気が散っていたみたいです。湯神に素直に気持ちが整理されて自分の悩みがはっきりしたと感謝します。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 74話より
他人の相談を引き受けていると
ちひろのセリフに妙に納得した、湯神は他人の進路の悩みを聞くことで自分の進路の悩みも見えてくることがあるかもと考えたのか、今度は積極的に他の人の悩みを聞いていきます。冒頭の八重樫の悩みもすっきり解決して、八重樫からすごく感謝されます。そして渡辺にも湯神に進路の相談するように猛烈にすすめます。面と向かって相談は抵抗があると、渡辺が言うとメールで相談するように、また猛烈にすすめます。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 74話より
結局八重樫に熱意に押されて湯神に進路相談のメールを出そうとします。途中、やはり気おくれしていると渡辺の友人に半ば強引にメールを送信され、湯神にメールが無事届きます。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 74話より
期待せずに待っている渡辺達ですが、予想以上に早く返事がかえってきて、内容も結構あたっています。予想外に湯神の進路相談が評判良く、渡辺の友達も湯神のアドレスを渡辺から(勝手に)教えてもらって、湯神に進路相談のメールを出します。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 74話より
湯神は知らない人からの進路相談メールにも、自分の進路の参考になると前向きに考えて返事を律儀に出します。しかしそうしていると、変なメールがどんどん増えてきました。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 74話より
どうやらアドレスが友達、部活の後輩へと色々な人に流出してしまっているようです。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 74話より
野球部のエースと言う事で中途半端に有名人の湯神だからか、ひやかしも含めて予想以上にアドレスが拡散していました。責任を感じた八重樫が湯神に謝りますが、次の瞬間自分の携帯をプールに向かって思いっきり投げます。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 74話より
湯神は狙いどおりと喜びますが、周りは唖然とします。しかし湯神は色々な人の相談になった結果、自分には余計なつながりは特に求めておらず、携帯なんて必要なかったと分かったとの事で、それで携帯を投げ捨てたそうです。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 74話より
八重樫がせめて携帯を弁償すると言っても、断固拒否して席に戻っていきます。なにか八重樫、一人で感動しています。スカッとしていますが、ちひろの最後の指摘どおり、湯神は親に怒られると思います。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 74話より
まとめ
珍しく皆から頼りにされた湯神ですが、最終的に何もかも煩わしくなって携帯をプールに捨てると言う荒業ですべて解決しました。しかし、進路相談されるという煩わしさは無くなりましたが、当初の湯神の進路、将来の悩みは何一つ解決しておらず、湯神の性格上まだまだ悩みは続きそうです。
次回、ちひろが後輩の為に悩み、試行錯誤します。
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コメント
八神になってるで
指摘、ありがとうございます。修正しました。