週刊少年サンデー 2019年6号に掲載されている湯神くんには友達がいない 77話のネタバレ、感想です。
前回の記事です。高校最後の後夜祭にて、湯神は一人で帰ってしまい皆から文句を言われますが、ちひろは湯神のために怒ります。
湯神とちひろの為に、クラス全体が
高校三年生、秋の文化祭も終わり高校生活もあと少しです。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 77話より
ちひろ、怒る
湯神の行動に対してクラスメートの皆が非難したが、それはおかしいと感じたちひろは今までのように黙ってスルーせず伝えようとします。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 77話より
しかし、結局うまく伝えることができずちひろは戦闘不能状態となってしまいます。今まで煽っていた渡辺は何とかごまかし盛り返そうとしますが、八重樫から突っ込まれて言い訳できなくなります。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 77話より
渡辺はクラス全員から責められてしまいます。渡辺、自業自得とはいえすべての責任を背負わされて、悲惨です。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 77話より
クラスが悲惨な状況になっているその頃、当事者の湯神は燦々亭平楽(さんさんていへいらく)の落語を見て最高の気分になっています。湯神にはとっては落語が大切なようで、燦々亭平太郎(さんさんていへいたろう)が来て今年も高座を行う事に、既に興味がいっています。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 77話より
ちひろの為に動く
一方ちひろは昨日の出来事で疲れており、違うクラスの藤沢のところに行き元気をもらいに行きます。ちなみに百瀬は藤沢がなんかこわくて苦手です。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 77話より
それを見た百瀬は自分が修学旅行の時に色々と守ってくれたことを思い出し、ちひろをクラスから守ろうとします。一方、クラスの雰囲気は渡辺が悪者になったことで、ちひろは悪く言われていません。しかしこれまで湯神を悪く言って団結していたクラスの雰囲気が、渡辺に入れ替わっただけのことに八重樫は罪悪感から素直に渡辺に謝ります。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 77話より
渡辺はすぐに八重樫の謝罪に乗り、クラス全員を攻め立てます。クラス全員も素直に謝罪しますが渡辺や湯神にはいくら言っても許される空気があると言い訳します。そしてちひろが湯神に、あんなに友情を感じていたことが意外だったといいます。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 77話より
しかしその友情はちひろからの一方通行に感じるとも言い、その様子を見て百瀬は怒り始めます。百瀬は湯神を屋上に呼びつけ、昨日の出来事を説明しちひろが湯神をかばった事を説明しますが、湯神には理解できなかったらしくはてなマークが浮かんでしまいます。それがさらに百瀬の怒りを買います。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 77話より
なかなか伝わらずイライラする百瀬は湯神に大切に思っている人が不当に扱われているところを想像するように言い、平楽の昔の記事を思い出しやっと百瀬の話が通じました。百瀬は誠意を受けたら真心を返さなくちゃねと言うと、湯神は古典落語の紺屋高尾の話を持ち出しますが一応思いは通じました。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 77話より
ちひろに恩返し
百瀬の助言通り、まずは挨拶から始めようということで湯神はちひろに挨拶をします。最初は楽勝すぎると感じています。しかし「おはよう!」は言えましたが、下の名前で話しかけるところになると、とたんに湯神には難しく湯神自身で却下してしまいます。それを見てまた怒り出す百瀬です。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 77話より
渡辺から何やってるんだと言われて、2人をフレンドリーにするためと言い、八重樫もちひろの優しい気持ちが報われる世の中であって欲しいと百瀬に賛同します。しかし現実ではかえって湯神とちひろはギクシャクした感じになってしまい、うまくいきません。そこで渡辺がちひろを泣かせてしまった罪滅ぼしにと、一肌脱ぐと言います。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 77話より
楽々亭平楽の高座
場面変わって、燦々亭平太郎の高座ですがインフルエンザに罹ってしまい平太郎はこれなくなってしまいます。湯神はひどく失望し平太郎を悪く言いますが、その代わりに平太郎の師匠燦々亭平楽が急遽来てくれることになったと聞いて、一気に湯神はお祭り状態になります。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 77話より
湯神が落語好きだと聞いた渡辺は湯神とちひろの親密度アップに利用しようとし、クラス全体もそれに協力します。久住は湯神の性格から思惑通りには動かないと心配しますが、渡辺はあくまで自然にやると言い自信をみせます。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 77話より
そして平楽高座当日、前回(コミックス4巻)同様湯神は落語を事前に聞いて、気持ちを仕上げます。その間に渡辺は事前に先生の許可を得て、体育館には好きなタイミングで行って好きな席に座っていいとクラスに言います。思惑通り湯神は一目散に体育館に行き、一番良い席を確保しようとします。そしてちひろは藤沢の協力で、足止めをして最後の方に体育館に行くように渡辺は仕向けます。百瀬は今回のことで、藤沢の事を誤解していたと分かり、仲よくすればよかったと後悔します。久住はちひろに言って、みんなでお茶しようとフォローします。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 77話より
湯神は渡辺の思惑通り、一番落語が聞きやすい最前列の中央寄りに座っています。これで隣の席を空けてちひろが座るような状況にすれば、自然な流れでイベントを共有できる状況にできます。百瀬は渡辺が予想以上に手際よく、湯神とちひろが話しやすい状況を作ったことに渡辺を見直します。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 77話より
そして藤沢と遅れてやってきたちひろは、湯神の隣へとクラスメートに誘導されます。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 77話より
そして湯神とちひろは最前列の隣どうしという席で、平楽の落語を聞くことになります。果たして、結末はどうなりますでしょうか。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 77話より
まとめ
前回は湯神のためにクラスメート全員を怒り、クラスで浮かないか心配でしたが渡辺が一時期、悪者になることでちひろはクラスで何か言われることもなく、むしろ湯神と仲良くさせようとする雰囲気になっていました。渡辺は自業自得とはいえ、迷惑だったでしょうが。
しかしこれで湯神とちひろが、隣席で落語を見ることになりました。コミック8巻でも2人で落語を見ていますが、今回2人の仲は進展するのでしょうか。
次回は平楽の寄席が始まり、その後2人でカフェにいると思わぬ人物に会います。
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