ハルタで連載中のダンジョン飯の12巻が発売されました。
今回は第77話から第85話まで掲載されています。また、おまけ モンスターよもやま話も収録されています。
前巻、11巻の感想、ネタバレはこちらの記事です。
目次
12巻
12巻の表紙は迷宮の主となったマルシルです。
© 九井諒子 ダンジョン飯 12巻より
第77話 迷宮-1-
地下1階の大穴から落ちたシュローとリンシャ、カナリア隊のフラメラは、オークの族長ゾンの妹・リド達に捕まって人質にされていました。そこにパッタドルから連絡用の妖精を介して、迷宮の主が冒険者によって倒されたらしい、倒したらしい冒険者を詳しく尋問中、との連絡が入ります。そしてパッタドルは対象の冒険者の名前として、ライオス・トーデンの名前を挙げます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 12巻より
第78話 迷宮-2-
迷宮の形が変わり、ナマリ達に場所にも魔物が次々と襲い掛かってきます。ナマリ達やオークが力を合わせて魔物を倒していく中、カナリア隊のフラメラは全隊員に、新たな迷宮の主ライオスを見つけて討ち取れ!と、指示します。ナマリは慌ててフラメラに、ライオスの事を誤解している、と言いますが、フラメラは聞く耳を持たずライオスを探し出そうとします。
© 九井諒子 ダンジョン飯 12巻より
第79話 寄生虫
迷宮の主となったマルシルは、死んだままのファリンを腐敗しないように冷凍保存します。さらにマルシルは翼獅子に命令して、ライオス達を探索させます。しかし、ライオス達を見つけてここに案内する途中で、カナリア隊に殺されてしまうかもしれない、と翼獅子に言われ、マルシルは新しい使い魔をライオス達の元に向かわせます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 12巻より
一方、リシオンから逃げたライオス達はマルシルを探しに行こうと言いますが、チルチャックは、一旦考えようぜ、とライオスを止めて話し合いをしようと言います。ライオス達が話し合っていると、マルシルの使い魔・歩き茸がすぐそばをはしていきます。ライオスは歩き茸の変な色柄から、マルシルと関係があることに気付き、追いかけます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 12巻より
第80話 食物連鎖
マルシルの使い魔・コアトルに丸呑みにされたライオス達は、コアトルに食われたままマルシルのいる場所へ案内されます。マルシルが作り出した新しい空間に案内されたライオス達は、最後は糞扱いされてしまい強制的に体外に排出されます。ライオス達を見つけたマルシルは、ライオス達にお湯を用意し、身体を流すように勧めます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 12巻より
第81話 郷土料理
ライオスはマルシルを説得しようとしますが失敗し、台所に軟禁されてしまいます。さらにマルシルの父親に監視されてしまい、ライオス達は身動きが取れなくなってしまいます。ライオスはマルシルの死んだ父親が、本物でなく人の姿を真似るタイプの魔物だと推測し、何の魔物なのかを推理します。
© 九井諒子 ダンジョン飯 12巻より
第82話 マルシル-1-
ライオスはマルシルの父親の正体をドッペルゲンガーと見抜き、台所からの脱出に成功します。ライオス達はマルシルを追いかけますが、マルシルは既に魔物の軍勢と一緒に地上を目指していました。
一方、迷宮が変化したことによって地上にも影響が出始めていました。そして、魔物の一部が地上へと出始め、迷宮内の魔力が島に漏れ始めます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 12巻より
第83話 マルシル-2-
ライオス達を逃がしたカブルーは、カナリア隊によって縄で拘束されてしまいます。復活したミスルンに、フラメラからパッタドルの連絡用の妖精を通して、迷宮の主を探し出して刺し違えても止めろ、と連絡が入ります。そして地上を目指して進むマルシル軍を見つけたミスルンとカナリア隊は、迷宮の主となったマルシルを殺すため、マルシル軍と戦闘を開始します。
© 九井諒子 ダンジョン飯 12巻より
第84話 マルシル-3-
ミスルン達を全滅させたマルシル軍は止めを刺そうと、まだ息のあるリシオンに迫ります。そこに歩き茸がリシオンとユニコーンの間に割って入り、リシオンを担いで救出し、そのまま走って逃げていきます。歩き茸の正体は歩き茸に変装したライオス達で、マルシルの目を掻い潜るために変装をして、ここまでたどり着いたようです。
© 九井諒子 ダンジョン飯 12巻より
第85話 マルシル-4-
マルシルを説得する為、翼獅子に導かれて建物の中に入っていくライオス達ですが、建物の中で氷漬けにされたファリンを見つけます。氷漬けにされたファリンを見たライオスは、まだマルシルが人々と協力して竜部分を食べる計画を諦めていないと思い、よい兆候だとポジティブにとらえまだ対話の余地があるとチルチャック達に言います。しかし、アレを見た後でまだ対話で解決できると思っているライオスに、チルチャックはあきれます。すると、マルシルがライオス達に話しかけてきますが、マルシルの様子が変で頭を抱えて混乱しています。
© 九井諒子 ダンジョン飯 12巻より
おまけ モンスターよもやま話-12-
コミックのおまけ、モンスターよもやま話の12です。今回は、
・ドッペルゲンガー
・マルシル軍
のよもやま話が収録されています。
ドッペルゲンガーの話では、ライオスはドッペルゲンガーがどうやって擬態を行うか説明しますが、説明をしている最中にドッペルゲンガーがライオスに擬態してしまいます。ライオスに擬態したドッペルゲンガーは、ライオス本人よりも謙遜が上手く、話しを纏めるのが上手く、頭も良く皆から好評です。そして、ドッペルゲンガーが現在のまずい状況を打開する方法をライオス達に教えますが、その内容は結局頭足類が考えたダメなものでした。
© 九井諒子 ダンジョン飯 12巻より
まとめ
12巻では、迷宮の主となったマルシルとライオス達が合流するまでと、マルシル軍とカナリア隊との激闘、ライオス達がマルシルを説得するシーンなどがメインで描かれています。
迷宮の主となったマルシルは翼獅子にそそのかされてカナリア隊と戦闘になり、カナリア隊を全滅させてしまいます。その勢いで、マルシルは地上を全て迷宮で包み込んでしまおうとしますが、ライオス達の説得によって何とかマルシルはライオスの元に戻ってきました。
雰囲気的にクライマックスが近い感じになってきましたが、このまま翼獅子が諦めるとも思えません。ファリンを生き返らせる問題や今回の騒動について、どう決着を付けるか?今後の物語の展開に注目したいです。
13巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。
アニメ化決定
ダンジョン飯のTVアニメ化が決定しました。2024年1月から放送で、アニメ情報をまとめています。
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