ハルタで連載中のダンジョン飯の9巻が発売されました。
今回は第57話から第62話まで掲載されています。また、おまけ モンスターよもやま話も収録されています。
前巻、8巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。
9巻
9巻の表紙はカナリア隊 隊長ミスルンです。
© 九井諒子 ダンジョン飯 9巻より
第57話 兜煮
冒頭、ライオスは何故か死にかけています。心配そうにマルシルがライオスに声をかけていますが、ライオスは何故こんな状況か分かっていないようで、そのままマルシルとの昔の思い出を回想し始めます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 9巻より
場面はまだライオスがマルシルと出会う少し前のに頃になり、ライオスとファリンはこれからマルシルと会う約束をしています。しかし、マルシルは誤解をしていて、ファリンの事を10歳くらいの女の子と勘違いしていて、無理やり兄に連れ去られたと思っているそうです。なので、ライオスに怒っていてファリンを連れ戻すかもしれないそうです。
© 九井諒子 ダンジョン飯 9巻より
第58話 サキュバス-1-
有翼の獅子を探して迷宮の先へ進んでいると、夜営跡が見つかります。ライオスは最奥の扉の前で見た夜営跡と似ていると思い、近くに誰かいないか探そうとしますが、マルシルはもうへとへと、と言いひとまず休もうと提案します。各々が休む準備をしようとしますが、イヅツミはライオス達の歩みが遅くこの調子ではいつ迷宮の底に辿り着くんだ?と不満を口にします。
© 九井諒子 ダンジョン飯 9巻より
自己中心的な性格のためチルチャックが忠告しても聞く耳を持たず、イヅツミは一人で行動した方がいいような言動をし、そのまま好き勝手に行動してしまいます。気ままにセンシを探して水場の辺りに来ると、やせ細った身体、恍惚の表情で倒れているセンシをイヅツミは発見します。
© 九井諒子 ダンジョン飯 9巻より
第59話 サキュバス-2-
イヅツミ以外の全員がサキュバスに精気を吸い取られ、行動不能になってしまいます。マルシルから今すぐ逃げて誰か助けを呼ぶように言われますが、イヅツミは一人で十分と、逃げずに一人でサキュバスの群れを倒そうとします。サキュバスを見なければいいのだろうと簡単に考えるイヅツミですが、いきなり母親の姿をしたサキュバスを見てしまいます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 9巻より
第60話 有翼の獅子
場面は少し戻り、サキュバスが牛乳を飲むのか試そうと、ライオスが皆と分かれて不用意に単独行動をしたところから始まります。牛乳を取りに来ますがもう残っておらずがっかりしていると、マルシルが現れてライオスを誘惑してきます。ライオスはマルシルでないと直感し、マルシルの姿をしたサキュバスだと思い攻撃しようとします。
© 九井諒子 ダンジョン飯 9巻より
しかし、マルシルの姿をしたサキュバスに上手く丸め込まれ、さらにライオスの大好きな魔物の姿を見せてライオスの気を引いてライオスに信じて欲しいと言うと、ライオスは騙されてあっさりとサキュバスに精気を吸い取られてしまいます。気絶したライオスは夢の中で翼獅子を名乗る獅子に出会い、翼獅子からこの国の救世主としての自覚を持つように注意されます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 9巻より
第61話 焼き歩き茸
穴から落ちてしまったカブルーは、一緒に落ちてしまったカナリア隊 隊長ミスルンと行動を共にする事になります。迷宮の謎を知りたいカブルーはこれを機に、ミスルンがどんな人物なのか、取り入る隙はないか探ろうとします。そして、長命種たちが隠匿したがる迷宮の謎を明かそうと考えます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 9巻より
第62話 六日間
ミスルンは、私はかつて迷宮の主だった、と言い40年程前の迷宮にまつわる過去の顛末を語り始めます。しかし、その話は恐ろしいほど複雑でカブルーでもいまいち理解できておらず、整理が必要でした。時間は余っていたため話を整理する事に問題はありませんでしたが、それよりもミスルンがあらゆる欲求を“感じない”体のため、食事や睡眠を自分一人ではこなせず、果てはトイレの世話までカブルーがしないといけない状況が問題でした。
© 九井諒子 ダンジョン飯 9巻より
おまけ モンスターよもやま話-9-
コミックのおまけ、モンスターよもやま話の9です。今回は、
・バロメッツ
・デュラハン
・サキュバス
のよもやま話が収録されています。
その中のバロメッツの話です。魔物が大嫌い、生理的に無理、なカブルーはバロメッツが魔物なのか、植物なのかを気にします。バロメッツは魔力の多い土地に育つ植物だとミスルンは言いますが、色々話した後、結局はバロメッツが魔物なのか、植物なのか、動物なのかは気持ち次第だと話します。
© 九井諒子 ダンジョン飯 9巻より
まとめ
このマンガがすごい!2016等を始め、他にも色々受賞しているダンジョン飯 9巻のネタバレ、感想です。
9巻は最初から8巻とは話が繋がっていないように見えますが、回想部分でライオスとマルシルの出会った頃の話が描かれていて、楽しめると思います。8巻と繋がっていない部分に関しても、ミスルンとカブルーの落下後の救助が来るまでの話を見れば、何となく話が繋がるようになっていると思います。
物語は有翼の獅子にライオスが導かれ始めていますが、ミスルンの過去話を見ると、ライオスの望みを叶え更なる欲望を悪魔が引き出し始めているとも、受け取れるような気がします。第60話を見ると、有翼の獅子はマルシルにも目をつけているようにも見えますが、今後の展開が気になります。
10巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。
ダンジョン飯、9巻 発売中です。
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