TVアニメ 葬送のフリーレンのネタバレ、感想です。詳しい内容は、TV放送だけでなくABEMA等のネット配信でも視聴出来ます。第2回以降は、毎週金曜よる11時「FRIDAY ANIME NIGHT (フラアニ) 」にて放送されます。
前回、第25話の記事はこちらです。
目次
第26話 魔法の高み
冒頭、フリーレンとフリーレンの複製体による派手な攻撃魔法の撃ち合いが行われます。そして前回、フェルンがフリーレンの複製体にゾルトラークを撃ち込むシーンに繋がります。フリーレンの複製体に直撃したように見えましたが、フリーレンの複製体は防御魔法でゾルトラークを防いでおり、複製体を倒すまでには至りませんでした。しかしフリーレンにとってはゾルトラークを複製体に防がれるのも想定の範囲内だったようで、ここから先は消耗戦だ、とつぶやきます。
一方、ラヴィーネはリヒターとコンビを組んで、カンネとラヴィーネの複製体と対峙していました。デンケンの指揮の下、自分にとって苦手な相手を複製体にぶつけて、さらに一人で勝てない相手には数で対処するように、各々が分散して複製体と戦っていました。
全員が複製体相手に有利に戦いますが、作戦会議の時からゼンゼ、フェルン、デンケンの複製体を探知出来ておらず、これが懸念点として残っていました。精度の高い近距離探知で探す作戦を取りますが、ラヴィーネとリヒターがカンネとラヴィーネの複製体を倒した次の瞬間、突然ゼンゼの複製体が現れ、ラヴィーネは髪を使った魔法攻撃をくらって倒れてしまいます。
ラヴィーネとリヒターが脱出、不合格に
リヒターは近距離探知を怠っていなかったようですが、ゼンゼの複製体はその探知に引っかからないように接近し、ラヴィーネを攻撃したようです。さらにリヒターもゼンゼの複製体の髪を使った魔法攻撃をくらい重傷を負います。仕方なくラヴィーネとリヒターは瓶を割って、脱出用のゴーレムで迷宮の外に脱出します。
デンケンがラヴィーネとリヒターの近くにいて、加勢に向かっていましたが間に合いませんでした。デンケンはゼンゼの複製体を見付けますが隙が見当たらず、手を出せずにいるとユーベルとラントが合流します。ユーベルはゼンゼの複製体を大体なんでも切る魔法(レイルザイデン)で倒すと言いますが、ラントからゼンゼには通用しないと言われてしまいます。ユーベル自身も、自分がデンケンやヴィアベルよりもはるかに弱いと自覚していました。それでもユーベルはゼンゼの複製体に対して自信を見せ、レイルザイデンをゼンゼの複製体に仕掛けます。
ゼンゼは自分の複製体の相手がユーベルと分かり、2年前の二級魔法使い試験を思い出します。当時試験官を担当したブルグ一級魔法使いは、“不動の外套”というあらゆる攻撃魔法を通さない防御魔法の使い手でしたが、三級魔法使いになったばかりのユーベルのレイルザイデンによって殺されてしまいます。ユーベルは殺害行為によって二級魔法使い試験を失格になりますが、試験後ゼンゼに“不動の外套”をどうやって打ち破ったか聞かれて、布をハサミで裁断する音が好きだった、と答えます。話が見えないと問いただすゼンゼに、イメージの話で、布っていうのは切れて当たり前の物だ、とユーベルは断言します。
レイルザイデンでゼンゼの複製体を切り裂く
ユーベルは自分が切れるとイメージ出来れば、防御魔法がかかっていようがレイルザイデンでなんでも切れるようで、ゼンゼの髪には防御魔法に匹敵するほどの魔法が何重にもかけられていましたが、レイルザイデンでゼンゼの複製体を髪ごと切り裂き、ゼンゼの複製体を倒します。
場面は変わりメトーデとヴィアベル達が合流し、ヴィアベル達にフリーレンがシュピーゲルを倒すまで時間稼ぎをする必要がある事を教えます。ヴィアベル達にデンケンの複製体を頼むと、メトーデはフェルンの複製体を足止めすると自ら申し出ます。メトーデはフェルンの複製体に拘束魔法が通用する事を、事前に本人の体で確かめていて、フェルンの複製体は拘束魔法で足止めすると言います。
順調に複製体を倒せているように見えましたが、デンケン達の所に倒したはずのユーベルやラヴィーネ、カンネ、ラオフェンの複製体が無傷で復活して現れます。どうやらシュピーゲルを倒すまで、複製体は倒しても復活するようで、ラントは、もう引き際でしょ、これ、と弱音を吐きます。
一方、フリーレンの複製体と戦っているフリーレンとフェルンですが、フェルンは魔力探知の隙を見抜けず苦戦していました。作戦会議の時にも、魔力探知の隙だけでは殺しきれないとフリーレンに言われ、もっと大きな隙があれば勝てるとフェルンはつぶやきます。
するとフリーレンは、なら隙を作ろう、私が隙を見せれば相手はもっと大きな隙を見せる、と言います。そしてフリーレンはフェルンに、フェルンが勝てると思っているのなら勝てる、と断言します。フェルンが、何故そう言い切れるのですか?と、聞くと、だって“私”はフェルンのことをなめているから、とフリーレンは笑顔で答えます。
場面は複製体との戦闘に戻り、フリーレンが攻撃を受けてダメージを負い、わざと隙を見せると、フリーレンの複製体はさらにフリーレンに攻撃を加えようと大きな隙を見せます。その隙をついてフェルンはゾルトラークをフリーレンの複製体にくらわせ、致命傷を負わせます。
魔法の高み
フリーレンの複製体に止めを刺そうとするフェルンですが、突然魔力をまったく感じない攻撃をフェルンはくらってしまいます。フェルンはこの攻撃を魔法として認識できず、これが魔法の高みなんですね…、とフェルンは言い、フリーレンの複製体の攻撃を素直に凄いと思います。
しかしフリーレンの複製体は隙だらけとなり、この隙をフリーレンは見逃さずフリーレンの複製体に止めを刺します。そして、扉の向こうの宝物庫へと進みシュピーゲルを倒します。各地で戦っていた複製体はシュピーゲルが倒されると、塵となって消えていきます。
第二次試験終了、しかしフリーレンはいつも通りミミックにくわれる
ゼンゼは最深部の宝物庫にたどり着いた12名全員に、第二次試験合格を伝え試験は終了します。デンケンは一番の功労者のフリーレンを探しますが、フリーレンは宝物庫の宝箱を見て我慢できなかったようで、早速宝箱を開けています。しかし、その宝箱はミミックでフリーレンはくわれてしまい、暗いよー!!怖いよー!!と、叫び見事に第23話の再現となります。
まとめ
第26話の内容は原作だと、6巻54話「大体なんでも切る魔法(レイルザイデン)」から6巻55話「第二次試験終了」までになります。
第26話では、第二次試験が終了し受験者12名が合格します。過去4回のゼンゼが担当した試験では、いずれも合格者は0人だったので、それに比べれば大量の合格者です。
フリーレンの複製体との戦闘では派手な魔法攻撃の撃ち合いが行われ、作画にもかなり気合が入っていました。激しい戦闘の結果、フリーレンの複製体は奥の手をフェルンに見せますが、フリーレンいわく、あれを見せるほど追い詰められたのは80年振りだそうです。80年振りというと、その頃フリーレンは魔王討伐の旅をしている頃なので、前にフリーレンが追い詰められて魔力を感じない謎の攻撃をしたのは、もしかしたら魔王相手にかもしれません。
次は街での休息をはさんで、最終試験、第三次試験です。実は第三次試験にはフランメの師匠、ゼーリエが登場します。第三次試験がどんな試験になるか、ゼーリエがフリーレンとどう絡むか、楽しみです。
第27話「人間の時代」
第27話「人間の時代」の記事です。
アニメ 葬送のフリーレンのまとめ記事を書いています。
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