週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第29話のネタバレ、感想です。
前回、28話の記事はこちらです。フリーレン達が何度ザインを冒険に誘っても、断られてしまいます。
大人の振り
ザインも仲間に加わり、4人で街中を歩いています。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 29話より
フェルンの誕生日だが…
第26話でフェルンがシュタルクの誕生日を祝ってあげましたが、今日はフェルンの誕生日です。しかし、シュタルクがフェルンの誕生日プレゼントを用意していなくて、フェルンが拗ねています。シュタルクもフェルンにきつい物言いをされたのか、涙目で師匠の所に帰ると出て行ってしまいます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 29話より
フリーレンはフェルンに言い過ぎだと言い、俺だってフェルンの誕生日プレゼントを用意していないとザインは言います。男は誕生日とか記念日とかは気にしない生き物だとザインは言いたかったのですが、フェルンは無言でローキックをザインにかまします。こういうのは後で膝にくるから!!とザインはフェルンに詫びて、誕生日プレゼントを買ってくると約束します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 29話より
シュタルクに話しかけることが出来ず
ザインから、あの年の男子は女の子の言動に一喜一憂するからな、追い掛けたほうがいいと思うぜ、と言われ、フリーレンからも、言った方がいいんじゃない?と、フェルンは言われます。フェルンは広場まで行きますが、広場にいるシュタルクに声をかけれません。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 29話より
一方、ザインは町のお店でフェルンの誕生日プレゼントを選んでいます。フェルンの髪飾りが蝶だったので、蝶の飾りがついたポーチを手に取って選ぼうとしていると、いつの間にかフェルンが後ろに立っています。可愛いポーチですね、とフェルンが話しかけると、嫌いか?とザインがフェルンに聞きます。ポーチ自体は嫌いではないようですが、ザインが女な慣れしていそうで不快だ、とザインにキツイ一言を言います。そして、フェルンは広場にシュタルクが居たが話しかけれなかったことを伝えます。ザインは、同年代の男子との接し方が分からないのも青春だと言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 29話より
フェルンに好きなのを誕生日プレゼントに選んでいいと、ザインは言いますが、フェルンは、いいえ、結構です、と断ります。じゃあ、勝手に選ぶな、と言いさらに、プレゼントを忘れたとしても怒りすぎだと思うぞ、とザインが言うと、フェルンは、私はシュタルク様の誕生日にプレゼントをあげました、と言います。ザインはそこから、シュタルクの誕生日プレゼントの時は一緒に選んだのだと推測し、先ほどフェルンに“好きなの選んでいい”と言って断ったのは、一緒に選んだ思い出が大切だと思っているからだ、とザインは言います。そして、さっさとシュタルクに謝って、一緒にプレゼントを選んでくるように、フェルンに忠告します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 29話より
無事、二人は仲直り
フェルンは広場にいるシュタルクに話しかけようとすると、本当は一緒に誕生日プレゼントを選びに行きたかったが、嫌がられると思って言い出せなかったと、先にシュタルクが誤ってきます。フェルンは嫌がったりなんかしませんよ、と言いその後素直にシュタルクに謝ります。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 29話より
その様子を町の建物の屋根から、フリーレンとザインが様子を見ています。ザインは、大人なら人との距離感がわかるが、若者は衝突してしまう、今まで苦労しただろう、ガキの世話は大変そうだな、とフリーレンを労います。しかし、フリーレンは他人との距離感というものが分かっておらず、ザインは、ガキ3人だったかぁ…、と呟きます。ザインはフェルンがフリーレンの所にではなく、自分の所に来たことを意外に思ったのか、誰と重ねているんだろうな、とフリーレンに話します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 29話より
フリーレンは、フェルンはハイターに育てられたからね、と言うと、そんな偉大な僧侶と比べられちゃたまらない、とザインはつぶやきます。しかしハイターは全然偉大じゃないよ、とフリーレンは言い、酒飲みでよく二日酔いになっていたし、好き嫌い多いし、よく嘘もついた、とハイターが生臭坊主だった事を教えます。ザインはそれを上回る破戒僧だけど、付け加えると、悪かったなとザインが言い、そして、ザインにとってハイターは頼りがいのある爺さんで、俺とは違って理想的な大人だったよ、と意外に思います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 29話より
フリーレンとハイターとの思い出
それを聞いて、まだハイターが生きている頃の事をフリーレンは思い出します。ハイターが大人っぽくなっていて変わったと、フリーレンが言うと、理想の大人を目指して大人の振りをして、それを積み重ねてきただけです、きっと私は死ぬまで大人の振りを続けるでしょう、とハイターは答えます。そして、フェルンのような努力家はたくさん褒めて導いてあげないと、ハイターが言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 29話より
すると、それじゃあ死ぬまで大人の振りを続けたハイターは誰が褒めてくれるの?と、フリーレンはハイターに聞きます。そのために女神さまがいるんですよ、天国行くまではお預けですが、とハイターが答えると、じゃあこっちでは私が褒めるよ、とフリーレンが言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 29話より
しかし、エルフに人間の気持ちは分からないでしょう、どう褒めるつもりですか?とハイターが聞くと、フリーレンは無言でハイターの頭をなでてあげます。ハイターは、…思いのほか悪くはないですね、と笑顔で言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 29話より
そんなハイターとのやり取りを思い出しながら、フリーレンはザインの頭をなでてあげます。ザインに、ちゃんと大人やれていると思うよ、とフリーレンは言いながら頭をなで続けると、これがお姉さんからだったら、最高だったんだけどな…、とザインは少し寂しそうに言います。しかしフリーレンは、私ほどのお姉さんはなかなかいないよ、と自信満々に言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 29話より
まとめ
26話ではシュタルクの誕生日の話でしたが、今回はフェルンの誕生日とハイターの過去話です。シュタルクはフェルンと一緒に誕生日プレゼントを選びたかったようですが言い出せず、結局誕生日プレゼントを用意できずに口喧嘩になったようです。しかしフェルンは不機嫌になるとツッコみもローキックになるようで、ザインも仲間になって早々に大変です。
ハイターとフリーレンの過去話では、大人の振りを続けるハイターを誉めて上げるフリーレンが描かれていますが、同じ僧侶のザインにも同じように誉めて上げてます。見た目はともかく、フリーレンは昔から意外とお姉さんをしていますね。
次回、馬車に乗って移動していると、鳥形の魔物に襲われます。
最新刊、葬送のフリーレン 2巻です。
発売中のコミック 2巻のネタバレ、感想も書いています。
12月18日(金曜)に葬送のフリーレン 3巻、発売予定です。
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