週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第49話のネタバレ、感想です。
前回、48話の記事はこちらです。いよいよ、第二次試験が開始されます。
魔法による複製体
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 49話より
多数のモンスターや罠
デンケンのチームが零落の王墓の攻略を進めますが、床を踏むと天井が落ちてくる罠や、進むとガーゴイルが襲ってくる部屋など、危険な罠が多数あります。ガーゴイルに襲われている間に、一人が罠にかかり壁の向こうに閉じ込められてしまいます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 49話より
多分、第1パーティーのレンゲと言う名前の受験生だと思いますが、罠にかかってしまいこのままだと串刺しになってしまいそうです。デンケンが魔法で壁を壊し助け出そうとしますが、壁は全く壊れず仕方なくデンケンは瓶を割って脱出用のゴーレムを呼び出します。脱出用のゴーレムがレンゲを助け出し、迷宮の外まで運び出します。しかし、早速一人が不合格になってしまいます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 49話より
フリーレンのチームは…
一方、前回ミミックの罠にかかってしまったフリーレンですが、フェルンが引っ張り出そうとしても駄目なようで、フリーレンはちぎれちゃうからいったん引っ張るのやめよ?と、フェルンに言います。こういうときはね、逆に押し込むんだよ、とフリーレンはフェルンに教えて、何とかミミックから脱出します。フリーレンはフェルンに怒られながらも、迷宮の攻略を進めます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 49話より
迷宮を進んだ先にガーゴイルが設置されていますが、ガーゴイルが動き出す前に倒し、宝箱からメダルを入手します。このメダルは色んな場所で見かけているようですが、どっかの好事家が集めているらしいです。フリーレンは正規のルートだと分かっているのに、わざわざ引き返し、正規のルート以外も進もうとします。これは、前回ヒンメルが言っていたように、全てのルートを踏破してから次に進むべき、という考え方をフリーレンも実践しているのだと思います。しかし別のルートを進んだ先でも、フリーレンはミミックに引っかかってしまいます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 49話より
しかし、迷宮の攻略自体は順調のようで、フリーレンは未踏破の迷宮にしてはおかしい、構造的にもう最深部に近いはずだし…、と警戒します。一旦休憩を取ると、フリーレンは途中で手に入れたガラクタを見て、結構いい物が手に入ったと喜びます。一緒に付いて来ているゼンゼはそれを見て、わからんな、と言います。
フェルンはフリーレンの事だと思いますが、ゼンゼが言っていたのはフェルンの事でした。フェルンが相当な修練を積んでいて優秀な魔法使いなのに、フェルンから情熱も執念も感じられないため、不思議な子だ、とゼンゼはフェルンに言います。すると、自分はとある人に恩を返すために一人前の魔法使いになった、きっとその時に情熱も執念も使い果たしてしまったのだろう、とフェルンはゼンゼに言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 49話より
なら何故君は魔法の探求を続けているんだ?と、ゼンゼが聞くと、フェルンはフリーレンを見て、楽しそうでしょ?と、言います。そして、フェルンが初めて迷宮に潜った時もフリーレンはガラクタみたいな魔道具を集めて楽しそうに笑っていた、とゼンゼに言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 49話より
フェルンはそんなフリーレンを見て、釣られて笑ってしまったと話します。フェルンは、そんなフリーレンの姿が好きだから、一緒に魔法を追い求めているんだと思います、と魔法の探求を続ける理由をゼンゼに話します。それを聞いてゼンゼは、君たちに付いてきて正解だったようだ、きっと君達ならこの過酷な迷宮も楽しむことができる、と言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 49話より
ヴィアベルのチームは…
一方、ヴィアベルのチームも迷宮の攻略を進めていますが、エーレが突然魔法によって拘束されてしまいます。エーレは魔力を消した魔法使い三人に奇襲されていると、ヴィアベルに言います。その後すぐに魔法で攻撃されますが、ヴィアベルも魔法で攻撃を防ぎます。エーレに掛けられた魔法は、見たものを拘束する魔法(ソルガニール)で、何故かヴィアベルの魔法で攻撃されています。ヴィアベルはシャルフに視界を遮るように指示します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 49話より
よく見ると少し離れた場所にヴィアベル達と姿がよく似た、魔法使いが三人います。ヴィアベルはその姿を見て、零落の王墓が難攻不落だったわけだぜ、とつぶやきます。そして、シャルフには『俺』を、エーレには『シャルフ』を狙うように指示します。ヴィアベル自身は『エーレ』を叩くと言い、突破するぞ、と二人に発破をかけます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 49話より
一方、デンケンのチームはラオフェンに似た者に襲われましたが、既に倒しています。デンケンは、魔法によって作られた複製体だと言い、魔族か魔物の仕業だろうと推測します。この複製体は姿だけでなく魔力も技量もラオフェンに似せていて、記憶さえも利用している可能性がある、とデンケンは言います。救いがあるとすれば一目見て偽物だと分かるところだな、とリヒターは言いますが、複数の複製体を同時に操れるとしたら、恐ろしいほどの脅威になりますね、と別の仲間が言います。デンケンは、徒党を組んでいて正解だった、対処できる手段も増える、と言うと迷宮を進んでいきます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 49話より
デンケンのチームが扉の先に進むと、部屋がありその部屋にはフリーレンの複製体がいました。デンケンは、これが試験でなかったら、儂はとうに瓶を割っておる、と言いながら杖を構えて、フリーレンの複製体に備えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 49話より
まとめ
前回から第二次試験が始まり、零落の王墓の攻略を皆が進めていますが、魔法の複製体という難敵が現れます。前回で零落の王墓は未踏破の迷宮と判明していますが、どうやらこの魔法の複製体がいるせいで、この迷宮は難攻不落のようです。
ヴィアベルやデンケンのチームの攻略法を見る限り、別の人間が複製体の弱点をつくような攻撃をすれば、倒せないことはないようです。魔力や技量や記憶をコピーしているようなので、複製体の攻撃は予想しやすいと思いますが、最後にフリーレンの複製体が出てきています。さすがにフリーレンと同等の魔力をコピー出来てはいないと思うので、フリーレンの劣化版複製体だと思いますが、デンケンのチームはどのように攻略するでしょうか?
そして、フリーレンの所にはどのような複製体が出てくるでしょうか?
次回、ユーベルとラントはユーベルの複製体に襲撃されます。
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