週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第57話のネタバレ、感想です。
前回、56話の記事はこちらです。フリーレンとフェルンが喧嘩をして、フェルンがブチギレしまいます。
第三次試験は、ゼーリエが直接担当
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 57話より
第二次試験の結果に異議
冒頭、ゼーリエが大陸魔法協会にまで出向いてきています。ゼンゼに何故、私が出向いたか理由を聞きますが、ゼンゼは黙ったまま何も答えません。ゼーリエは、第二次試験の合格者が12名と多すぎる、と言います。今の一級魔法使いには協調性が無いので、全員協力型の試験は大いに結構だが、受験者の中にフリーレンがいたことが問題だと、ゼーリエは言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 57話より
フリーレンはあってはならないほどの実力の持ち主だったため、第二次試験で実力に見合わない者まで大勢合格してしまった、従来通りの第三次試験ではそいつらは全員死ぬことになる、とゼーリエは続けて言います。そして、ゼーリエは自ら第三次試験は私が担当すると言い、従来の担当者のレルネンに異論はないか聞きます。レルネンは、受験資格が無くて困っていたフリーレンに話しかけ、聖杖の証を見て一級試験を受けれるようにしてくれた人物でした。レルネンは、フリーレンが魔力を制限していたことを一目で見抜いていて、ゼーリエにも匹敵するほどの絶大な魔力だと、ゼーリエに言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 57話より
ゼーリエはファルシュにも魔力の揺らぎに気付いたか聞きますが、ファルシュはフリーレンの魔力の揺らぎに気付いていませんでした。フリーレンの魔力は制限されたものとは思えないと言い、仮にそれが可能だったとしても途方もない時間が必要だから、とても実用的な技術とは思えないと言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 57話より
しかしゼーリエは、フリーレンは魔族を欺くために、その実用的でない技術に生涯を捧げたと言います。非効率極まりないが、その非効率が相手の隙を生み出し、フリーレンは魔族を打倒してきた、とゼーリエはレルネンに話します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 57話より
ゼーリエはレルネンに、フリーレンの魔力制限をたった一目で見破ったのは魔王だけだと言い、同じく一目で見破ったレルネンを評価しますが、レルネンは偶然僅かな揺らぎが見えたと言い、あくまで偶然だったとゼーリエに答えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 57話より
話を終えたゼーリエは部屋を出ていき、第三次試験を行う場所へと向かいます。ゼーリエが向かっている途中、結局レルネンにも私の魔力の“揺らぎ”が見えなかった、本当に残念だと独り言をつぶやきます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 57話より
第三次試験はゼーリエによる面接
そして、受験者に第三次試験の内容が伝えられます。フリーレンは大魔法使いゼーリエによる面接だと聞くと、私とフェルンを受からせる気はないね、とフェルンに話します。ゼーリエは直感で合格者を選ぶつもりだろうね、とフリーレンは言い、その直感はいつも正しい、私は未だにゼーリエが望むほどの魔法使いになれていない、とフリーレンは冷静に分析します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 57話より
カンネがゼーリエのいる部屋に入りますが、ゼーリエはカンネの方を見もせずに、不合格だ、帰れ、と言い放ちます。カンネが理由を聞くと、カンネはゼーリエの魔力に恐怖を感じていて、一級魔法使いになった自分の姿をイメージできないから、魔法の世界ではイメージできないものは実現できない、と理由を言うと、再び帰るように言います。そして、他の受験者にも次々と不合格を言い渡します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 57話より
続いてフリーレンが部屋に入ってきますが、ゼーリエはフリーレンにも一級魔法使いになった自分の姿がイメージできていない、と言います。しかしイメージできていない理由は、ゼーリエが合格を出すとは微塵も思っていないからで、ゼーリエは一度だけチャンスをやるとフリーレンに言います。好きな魔法を言ってみろ、とゼーリエが言うと、フリーレンは花畑を出す魔法だと答えます。それを聞いて、ゼーリエは実にくだらない、不合格だと言います。それを聞いてフリーレンは、そう、とだけ言うと、部屋を出ていこうとします。愚弄されても食い下がりもしないフリーレンに、魔王を倒したことが到底信じられん、とゼーリエは言いますが、フリーレンは私一人の力じゃない、運が良かった、とゼーリエに答えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 57話より
フリーレンとヒンメルとの出会い
そして、フリーレンはヒンメルと旅をしていた時の事を思い出します。フリーレンがヒンメルに、どうして私を仲間にしたのか聞くと、ヒンメルは昔、子供の頃にフリーレンと会った時のことを話し始めます。ヒンメルは子供の頃、森に薬草を取りに入って道に迷ってしまいます。そのとき一人のエルフが人里の方向を教えてくれます。ただそのエルフは、本当に方向を教えるだけで励ましの言葉一つ口にせず、子供だったヒンメルはなんて冷たい人だと思います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 57話より
そんな子供の不安を感じ取ったのか、ただの気まぐれなのか、そのエルフは子供だったヒンメルに花畑を出す魔法を見せてくれます。子供だったヒンメルは、生まれて初めて魔法が奇麗だと思った、とフリーレンに話します。フリーレンの回想は終わり、ヒンメル達と出会わせてくれたのは師匠が教えてくれたくだらない魔法だ、とフリーレンはゼーリエに言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 57話より
フェルンの面接
そしてフリーレンはゼーリエに、フェルンはゼーリエの想像を超えるよ、人間の時代がやってきたんだ、とフェルンの事を教えます。しかしゼーリエはフェルンを見て、フェルンも他の受験者と同様、私の魔力を見て立ち竦んでいる、と思います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 57話より
しかし、フェルンがゼーリエを見て何かに気付いたのを感じ、何が見えている?と、フェルンに質問します。フェルンは、…揺らいでいる、とゼーリエの魔力が揺らいでいると、見抜いて指摘します。それを聞いてゼーリエはフェルンに、私の弟子になれ、と言いますが、フェルンは、嫌です、と即答します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 57話より
まとめ
第三次試験は以外にも、ゼーリエが直接面接をして、合格、不合格を判定する内容でした。ゼーリエの面接で、受験者全員の合否結果を来週までに明らかにして、一級魔法使い試験編は終了のようですね。
第二次試験で活躍した脱出用ゴーレムを開発したレルネンが出てきましたが、この人は37話で一級魔法使い試験の受験資格が無いと困っていたフリーレンに話しかけた老人でした。一級魔法使い試験編が始まって、すぐ辺りで登場してましたね。
このままいけばフェルンが一級魔法使いの資格を取りそうですが、資格を取れば北部高原へと行けるので、魂の眠る地(オレオール)への旅を再開出来そうです。
次回、さらに高みへと連れていける、とゼーリエはフェルンに弟子になるように言います。
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