【ネタバレ】葬送のフリーレン 第88話「ソリテール」の感想

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週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第88話のネタバレ、感想です。

 

前回、87話の記事はこちらです。フリーレンはマハトの100年分の記憶を解析しようとします。

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ソリテール

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 88話より

人類を理解する

人類を理解したいと思うようになったマハトは、悪意や罪悪感を知ろうと人を次々と殺しますが、なんの感情も湧かずマハトは悪意や罪悪感を理解できていません。マハトが誰もいなくなった村を歩いていると、何者かがマハトを攻撃する機を建物の陰から窺っています。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 88話より

 

男は北側諸国 三大騎士が一人ヴァールハイトと言う名前で、皇帝陛下の勅命でマハトを始末に来ました。マハトはヴァールハイトには興味が無いようで、俺に構わないでくれ、と言い捨てます。しかし、ヴァールハイトは問答無用でマハトを攻撃します。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 88話より

 

ヴァールハイトはマハトに、まだこの村は黄金に変えていないようだな、と言い、マハトが今まで集落を襲撃した時に、黄金に変えた集落とそうでない集落があって、黄金に変えるには何か複雑な発動条件があるのでは、と推測します。そして、私はその条件を満たせるような隙は与えないぞ、とマハトに言いますが、マハトはヴァールハイトの言葉を聞いて馬鹿にしたような笑みを見せます。そしてマハトは、黄金に変えるかどうかは、ただの気まぐれだと言うと、ヴァールハイトをあっという間に黄金に変えてしまいます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 88話より

 

黄金に変わってしまったヴァールハイトに、何故初めから黄金に変えなかったのか?理由は単純だ、つまらないからだよ、とマハトは言うと、少なくとも俺はこんな戦いは嫌いだ、と言い残し村を去っていきます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 88話より

 

場面変わって、マハトは海の浜辺にいる魔族に会いに来ていました。魔族は人類について研究している変わり者で、名前はソリテールと名乗ります。ソリテールはマハトに握手を求めますが、マハトはソリテールを無視しして浜辺に打ち上げられているイルカの方を見ます。マハトはイルカを見たことが無いようで、海にはこんあに大きな魚がいるんだな、とソリテールに言います。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 88話より

 

ソリテールは、やっぱり魚に見えるんだ、とマハトに言うと、造船所を再利用して作った小屋にマハトを案内します。小屋には骨格標本があり、イルカと何かの魚の骨格標本がつるされています。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 88話より

 

ソリテールは収斂進化という言葉を知っている?とマハトに聞いた後、魚類と哺乳類の骨格は全然違うとマハトに教えます。そして、哺乳類の方の祖先は元々陸の生き物だったが、海で暮らし始めて長い長い年月が経って、やがて大きな魚とそっくりな見た目になってしまった、とソリテールはマハトに話します。同じような姿でも、全く別の生き物だと言い、ソリテールは笑いながらマハトに面白いでしょ?と、話しかけます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 88話より

ソリテールに人類に感情について質問するが…

マハトは、何故魔族に“悪意”や“罪悪感”といった感情がないのか質問しますが、随分くだらないことを聞きにきたのね、とソリテールはマハトの質問をくだらないと切り捨てます。そして、人を欺くたびに心を痛めていたら、魔族はとうの昔に絶滅している、とソリテールは答えますが、マハトは心を痛めるという事がどういうことかが分かりません。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 88話より

 

ソリテールはマハトに、私達には一生分からない感情だよ、と答え、魔族の姿も言葉も振る舞いもすべては人を欺き捕食するために獲得した、進化の証だと断言します。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 88話より

 

さらにソリテールは、姿形は似ていても私達は人類とは程遠い、と言います。そして、私達は人類の言う所の“人食いの化け物”で全く別の生き物なんだから、わからない感情があるのだって当たり前のことだ、とソリテールはマハトに言います。マハトは、人類の感情が理解できれば共存できるかもしれない、と自分の考えを明かしますが、共存か、面白いね、君、とソリテールに言われてしまいます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 88話より

全知のシュラハト

マハトが感情を理解しようと人の死体を眺めていると、シュラハトが現れます。シュラハトはマハトに、南の勇者を討つのに協力して欲しい、と協力を求めます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 88話より

まとめ

前回に続き、マハトの記憶をたどっていっています。マハトは今回新たに登場した魔族、ソリテールに人の感情について質問しますが、くだらないことを聞くと一蹴されてしまいます。ソリテールは人類について研究しているので、マハトに何か新たな発見を与えそうでしたが、今のところ何もないようです。

そして、全知のシュラハトが登場します。シュラハトは第63話の南の勇者の話の時に出てきましたが、南の勇者の戦いの時マハトがどう関わっていたかが、新たに判明しそうです。

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次回、マハトは魔王軍がどうなろうと知ったことではない、と南の勇者を討つための協力を拒否します。

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