【ネタバレ】ヒナまつり 第九十五話『幸せのかたち』の感想

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ハルタ 2020年 volume 71に掲載されているヒナまつり 九十五話のネタバレ、感想です。

 

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元祖セクシーバーテンダー詩子

© 大武政夫 ヒナまつり 95話より

母親との会話

バー「Little Song」のバーテンダー、詩子は着替えをしながら母親と電話をしています。詩子の最近の話から、お決まりの早く孫が見たいという話をされてしまいます。

© 大武政夫 ヒナまつり 95話より

 

母親からアンタの幸せを思って言ってるのよ、と言われますが、詩子は気にする事もなく、母親との電話を切ります。詩子は、何が幸せかなんて自分で決める、それが私の生き方なのよ!と一人呟きながら仕事に出かけます。

© 大武政夫 ヒナまつり 95話より

Little Songの現状

バー「Little Song」でサブ達常連と会話する詩子ですが、サブから最近の「Little Song」はいい感じだと言われます。しかし、詳しく話を聞いてみると瞳がバーテンダーをしていた時は、客も多く文化政治経済の話が飛び交うような客層でいづらかったそうです。

© 大武政夫 ヒナまつり 95話より

 

サブの隣のおっさんからも瞳ちゃんレベルを求められちゃたまんねぇでしょ?と言われ、場末には場末の客よ、と「Little Song」を場末扱いされ、仕事中にもかかわらずタバコを勧められてしまいます。納得のいかない感じの詩子ですが、隣の客から会計をお願いされまずはそちらの会計をすませます。

© 大武政夫 ヒナまつり 95話より

 

客の会計を済ませた後、このままでいいのか悩み始めた詩子はネットでの宣伝に力を入れた方がいいのかしら、と考えスマホで「Little Song」の評価を確認します。が、評価は散々で瞳がいた頃と比べて、詩子がバーテンダーをしている今は詐欺同然だという内容です。これには詩子もショックを受けて、サブに八つ当たりをした後、その日は早々に店仕舞いをしてしまいます。

© 大武政夫 ヒナまつり 95話より

ボーリングでストレス発散

自分のバー「Little Song」がネットで散々な評価だったことに、ブチギレながらボーリングをする詩子ですが、幸せ感じた~い!!と大声で叫びながらプレイしています。ボーリング場のスタッフがさすがに他のレーンの客に迷惑になると止めようかと別のスタッフに相談しますが、別のスタッフいわく詩子はセミプロで、ストレス解消と同時にプレイに集中する事で心を落ちつかせるから、そっとしておけと言います。

© 大武政夫 ヒナまつり 95話より

 

そして、しばらくすれば静かになる、それがクソッタレなシャバを生き抜く詩子なりの方法だとそのスタッフは語ります。その言葉通り、途中から静かにボーリングした詩子のスコアは最終的に274になりました。

© 大武政夫 ヒナまつり 95話より

 

一応ストレスを発散した詩子がボーリング場から帰っていると、屋台をしているアンズが男性客二人に絡まれている場面に出くわします。アンズが屋台を片付けた後に、男性客がラーメンを出すように無理を言っているようで男性客は酔っています。

© 大武政夫 ヒナまつり 95話より

 

見かねた詩子は、女ひとりながら酔っている男性客二人にやめるように止めに入ります。しかし、詩子はバーテンダーで酔っている客の扱いには慣れており、男性客二人に別のラーメン店を勧めて男性客二人をあしらいます。結果的に詩子の説得が効いて、男性客二人はアンズに絡んだことを謝って去っていきます。

© 大武政夫 ヒナまつり 95話より

 

アンズは詩子に助けてもらったお礼を言いますが、詩子が別のラーメン店によく通っている事はしっかりと覚えていて、詩子をチクリとやります。しかし、女一人で酔った男性客を軽くあしらった詩子がカッコよく見えたようで、詩子が一人でお店をやっていることもあり、アンズは相談に乗って欲しいと詩子にお願いします。

© 大武政夫 ヒナまつり 95話より

アンズの相談

バー「Little Song」に来たアンズは詩子のお店に感激して、バーテンダーとして働く詩子の姿も尊敬のまなざしで見つめます。詩子はノンアルコールのカクテルをアンズに出してあげた後、アンズの相談を聞きます。

© 大武政夫 ヒナまつり 95話より

 

アンズの相談内容はいつか自分のお店を持つのが夢だがなかなかお金がたまらない、詩子は一人でお店をやっているが、どうやったのか教えて欲しいという内容でした。アンズはすっかり詩子の事をキラキラした目で見つめていますが、詩子はアンズに対して共感してあげるか、温かな気持ちで応援してあげるか、悩みます。

© 大武政夫 ヒナまつり 95話より

 

結局、詩子は共感するでも、応援するでもなく、厳しめな感じでアンズに現実を教えて、説教をしてしまいます。詩子から普通に学校行って働いた方がいいと言われて、落ち込んでしまうアンズです。

© 大武政夫 ヒナまつり 95話より

 

そして、責めてるワケじゃなくて、アナタの幸せを思って言ってるのよね、と詩子は言ったところで、朝母親に言われたセリフと同じセリフを自分が言っている事に気付き、ショックを受けます。そして、…幸せって何だろうねぇと、詩子は逆にアンズに質問してしまいます。

© 大武政夫 ヒナまつり 95話より

まとめ

アメリカの通信会社のCEOやら、ロックージョンの準備やらで忙しい瞳ですが、その瞳が昔バーテンダーをしていた「Little Song」はすっかり昔の状態に戻っていました。詩子は瞳がいないお店がひどい評判な事に落ち込み、幸せ感じた~いと悩みます。そんな時、酔った男性客に絡まれているアンズを助けたことから、アンズに相談を持ち掛けられます。人生の先輩としていい事を言おうとする詩子ですが、結局自分の言ったセリフにショックを受けて、最後は幸せって何だろうかと再び悩み始めます。ちなみに詩子の当初の設定では、新田を翻弄するセクシーバーテンダーという設定らしいですが、どうしてこんなダメなバーテンダーの設定になってしまったのでしょうか。

 

次回、フェスに参加することになったネオセントラルパークですが、前日リハに遅刻しそうになってしまいます。

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