週刊少年ジャンプに掲載されている呪術廻戦 第164話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。虎杖は甘井に案内されて、池袋の劇場へとたどり着きます。
日車、領域展開を使用
領域展開「誅伏賜死(ちゅうぶくしし)」
ルール追加の交渉が決裂してしまい、虎杖と日車は戦うことになります。日車は式神のようなものを出し、虎杖は無暗には飛び込めないと日車の攻撃を警戒します。
© 芥見下々 呪術廻戦 164話より
すると日車は、領域展開「誅伏賜死(ちゅうぶくしし)」を突然使用します。周囲の景色が法廷のようなものに変わり、虎杖は領域展開が使われたと分かると、術式が発動する前に倒そうと距離を一気に詰めて蹴りを繰り出します。
© 芥見下々 呪術廻戦 164話より
しかし、虎杖の蹴りは空中で突然、止まってしまいます。日車から、ここではあらゆる暴力行為は禁止されている、お互いにな、と言われた後、日車はジャッジマンに始めるように言います。日車の式神がジャッジマンという名前のようで、ジャッジマンは虎杖が2017年7月16日に宮城県仙台市のパチンコ店「マジベガス」に客として入店した疑いがあると、虎杖の過去の行動を読み上げます。虎杖は心当たりがあったようで言葉を濁しますが、ジャッジマンは領域内の者の全てを知っている、と日車が虎杖にジャッジマンの能力を教えます。しかし、ジャッジマンの知っている事は日車には共有されないようで、判決はあくまで虎杖と日車の主張を元に下されるようです。
© 芥見下々 呪術廻戦 164話より
しかし、ジャッジマンから日車に渡された「証拠」には、今回の証拠が入っていて日車に有利ですが、「証拠」は必ずしも虎杖の疑いを確定させるものではないようです。虎杖は自分の言い分を述べて疑いを晴らし、ジャッジマンから「無罪」を勝ち取らないといけないようです。
© 芥見下々 呪術廻戦 164話より
昔の領域は「必中必殺」ではない
日車の裁判の術式や領域を見て、虎杖は天元から言われて事を思い出します。昔の術師にとって領域は今よりずっとスタンダードな技術で、理由として現在の領域に多い「必中必殺」の「必殺」の部分を省いていたから、という事を天元から説明されていました。
© 芥見下々 呪術廻戦 164話より
昔の一般的な領域は、領域内の対象に自身の“術式(ルール)”を強制(必中)させるだけでしたが、時代と共に「必殺」にこだわり領域を構築する条件のハードルが上がり、結果高度な技術となって使い手が減っていたそうです。天元の説明を思い出しながら、日車の領域は「必殺」でないことや、物理的に危害を加えないこと、更にある程度ルールを縛りで成り立っている、と虎杖は頭の中で考えます。
© 芥見下々 呪術廻戦 164話より
虎杖は有罪になったらどうなるか、日車に質問しますが、その質問に説明責任はないと言い、答えを拒否します。その代わり虎杖の選択肢は「黙秘」、「自白」、「否認(虚偽陳述含む)」の3つがあると日車は教えます。日車から早く言い訳するように促されますが、虎杖は日車が持っている「証拠」の中身を気にします。
© 芥見下々 呪術廻戦 164話より
虎杖は実際にパチンコ屋で遊んでしっかり勝っていますが、もし証拠の中身が“スカ”なら黙秘か否認をする、入店のみなら言い訳をする、証拠が遊戯も裏付けるものなら自白して罪が軽くなる事に賭ける、と3通りほどの言い訳を考えます。
© 芥見下々 呪術廻戦 164話より
虎杖は無罪を狙う
そして出した結論はパチンコ店「マジベガス」への入店は認めるが、急な便意でやむを得ずトイレを借りただけ、という②の言い訳を虎杖は選択します。証拠の中身が入店のみを裏付けるものと推測し、トイレを言い訳にして無罪を勝ち取ろうとする作戦です。
© 芥見下々 呪術廻戦 164話より
日車の番となり日車は証拠の中身を出しますが、それは換金所で虎杖が換金している場面のキャプチャでした。虎杖は入店を認めているので、トイレを借りるという言い訳は通用せず、虎杖は18歳未満でありながら遊戯目的で入店したとみられる、と日車に言われてしまいます。
© 芥見下々 呪術廻戦 164話より
虎杖は頭を抱えながら、どう言い訳しても意味ねーじゃんか、と日車に文句を言います。しかし、日車は賭博が禁じられている日本ではパチンコ店と換金所は別法人で、今回問われているのはあくまで「マジベガス」に対する入店のみだと言い、よって虎杖は「そんな店知らない」と容疑を否認すれば良かった、と教えます。そして、日車は木槌を叩きながら、ジャッジマンに判決を請求します。
© 芥見下々 呪術廻戦 164話より
有罪をくらった虎杖
すると、ジャッジマンは「有罪(ギルティ)」「没収(コンフィスケイション)」を宣言します。その瞬間、虎杖と日車は通常の空間へと戻ってきます。
© 芥見下々 呪術廻戦 164話より
有罪をくらってしまった虎杖ですが特に変化はないようで、戸惑っていると日車が木槌を投げつけて攻撃してきます。虎杖は腕に木槌を当てて防ぎますが、木槌が当たった時の衝撃で何かに気付きます。
© 芥見下々 呪術廻戦 164話より
日車はさらに接近してくると、上空の木槌が一旦消え、その後日車の手に戻り、さらに木槌が巨大化します。日車は巨大化した木槌で虎杖を攻撃しますが、虎杖は腕で木槌を受けて、体への直撃を防ぎます。しかし、木槌の攻撃で吹っ飛ばされてしまい、さらに虎杖は呪力が練れなくなっている事に気付きます。
© 芥見下々 呪術廻戦 164話より
まとめ
虎杖と日車寛見の戦いが始まりますが、日車はいきなり領域展開「誅伏賜死(ちゅうぶくしし)」を使用してきます。しかし、日車の領域は必中必殺でなく、必中のみの領域である程度の縛りも存在していました。しかし、裁判の術式に虎杖は苦戦し、有罪のペナルティとして呪力が練れなくなってしまいます。日車は100点ホルダーだけあってかなりの強者ですが、虎杖は本来の目的であるルール追加を日車にさせる事が出来るでしょうか?
次回、呪力が練れなくなり追い詰められた虎杖は、日車に2審を要求します。
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