週刊少年ジャンプに掲載されている、呪術廻戦 第239話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。鹿紫雲一と宿儺の戦い、決着です。さらに新たな宿儺への刺客が現れます。
目次
髙羽が参戦、羂索と戦闘に
場面は岩手県御所湖(ごしょこ)結界(コロニー)へ
場所は新宿から岩手県御所湖(ごしょこ)結界(コロニー)へと移り、羂索が女性プレイヤーを狩っています。この女性プレイヤーは金髪?ロール髪が特徴の女性で、過去の術師が受肉した受肉タイプのプレイヤーです。
© 芥見下々 呪術廻戦 239話より
プレイヤー狩りを行う羂索
女性プレイヤーは、せっかく羂索によって呪物となり受肉して再び肉体を得たのに、今度は羂索によって殺されようとしている状況を理解出来ないでいました。死滅回游というデスゲームが成立しなかったので、羂索がやけっぱちを起こしたかしら?と、女性プレイヤーは推測していますが、再び生を与えて今度は奪うのはあんまりでなくって!?と、怒りながら羂索から逃げていました。
© 芥見下々 呪術廻戦 239話より
しかし、羂索は先回りをしていて女性プレイヤーに呪霊を放ち、呪霊は女性プレイヤーの頭辺りに取り付きます。液体のような呪霊で、頭辺りに取り付かれて女性プレイヤーは息が出来なくなって溺れたような状態になっています。羂索はそんな女性プレイヤーの状況にはお構いなしに話をしますが、羂索にとってこのプレイヤーは調味料や水みたいなもので感情は乗っていないと言い、興味はあまりないようです。
© 芥見下々 呪術廻戦 239話より
女性プレイヤーは羂索を攻撃しようとロール髪を巻いてドリルのような形にし、そのドリルを羂索に放ちます。しかし羂索にはドリルは当たらず、さらに呪霊が急に液体から個体へと変形してしまいます。完全に頭が呪霊のせいで触れなくなり女性プレイヤーはもがきますが、何もできません。そこに羂索が姿を現し、指で呪霊をデコピンします。すると、呪霊は爆発してしまいます。
© 芥見下々 呪術廻戦 239話より
まだ女性プレイヤーは生きていて、何故プレイヤーの居場所が分かるのか羂索に質問します。羂索は、受肉タイプには呪物、覚醒タイプには呪印を施しているので、それを辿って居場所を見つけることぐらいは出来るようです。そうでなくても、プレイヤーは結界(コロニー)内に滞留しているので居場所を特定するのは羂索には難しくないようです。
© 芥見下々 呪術廻戦 239話より
女性受肉プレイヤー、あっけなく死亡
説明している間に女性プレイヤーは死んだようで、もう死んでいるぜ、と羂索に声をかける人物が現れます。その人物は黄櫨折(はぜのきいおり)で、羂索は黄櫨に、君が友達になってくれてもいいんだよ、と友達に誘い、黄櫨も乗るそぶりを見せます。しかし、羂索が友達候補となる条件を出してくると、黄櫨は冗談だよと言い、ロン毛の友人にはもう懲りてんだ、とレジィで懲りたという雰囲気を出します。
その時、羂索はスマホを出し五条と宿儺の決戦の様子をチェックします。ちょうど、宿儺が空間 世界ごと存在を分断する斬撃で五条を殺した場面だったようで、宿儺が術式対象の拡張で斬撃を強化したことも知っているようです。黄櫨は五条が負けたことを残念がっていて、もし五条が勝っていたら次の標的はオマエだろ、と羂索に言います。
© 芥見下々 呪術廻戦 239話より
羂索は高専側の動向を監視中
しかし、羂索は自分の周囲や新宿に結界術を施した監視用の呪霊を多数忍ばせて、監視をしていると言い、“呪力総量”などいくつかの基準で監視しているから加勢は諦めた方がいいと黄櫨に言います。新宿に集結している術師達の呪力総量を把握していて、一人でも新宿を離れると羂索にはそれが分かるようになっているようです。特に呪力総量の大きい乙骨などは、すぐに察知されるようです。さらに全ての呪霊と“視覚共有”もしていて、真希のような呪力のない者が移動しても視覚で察知できるようです。また、憂憂が(おそらく)持っている空間転移系の術式を使って空間移動する者がいても、これも察知出来るようにしているようです。
© 芥見下々 呪術廻戦 239話より
黄櫨は羂索が入念に監視しているという話を聞いて、いつでもトンズラこけるって話か?弱気じゃねぇの、と羂索に言いますが、羂索は弱気な訳でなく、また黄櫨とグタグタ戦うつもりもなく既に多数の呪霊を黄櫨に向かわせていました。一斉に黄櫨に多数の呪霊が襲い掛かりますが、黄櫨は自分の歯を爆弾に変えて呪霊を爆破し、呪霊をかわします。
© 芥見下々 呪術廻戦 239話より
さらに別の呪霊が襲ってきますが、黄櫨は眼球など体の一部を爆弾に変えて呪霊を攻撃し、襲ってくる呪霊を倒していきます。さらに黄櫨は反転術式で体の傷を治せるので、爆弾に変えた歯や眼球部分をすぐに治癒し始めます。しかし、羂索も黄櫨が反転術式を使えることは覚えていて、反転術式を使われ続けるのは面倒と思ったのか、呪霊に頭を狙わせます。反転術式は頭で回す、と鹿紫雲一も言っていたので、羂索も頭を狙ったようです。黄櫨は何とか頭への攻撃は避けましたが、首に呪霊の攻撃をくらってしまっています。この状態だと首から下に反転術式を送れないようです。
© 芥見下々 呪術廻戦 239話より
黄櫨は羂索に何がしたいのか、と問うと、羂索は死滅回游を終わらせて日本人と天元との超重複同化を発動する計画を正直に話します。黄櫨は理解できなかったようで、はっ、なんじゃそりゃ、と吐き捨てるようにつぶやきます。そんな黄櫨に、見たことないものを見たいだろう?面白いと思ったことが本当に面白いか確かめたいだろう?それが生きるってことじゃないのか?と、羂索は黄櫨を見下しながら問いかけるように言います。しかし、黄櫨は毎朝テメェのクソでも眺めてろ、と吐き捨ててまともに返事をしません。結局、黄櫨もここで殺されてしまいます。
© 芥見下々 呪術廻戦 239話より
まさかの髙羽参戦に、羂索も驚く
ここで髙羽が、はーるばる来たぜ函館―い!!!と、歌いながら突然現れます。羂索は自分への刺客として髙羽が選ばれたのが意外過ぎて思わず、…えぇ?マジで?と、つぶやいてしまいます。それでもここは岩手県なので、函館と歌っていた髙羽に、岩手ね、と律儀にツッコむことを羂索は忘れません。
© 芥見下々 呪術廻戦 239話より
羂索は新宿も監視しているので、髙羽が単独で羂索を倒しに来たのは間違いないようですが、冥冥の烏も連れておらず、刺客の人選が意味不明で羂索は不気味に感じています。髙羽が突然岩手県に現れたのは、やはり憂憂の術式によって空間移動してきたようです。羂索にとって覚醒タイプのプレイヤーは人数合わせの存在のようなもので、日車寛見以外にはポテンシャルを感じていないようです。つまり羂索は髙羽の術式「超人(コメディアン)」を知らないようですが、とりあえず呪霊で攻撃し、髙羽もまともに攻撃をくらっています。
© 芥見下々 呪術廻戦 239話より
羂索の攻撃は髙羽にも効かず
しかし、髙羽の術式「超人(コメディアン)」によって攻撃が効かなかったことにされたようで、ほとんどダメージを受けていません。髙羽は、許さん、刑務所にぶちこんでやるからな、かくごしやがれーっ!!!と、ギャグ漫画のように叫んでいますが、予想外の展開に羂索も驚いています。羂索にとっても術式・超人の術式効果は初めての感覚だったようで、攻撃が効いていないのではなく……、効いていないことになったような……!?と、心の中でつぶやいています。
© 芥見下々 呪術廻戦 239話より
髙羽は羂索と対峙すると、世の中興奮することはいっぱいあるけど一番興奮するのは、人数合わせのひな壇芸人が爆笑掻っ攫う時でしょう、と笑顔で言い、羂索も、間違いないね、と同意します。
© 芥見下々 呪術廻戦 239話より
まとめ
虎杖と日車が参戦した宿儺戦の続きがみられると思っていましたが、今回から舞台は岩手県御所湖結界(コロニー)に移り、プレイヤー狩りをする羂索の様子が描かれています。
死滅回游を終わらせ天元と日本人との超重複同化を実行する為、プレイヤー狩りを行っている羂索は、名前は分かりませんが女性プレイヤーと黄櫨をあっさり殺してしまいます。
そして、高専側が羂索に出した刺客は以外にも髙羽でした。おそらく憂憂の術式で岩手県まで空間移動してきたようですが、意味不明の刺客の人選に羂索も驚くというか、少し引いています。ちなみに「こっこのくそ坊主~」のくだりは、多分こち亀のオマージュだと思われます。
羂索は呪霊で攻撃しますが、髙羽の術式「超人」で無効化されます。羂索にとっても「超人」による術式効果は、初めての感覚だったようでかなり驚いています。第173話で髙羽の術式は五条悟にも対抗できうる術式、と説明があったので、大番狂わせの展開もありえます。髙羽が術式「超人」をどう使うか、羂索との戦闘が楽しみです。
次回、髙羽は術式・超人で羂索を翻弄しますが、自分のお笑いをダメ出しされた事で髙羽は術式を上手く発動できなくなっていきます。
次回は羂索VS超人・髙羽史彦開幕&TVアニメ第2期「渋谷事変」大好評放送中、ということで表紙&巻頭カラーです。次回の主役は俺ッ!!と、髙羽が主張しています。
© 週刊少年ジャンプ 2023年47号より
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