週刊少年ジャンプに掲載されている、呪術廻戦 第246話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。無敵状態の秤と裏梅が、宿儺戦とは離れた場所で戦いを繰り広げます。
日車の才能に魅せられる宿儺
ポスター巻頭カラー
今週はポスター巻頭カラーとなっています。
© 芥見下々 呪術廻戦 246話より
「簡易領域」でダメージ軽減
日車の戦闘経験の浅さが出てしまい、日車は「没収」が呪具に適応されるという事態を想定していませんでした。宿儺の斬撃は日下部のシン・陰流「簡易領域」によって、術式効果が弱められたようで、日車、日下部共にダメージはそれほどでもなかったようです。
© 芥見下々 呪術廻戦 246話より
日下部は宿儺の術式を分析し、全ての斬撃が「世界を断つ斬撃」になるわけではないと推測します。宿儺の斬撃は普通に斬る「解」、相手の強さによって効き目が変わる「捌」、「解」の術式対象を拡張・強化した「世界を断つ斬撃」だと分析します。さらに日下部は「捌」、ゼロ距離での「解」、「世界を断つ斬撃」は、呪力強化をしようが、領域展延、簡易領域を使おうが、どの手段でも防御不能で基本即死になると推測します。さらに、日下部は宿儺が渋谷で使った「炎」の術式を使わないことを疑問に思います。しかし、考えるだけ無駄、この状況では炎の術式を使われても対応出来ないと日下部は考え、宿儺は炎の術式を今は使えないと決めつけて、割り切って対応する事にします。
© 芥見下々 呪術廻戦 246話より
日車は日下部に、「死刑」はとれたが「没収」が術式でなく呪具に適用されてしまったことを伝えますが、日下部は充分だと言い、処刑人の剣での決着が一番簡単にすべてを丸く収められる!!と言います。そして、日下部は日車を死んでも守ると決意しますが、内心は、やっぱ俺ここで死ぬのかなぁ、と考えていて少し迷いがあるようです。
© 芥見下々 呪術廻戦 246話より
宿儺と速さ勝負へ
宿儺は、次は足だな、かけっこするか?餓鬼共、と言い虎杖達に速さ勝負を仕掛けます。
© 芥見下々 呪術廻戦 246話より
まずは穿血を放った脹相に一瞬で近づき、脹相の胸を手刀で貫きます。脹相が死んだのか不明ですが、宿儺は脹相を投げ飛ばし虎杖が受け止めます。
© 芥見下々 呪術廻戦 246話より
続いて、猪野が七海が使っていたのと同じような大鉈を持って宿儺を攻撃します。この大鉈は七海の術式・十劃呪法が呪具化したもののようで、猪野が宿儺を7:3の比率の点を攻撃した事で、宿儺にとっても想定より強力な一撃が入ります。しかし、宿儺は大鉈ごと猪野を攻撃、宿儺の攻撃は猪野には重すぎたようでそれ以上猪野は攻撃できません。
© 芥見下々 呪術廻戦 246話より
虎杖と日下部は、さらに宿儺に畳みかけようとしますが、宿儺が斬撃を出してくると、その攻撃を受け流すだけで精一杯です。しかしその直後、日車が日下部の後ろから現れて、処刑人の剣で宿儺を斬りつけようとしますが、宿儺は難なく処刑人の剣をかわします。そして宿儺は日車にパンチをくらわせると、日車の胸ぐらを掴んで日車を投げ飛ばします。
© 芥見下々 呪術廻戦 246話より
虎杖と宿儺の速さ勝負
投げ飛ばした日車を追いかけて走る宿儺、日車を一人にさせないように虎杖も宿儺を追いかけて走り出します。日車を一人にするな!!と、叫んでいるのは多分日下部?だと思われますが、日下部は日車と連携して攻撃していたせいで体勢の崩しているのか、宿儺を走って追いかけられない状態のようです。
© 芥見下々 呪術廻戦 246話より
宿儺と虎杖の速さ勝負になりましたが、ここは宿儺の圧勝で虎杖は宿儺に追いつくことが出来ません。かなり宿儺の足は速いようで、虎杖が、速ぇ!!と、驚愕しています。投げ飛ばされた日車は、ビルの一室で何とか着地しますが、そこに追いかけてきた宿儺が迫ってきます。
© 芥見下々 呪術廻戦 246話より
伏黒を助ける案
ここで場面は再び新宿決戦前の作戦会議に戻り、伏黒を助ける一つの案に日車の術式が有効なものがあるようです。虎杖が、術式について話してもらっていい?個人情報…、と日車に質問すると、気にするな、と日車は質問に答えます。
© 芥見下々 呪術廻戦 246話より
ジャッジマンは複数の魂を認識できる
処刑人の剣で斬られた者は例外なく死に至りますが、対象はあくまで死刑判決を受けたものに限定され、さらにジャッジマンは受肉体の中の複数の魂を分けて認識することが出来ます。これは虎杖と宿儺で実証済みでした。死刑判決を受けたのが宿儺なら、剣で斬られても裡(うち)で眠る伏黒恵の魂は無傷で取り戻せるはず、と日車は言い、真希も、な、かなりいいだろ、と同意しています。その後、虎杖と日車は場所を移動して二人で話していますが、日車は死にたいの?と、虎杖が日車に質問しています。第245話で同じセリフが日車の脳裏に浮かぶシーンがありましたが、あのセリフは虎杖が日車に質問したセリフでした。日車は反転術式を使えないのに、当たり前のように宿儺と戦うので、死にたがっているように虎杖には見えたようです。
© 芥見下々 呪術廻戦 246話より
日車は、俺は法を見限り、また見限られた人間だ、最後は自分を罰するのは自分でありたい、と言い、日車は自分自身を罰して、最後はここで役割を全うして死ぬべき、と考えているようです。虎杖は、自分も似たようなもんだからいいんだけどさ、と言いつつ、日車は戻るべきなんじゃないかな、と日車に自分の思いを伝えます。しかし日車にとってそれは無理なようで、君の目すらまともに見れない人間になってしまったんだ、と虎杖に答えます。
© 芥見下々 呪術廻戦 246話より
場面は新宿決戦へと戻り、日車は宿儺の術を受けていましたが、領域展延で中和していたことが判明します。日車が術師として覚醒したのは二か月弱前で、それを考えると領域展延を使えるのは異常な成長速度と言えます。
© 芥見下々 呪術廻戦 246話より
五条悟と並ぶほどの才能の原石
宿儺は再び煌々と光を放つ処刑人の剣と、五条悟と並ぶほどの才能の原石に魅せられていました。
© 芥見下々 呪術廻戦 246話より
まとめ
前回「没収」で宿儺の術式を使用不可に出来ませんでしたが、宿儺の術式は日下部がシン・陰流「簡易領域」で中和しており、日車や日下部の傷は致命傷にはなっていませんでした。さらに日車は領域展延をいつの間にか使えるようになっていて、宿儺の術式に対応しつつあります(「世界を断つ斬撃」は防げませんが)。日車が宿儺を処刑人の剣で斬るのは難しいと考えていましたが、これなら大番狂わせも起きるかもしれません。
ただ、日車は第167話で告白していましたが、東京に来る前に裁判官と検事を殺していて、この事を今も悔いていて、自分を罰したい、ここで役割を全うして死ぬべき、と思っているようです。
日車が死にたいと思っていると、宿儺との戦闘においてぎりぎりの場面で自暴自棄な行動をとりそうな気がして、個人的には懸念点のような気がします。
次回、日車の才能に魅せられた宿儺は、日車の腕を斬り落とし反転術式で治すように言います。
アニメ 呪術廻戦 第2期 「懐玉・玉折/渋谷事変」のまとめ記事を書いています。
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コメント
アニメと単行本24巻でしか呪術を追ってなかったので
渋谷事変以降からの話がよくわかりました
詳しい解説でどのまとめサイトよりも詳しく最新話までの状況がわかりました
ありがとうございます
今後も記事を楽しく読ませてもらいます
ありがとうございます。
アニメは死滅回游編の製作が決定し、原作もクライマックスまでもう少しという所でさらに盛り上がりそうなので、アニメも原作も楽しみですね。