【ネタバレ】葬送のフリーレン 第64話「剣の魔族」の感想

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週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第64話のネタバレ、感想です。

 

前回、63話の記事はこちらです。人類最強の勇者と言われた南の勇者のお話です。

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盗まれた宝剣

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 64話より

久々の大きな街

勇者ヒンメルの死から29年後、北側諸国、ダッハ伯爵領にフリーレン達は到着します。シュタルクは、大きな街は久々だ、とのんびりしたいようですが、フリーレンは補給が終わったらすぐ出るよ、と言ってすぐに街を出ようとします。なんだか様子が変ですね、とフェルンが言っていると、フリーレンに話しかける人物が現れます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 64話より

 

話しかけてきた人物はダッハ伯爵の使いの者で、領主様が是非とも晩餐会にお招きしたいと、とフリーレンを晩餐会に誘います。フリーレンは、私達先を急いでいるから、と断りますが、結局断り切れず晩餐会に嫌そうな顔で出席します。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 64話より

盗まれた家宝の宝剣を取り戻す

ダッハ伯爵が晩餐会に招いたのは、魔族に盗まれた家宝の宝剣をフリーレンに取り返して欲しかったようです。ダッハ伯爵から用件を聞いて、曽祖父の代でも盗まれた、とフリーレンは言いあきれます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 64話より

 

報酬は魔導書で、とダッハ伯爵と約束し、フリーレンは建物を出ます。建物を出た後、北側諸国の貴族は強引な連中が多いが、ここの領主の一族は特に無理難題を要求してくる、とフリーレンは愚痴を言います。しかし、今回は家宝の宝剣を盗んだ魔族の逃げた方角は分かっているようで、だいぶマシなほうかな、とフリーレンは言います。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 64話より

 

前回は手掛かりが全く無く、結局宝剣を探してシュベア山脈の頂まで探しに行ったようです。フェルンが、でも魔族はなんで宝剣を盗んだのでしょうか、と疑問を口にしますが、ダッハ伯爵家の宝剣は元々名のある魔族の物で、魔族にしかわからない魅力があるんだろうさ、とフリーレンが答えます。フェルンが、依頼はてっきり断るものかと思っていたと言うと、あの宝剣はヒンメルが取り返した物だから、私が断ったらそれが無駄になる、それにヒンメルならきっと見捨てないよ、とフリーレンは依頼を引き受けた理由をフェルンに教えます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 64話より

 

フリーレン達は宝剣を探してある村に辿り着きますが、その村は酷い荒れようで村人は既に一人もおらず、旅の僧侶がいるのみでした。旅の僧侶は、この村は剣の魔族に滅ぼされました、私は村人を弔っていたのです、とフリーレン達に言います。剣の魔族と聞き、たぶん私達が追っている魔族だね、フリーレンは言います。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 64話より

旅の僧侶の正体は…

剣の魔族に村人達は皆殺しにされたようで、旅の僧侶が村人達を墓に埋めていました。無数の墓を見てフェルンは、酷い…、とつぶやきます。旅の僧侶は、冒険者様方も祈っていってはくれませんか、とフリーレン達に言いますが、フリーレンは突然に墓に向かって魔法を放ちます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 64話より

 

フリーレンは魔法で墓の下に埋まっているものを確かめようとしていたのですが、墓の下には村人の死体は埋まっていませんでした。フリーレンは、旅の僧侶が剣の魔族だから、死体なんて残っていないんでしょ、と言うと、旅の僧侶のふりをしていた剣の魔族は、食べるために殺しました、生きていくためには仕方がないことだったのです、とフリーレン達に言います。しかし、人以外も食べられるのに?と、フリーレンが言うと、剣の魔族は何も答えず剣を構えて、フリーレン達を攻撃してきます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 64話より

 

剣の魔族の攻撃をフリーレンはかわすと、魔法で剣の魔族を攻撃します。フリーレンの魔法は剣の魔族に直撃し、剣の魔族は一撃で倒され、魔力の粒子となって消えていきます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 64話より

 

魔族を倒したフリーレンは、前回ヒンメルと宝剣を取り戻した時のことを思い出します。フリーレンは寒いし、酷い依頼だったと言いますが、ヒンメルは、こういう面倒な依頼が結果として多くの人を救うことがあるんだ、だから僕は困っている人を絶対に見捨てない、とフリーレンに答えます。単に面倒な依頼が好きなだけですよ、とハイターが言うと、ヒンメルは、難易度が高いとわくわくするんだ…、とつぶやき、本当にそうなんだ…、とフリーレンはあきれます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 64話より

 

家宝の宝剣を取り戻し、フリーレンはダッハ伯爵に宝剣を返すとダッハ伯爵は礼を言い、報酬の魔導書をフリーレンに渡します。なかなかいい魔導書が手に入ったね、と喜ぶフリーレンに、ところでそれどんな魔法なんだ?と、シュタルクが聞くと、赤リンゴを青リンゴに変える魔法だよ、フリーレンが答えます。それを聞いたシュタルクは、くだらねぇな…、とぽつりとつぶやきます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 64話より

まとめ

今回はダッハ伯爵から、魔族に盗まれた宝剣を取り返して欲しいと依頼を受けています。依頼と言っても半ば強制ですが、ヒンメルと旅をしていた時もダッハ伯爵の曽祖父から無理難題を要求された、と過去のエピソードが明らかになっています。ダッハ伯爵の曽祖父はさらに無茶な人だったようで、宝剣を取り返さないと投獄するから、とヒンメル一行に要求していて、アイゼンが暴君すぎない?と、引いているのが印象的です。

 

次回、フリーレン達は火山地帯へと到着し、温泉に期待しますが…。

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