週刊少年ジャンプに掲載されている、呪術廻戦 第248話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。日車の才能に魅せられた宿儺は、日車に世界を断つ斬撃を放ちます。
乙骨、参戦
処刑人の剣は崩壊
虎杖は日車から託された処刑人の剣で、宿儺の背中を刺そうとします。宿儺を処刑人の剣で斬って決着をつける千載一遇のチャンスでしたが、処刑人の剣は虎杖の手の中で崩壊してしまいます。
© 芥見下々 呪術廻戦 248話より
宿儺を殺れずに、虎杖は逆に宿儺のパンチをくらってしまい、さらに宿儺は虎杖に斬撃を放ちます。おそらく「解」を放ったのだと思いますが、宿儺は虎杖の腹の傷が全快していること気付きます。前回、虎杖は腹にゼロ距離で斬撃をくらっていましたが、その傷は全快しているようです。そして日車は死んでしまったようですが、宿儺の呪具・神武解は「没収」されたままです。
© 芥見下々 呪術廻戦 248話より
そこに憂憂と星綺羅羅がいつの間にか現れていて、日車の死体?を回収します。おそらく憂憂の術式だと思われますが、二人は日車の死体?を回収すると、すぐに消えます。宿儺も憂憂の術式で瞬間移動したと推測しますが、宿儺は五条悟の死体も憂憂の術式で回収したと推測しています。どうやら五条悟の死体はもう戦場にはないようで、憂憂が術式で回収したようです。
© 芥見下々 呪術廻戦 248話より
宿儺は、さらに負傷した術師を家入硝子が反転術式で治療している可能性を考えます。しかし、反転術式で他者を治療する時の治癒効率は自己治癒の半分以下らしく、家入硝子が治療している可能性を否定しています。しかし虎杖は腹にくらった斬撃を全快しているので、宿儺は虎杖がこの一月で反転術式を習得したのだと推測します。
© 芥見下々 呪術廻戦 248話より
宿儺の苛立ち
向上したのが呪力による身体強化だけではないと分かり、主菜は憑霊の餓鬼だと宿儺は考えます。しかし、宿儺は自分が苛立っている事に気付くと、考え込んでしまいます。宿儺が、ぼーっと考え込んでしまっているのを見て、虎杖も困惑します。宿儺は、あの術師が死んで落胆しているのか?と、考え込みます。あの術師、というのが誰を指すのか不明ですが、五条悟か日車寛見でしょうか?
宿儺は他人に満たしてもらおうとは考えた事もなく、死ぬまでの暇つぶしというのが宿儺にとっての他者だと考えます。
© 芥見下々 呪術廻戦 248話より
宿儺を殺すことが虎杖達の理想ですが、理想に準ずる者を見て宿儺は苛立っているようです。しかし、千年前にも理想に準ずる者はいましたが、千年前には宿儺は苛立つことはなく、千年前と変わったのは宿儺の方で、さらに虎杖が戦う相手だから苛立っていると宿儺は考えます。
© 芥見下々 呪術廻戦 248話より
百折不撓の理想を持つ虎杖
千年前と違い宿儺は虎杖と同じ肉体に魂を同居させていたことにより、虎杖の魂が何度折っても息を吹き返す様を宿儺は虎杖の肉体の中から見てきました。そして、虎杖が百折不撓の理想を持っている事を宿儺は知っています。
© 芥見下々 呪術廻戦 248話より
虎杖は宿儺から見ると遥か格下の弱者ですが、虎杖は理想を貫く意志の強さでのみ宿儺と並べる事を、宿儺は知ってしまい、それがどうしようもなく不愉快に感じていました。宿儺は自分自身が身の丈が大きすぎる故に、理想とは無縁で理想を嫌悪する人間だった、と結論を出します。
© 芥見下々 呪術廻戦 248話より
宿儺の苛立ちや不愉快の原因が虎杖にあると分かり、宿儺は虎杖達の理想を明確に切り刻むと、改めて宣言します。すると、宿儺の前に光る十字のようなものが現れます。
© 芥見下々 呪術廻戦 248話より
宿儺が超重複同化の発動権を持ってしまう
日下部が宿儺の前に現れた光る十字のような何かを見て、なんだ!?と、つぶやきますが、その後コガネが現れ、<総則(ルール)>15の追加を宣言します。天元による人類との超重複同化の発動権は伏黒恵が持つこととする、という<総則(ルール)>15が追加されます。
© 芥見下々 呪術廻戦 248話より
このルールはおそらく羂索が追加したもののようで、伏黒恵=羂索が超重複同化の発動権を持ってしまいます。さっきの光る十字のような何かは、超重複同化の発動権のようで、宿儺はこの光る十字のような何かを飲み込みます。日下部は乙骨の奇襲が成功し、羂索の保険が発動したと推測します。宿儺は羂索とは違い何が何でも人類を皆殺しにするタイプでなく、好奇心でへんてこな呪術テロを起こさない分、羂索よりはマシ、と日下部は考えていました。
© 芥見下々 呪術廻戦 248話より
宿儺に負けても羂索さえ倒せば、最悪だが猛獣のいる国で暮らすくらいのことで済む、と日下部は考えていましたが、これでは宿儺も倒さないと天元による人類との超重複同化が起こってしまう、と日下部は悔しがります。宿儺は、虎杖達を全員殺し、さらに死滅回游のプレイヤーも全員殺すと明言します。そして天元と有象無象の同化を済ませ、同化を終えて出来上がった天元の出来次第で、その天元と遊ぶとしよう、と宿儺は虎杖に言います。
© 芥見下々 呪術廻戦 248話より
乙骨が岩手県御所湖結界(コロニー)から戻ってくる
そこに羂索に奇襲をかけて戻って来た乙骨が現れます。乙骨は刀で宿儺を攻撃しますが、宿儺は呪力を込めた手で刀を跳ね返します。宿儺は、しっかり踠き抗えよ、俺を殺さねばお前らが助けたい人間は全員死ぬぞ、と乙骨に言います。
© 芥見下々 呪術廻戦 248話より
リカ、顕現
宿儺が乙骨を煽ると、リカが現れ宿儺を手で押しつぶそうとします。誰に言ってンだ、とリカが言うと、宿儺はリカの手を受け止めながら、出たな女王、とつぶやきます。
© 芥見下々 呪術廻戦 248話より
まとめ
前回、日車の処刑人の剣を引き継いだ虎杖ですが、処刑人の剣は崩壊してしまい、宿儺を倒すことは出来ませんでした。処刑人の剣が崩壊したので日車は死んだと考えるのが自然ですが、憂憂と星綺羅羅が日車の体を回収しました。日車の死体を回収したようにも見えますが、日車は生きていてこの後家入硝子に反転術式で治療してもらおうとしている…、ようにも見えます。呪具・神武解が「没収」されたままなので、日車がまだ死んでいない裏付けとも受け取れますが、日車は生きているのでしょうか?
さらに、主菜は“憑霊の餓鬼”と宿儺は心の中でつぶやいていますが、誰の事を指しているのか分かりません。“憑霊”という単語から虎杖ではなさそうなので、降霊術を使う猪野か乙骨だと思いますが、今の所断定できません。ただ、今回のラストで乙骨が参戦し宿儺と戦い始めたので、“憑霊の餓鬼”=乙骨という結論になりそうです。
そして、羂索の保険が発動、宿儺が超重複同化の発動権持ってしまい、宿儺を倒さないと天元との超重複同化が発動してしまう状況になってしまいます。乙骨も参戦し、宿儺との最終決戦もいよいよクライマックスを迎えた印象です。どんな戦いの結末となるか?今から楽しみです。
次号、ついに乙骨が領域展開を使用、「真贋相愛(しんがんそうあい)」を展開します。
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