週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ 第101話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。

妖刀が本部に入れないなら、幽を結界の外へ
薊の蹴りは幽に防がれる
前回、薊は蹴りで幽を攻撃しようとしましたが薊の蹴りは真打によって防がれてしまい、逆に薊は幽の蹴りをくらって後ろに飛ばされてしまいます。
© 外薗健 カグラバチ 101話より
それでも薊は攻撃する姿勢を見せますが、幽に真打を首元にあてられてしまいます。真打を直接あてられて真打の浸食する力が強まったのか、薊の身体から新たに草花が生えてきて薊は苦しみだします。一方、荻原の所にいる神奈備の上層部隊は、身体から生えている草花をどうする事できず真打の力に浸食され苦しみ、行動不能のままでした。
© 外薗健 カグラバチ 101話より
死を覚悟する結界の要である妖術師
もう一人の受け皿の幸禎は逃走していて、まだ荻原達の近くにいるようですが、誰も追えずにいるようです。さらに荻原は幸禎の不死に近い力のタネを暴く猶予もなく、たとえ追いつけても殺すことができないと焦っていました。するとこのどうしようもない状況で、結界の要である妖術師は、…もう……あれしかない……俺を殺せ、と亥猿に頼みます。仮に結界の要である妖術師が命を断てば、結界は完全に幸禎に分け渡すことになり妖刀を阻む力は強固になってしまいますが、結界は安定するので電波は戻りこの事態を外に知らせる事ができます。自分が死ねばすぐに妖刀以外の増援を呼べる、自分が死ねばみんなを助けられる、と結界の要である妖術師は亥猿に言いますが、それは虚勢で内心は死にたくないと考えていました。
© 外薗健 カグラバチ 101話より
結界の要である妖術師がこの職に就いた理由は金で、ずっと貧しい生活をしてきた彼にとっては金が全てでした。金の為で大義なんて無かったそうですが、受け皿を選ぶ選別審査では虚勢に次ぐ虚勢で潜り抜けたそうです。結界の要である妖術師は、亥猿を含め審査した神奈備上層部の目は節穴だと侮っていたそうです。結界の要である妖術師は、これで安全な場所で座り続けて、あと2年経ち任期を終えれば自分の口座には莫大な金が舞い込んでくると考えていたそうです。亥猿は、……いいのか、と聞くと、……金は両親に、はやく…………虚勢を張ったまま死なせてくれ、と結界の要である妖術師は亥猿に言います。その言葉を聞いた亥猿は、……立派だ、と言い数珠の妖術で結界の要である妖術師を殺そうとします。
© 外薗健 カグラバチ 101話より
しかし、そこに北兜が乱入してきて亥猿の妖術の邪魔をし、結局結界の要である妖術師を殺すことは出来ませんでした。一方、具柄を通して妖術でその様子を見ていた荻原は、亥猿達が結界を明け渡して電波を取り戻そうとして失敗した事を知り、ハクリに味方を殺そうとしていた事を伝えると、荻原は苦渋の決断をします。
© 外薗健 カグラバチ 101話より
荻原はハクリに蔵の能力を使って、140m先にいる結界の要である妖術師の近くに刀を召喚するように言います。荻原は具柄を通して神奈備本部内を探知していましたが探知は燃費が悪いようで、第98話で見せたような砂鉄を使っての遠距離での攻撃をやるにはまた休憩が必要で、荻原は刀を結界の要である妖術師の近くに出してもらい、後は砂鉄の磁力でトドメを刺そうと考えハクリに伝えます。ハクリは味方を殺すことに躊躇しますが、荻原は、一人の犠牲で皆が助かるかもしれない…!!と、ハクリに言います。
© 外薗健 カグラバチ 101話より
そして、“逆”を…考えてやれ、皆を見殺しにして自分だけが生き残る地獄を…、とハクリに言い、ハクリも決心したのか蔵の能力で結界の要である妖術師の近くに転送を行います。
© 外薗健 カグラバチ 101話より
ハクリは刀を転送したのかと思いましたが、結界の要である妖術師の近くにはハクリが転送されていて、結界の要である妖術師は部屋からいなくなっていました。亥猿も北兜も状況が理解できず、亥猿がハクリに結界の要である妖術師がどうなったか聞きます。しかし、ハクリも分かっていないようで、…いや俺もさっぱり!!と答えます。
© 外薗健 カグラバチ 101話より
ハクリが機転を利かした事で、電波を取り戻すことに成功
しかし、ハクリが俺もさっぱりと言ったのは嘘で、実際はハクリは結界の要である妖術師を蔵に転送していて、“この空間”から結界の要である妖術師がいなくなった事で、結界はもう一人の受け皿の幸禎に完全に明け渡され、電波は取り戻されます。
© 外薗健 カグラバチ 101話より
柴が参戦
鮨 すば琉の電話が鳴り柴に連絡が行き、柴は瞬間移動の妖術で神奈備本部最下層の薊と幽がいる部屋へと一瞬で移動します。薊は瞬間移動で柴が現れると、……遅いよ、とつぶやき、幽は後ろを振り返ります。
© 外薗健 カグラバチ 101話より
柴はまたも瞬間移動の妖術で幽の背後に移動するとネクタイを掴み、表出よ、と幽にいいます。そして、幽と二人で神奈備本部の外へと瞬間移動の妖術で移動します。
© 外薗健 カグラバチ 101話より
幽を神奈備本部の外へと連れ出すと、あとよろしく、と柴は言って瞬間移動の妖術でその場を去ります。残された幽は、そこにいた二人を見て真打を強く握ります。
© 外薗健 カグラバチ 101話より
残された薊は小さい頃のチヒロと交わした会話を思い出していました。薊は小さい頃のチヒロに、神奈備として七本目の妖刀を野放しにはしておけない、復讐なんかのために…、と言ってチヒロの復讐を止めようとしていました。しかし、小さい頃のチヒロは復讐を否定し、俺はただ父さんの信念のもと…共に戦いたいだけだ、と薊に話していました。
© 外薗健 カグラバチ 101話より
淵天・飛宗と真打の戦いが始まる
そしてチヒロと座村が幽と対峙し、淵天・飛宗と真打の戦いが始まります。
© 外薗健 カグラバチ 101話より
まとめ
第101話では、薊も真打の力に浸食されてしまい、結界の要である妖術師はもうあれしかないと言い、自分が死んで結界を明け渡し、電波を取り戻そうとします。結界の要である妖術師は、金の為にこの職に就いていて大義なんてありませんでしたが、最後に虚勢を張って死んで皆を助けようとします。この作戦は北兜が現れて邪魔をされてしまいますが、ハクリが機転を利かせて結界の要である妖術師を蔵に転送し、結界を張っている部屋から消すことで幸禎に結界を明け渡し、電波を取り戻すことに成功します。
電波が戻った事で柴に連絡が行き、柴が幽を結界内部から神奈備本部の外・チヒロと座村の所へと連れて行きます。これで誰も手に負えなかった真打の相手を淵天・飛宗がすることになり、電波が戻った事で緋雪も合流できると思うので神奈備本部の状況も少しは良くなると思います。次回から幽とチヒロ・座村の戦いが始まりそうですが、幽に仲間に誘われた剣聖の動向も気になります。この戦いがどのように決着するのか、今後の展開が楽しみです。
次回は、11月25日(火曜)発売予定の週刊少年ジャンプ 2025年52号に掲載予定です。
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