【ネタバレ】進撃の巨人 135話『天と地の戦い』 あらすじと感想

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別冊少年マガジン 2021年1月号に掲載されている進撃の巨人 135話のネタバレ、感想です。

 

前回の記事はこちらです。地鳴らしが進行し、世界中で人々が蹂躙、虐殺されていきます。

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歴代の九つの巨人

始祖ユミル

始祖ユミルが回想の中で、寝そべっている豚を見つめています。122話では豚を逃がした罪を問われて、ひどい目にあっていますがそれと関連があるのでしょうか…。

→これはユミルが豚を逃がしている様子の一部のようです。おそらく、ユミルは本当に豚を逃がしたのだと思われます。

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© 諫山創 進撃の巨人 135話より

 

そして現在、始祖ユミルはエレンの始祖の巨人が出している骨の上に立って、ライナーの鎧の巨人や、ピークの車力の巨人を見ています。一方、エレンの始祖の巨人に生み出された獣の巨人は、ライナーの鎧の巨人に簡単に倒されてしまいますが、もぬけの殻でうなじには誰もいません。アルミンは、戦鎚の巨人と同じやり方でジークは本体を隠していると言いますが、骨の山から本体を探し出すのは出来ない、もう腹を括るしかない、とジャンはアルミンに言います。

© 諫山創 進撃の巨人 135話より

 

1分後にここを吹き飛ばす!!車力の巨人と協力してここから離れて!!と、アルミンは全員に叫ぶと、超大型巨人になってここを吹き飛ばす決意をします。エレンを攻撃することになりミカサは不満そうですが、エレンがこれで死ぬとは思わないが、これで骨を吹き飛ばせばエレンやジークの位置が分かるかもしれない、とアルミンはミカサに言い聞かせ納得させます。

© 諫山創 進撃の巨人 135話より

アルミン、連れ去られる

アルミンはエルヴィンの言葉、何も捨てることができない人には、何も変えることはできないだろう、を思い出し、エレンを攻撃することを納得しようと考えこみます。すると、背後から別の巨人が襲ってきてアルミンを喰ってしまいます。この時、アルミンは連れ去られている時に、ジッとこっちを見ている始祖ユミルの姿を目にします。

© 諫山創 進撃の巨人 135話より

 

アルミンが連れ去られ驚いているミカサ達の前に、さらに無数の巨人達がエレンの始祖の巨人の上に現れます。状況から見て、始祖の巨人から生み出されたもののように見えますが…。

© 諫山創 進撃の巨人 135話より

 

場面変わって、飛行艇を飛ばしていたオニャンコポンは、アニの父親がいるスラトア要塞に不時着しています。不時着した衝撃でオニャンコポンは気を失ったようで、アニの父親が呼び続けても返事をしません。スラトア要塞の司令官は、パラディ島勢力が進撃の巨人と交戦していると分かると、黙って見ているわけにはいかんと、大砲で進撃の巨人を迎え撃つように命令します。

© 諫山創 進撃の巨人 135話より

 

エレンの始祖の巨人の上に現れた巨人達をミカサ達は何とか迎撃しますが、無垢の巨人と違い様子を窺って同時に仕掛けてきていて、ジャンは普通の巨人とは違うと気付きます。コニーはアルミンが生きているか心配しますが、少しでも傷があれば即座に巨人化したはずだから、傷一つなく捕獲されている、とリヴァイは推測します。

© 諫山創 進撃の巨人 135話より

 

しかし、アルミンはエレンのケツの方に連れ去られた、無数の巨人に通せんぼされてな…、とリヴァイは言うと、今度は殺気立っているミカサに、…俺が万全だとしてもあそこに突撃する選択はしない、だから落ち着け、と自分が囮になり敵を集団で引き付けるまで落ち着くように、リヴァイはミカサを説得します。

© 諫山創 進撃の巨人 135話より

歴代の「九つの巨人」

しかしそんなリヴァイに、…それは無理だよ兵長…、敵の正体がわかった…、あれは…、歴代の……「九つの巨人」、とピークは言います。ピークは、歴代の継承者の意識があるかは分からないけど、始祖の巨人の力があれば無尽蔵に蘇らせることが出来る、だから悠長なことは言っていられないと言い、エレンに襲い掛かります。

© 諫山創 進撃の巨人 135話より

 

どう考えても最初に撃つのはここ!!と、ピークは他の巨人の攻撃を避けて、進撃の巨人の首に爆薬を巻き付けます。ミカサは突然、エレンを攻撃しようとするピークに、待って!!と言います。

© 諫山創 進撃の巨人 135話より

 

しかし、ピークは車力の巨人に張り付けてある起爆スイッチを躊躇なく襲うとします。しかし、戦鎚の巨人が突如出現し、槍で車力の巨人を貫きます。あと少しの所で起爆スイッチを落としてしまい、車力の巨人は槍に貫かれた状態のままになってしまいます。

© 諫山創 進撃の巨人 135話より

 

ピークを助けようとするライナーに、今度はガリアードの顎の巨人が襲い掛かり、顔面にダメージをくらってしまいます。ジャンが声をかけてライナーに顎の巨人の動きを止めるように言い、雷槍で攻撃しようとしますが、さらに別の顎の巨人がジャンに襲い掛かります。

© 諫山創 進撃の巨人 135話より

 

リヴァイがジャンを間一髪で助けますが、リヴァイは動くだけで痛みを感じるほど体調は良くないようです。リヴァイは、アルミンを取り戻すぞ!!それ以外に活路はねぇ!!さもなくば全員ここで犬死だ!!と、全員にアルミンを助けるよう指示します。

© 諫山創 進撃の巨人 135話より

 

一方、連れ去られたアルミンは口を塞がれてしまい、このまま窒息死させるつもりか…、と考えます。そして、この抵抗がエレンの意志でなく始祖ユミルの意志で、だとしたら…始祖ユミルも人類の虐殺を望んでいる…、とアルミンは推測します。

© 諫山創 進撃の巨人 135話より

 

アルミンは、始祖ユミルは無敵で、こんなところで終わってしまうのか、と薄れゆく意識の中考えていると、涙を流しているベルトルトがアルミンの意識の中に現れます。

© 諫山創 進撃の巨人 135話より

 

一方、エレンの始祖の巨人の上にはベルトルトの超大型巨人が上半身だけ現れます。

© 諫山創 進撃の巨人 135話より

 

ベルトルトの超大型巨人は、ライナーの鎧の巨人を掴むと頭を噛み砕き、体を始祖の巨人の骨の上に叩きつけます。その光景を見たライナーの母親は、その場に崩れ落ちてしまいます。

© 諫山創 進撃の巨人 135話より

絶体絶命のミカサ達

コニーはぶら下がったまま意識を失っていて、そこに巨人が襲ってきます。なんとかミカサが巨人のうなじを斬って倒しますが、コニーの意識は戻らずリヴァイもダメージが大きいようで吐血してしまいます。

© 諫山創 進撃の巨人 135話より

 

ライナーは間一髪のところでジャンに助けられましたが、二人とも立体起動装置が破損したようで、二人ともぶら下がったまま身動きが取れません。ミカサが二人を襲おうとした巨人を倒して援護しますが、苦しい状況です。ライナーはもう一度くらい巨人化できる、と手を放すようにジャンに言いますが、地鳴らしで鎧ごと踏み潰されてしまいか?と、手を離そうとしません。そして、ジャンはライナーに俺たちは往生際の悪い調査兵団だからと、死ぬところまで足掻いてみようぜ、と言います。

© 諫山創 進撃の巨人 135話より

 

再び、意識を失ったままぶら下がっているコニーに巨人が襲い掛かりますが、今度は満身創痍のリヴァイが助けに入ります。しかしリヴァイは足を巨人に喰われてしまい、何とかミカサが巨人を倒して、意識を取り戻したコニーがリヴァイを助けます。気が付けば、ミカサ達の周りは無数の巨人達で囲まれています。

© 諫山創 進撃の巨人 135話より

ファルコの翼の巨人

来い!!私は強い!!ので!!いくらかかって来ようと―—、とミカサが叫び自分を鼓舞していると、ミカサ!!あんたちょっと邪魔!!と、何者かに言われます。ミカサが振り返ると翼が生えた巨人が飛んでいて、ミカサ達はその巨人の背中に乗ってピンチを脱します。

© 諫山創 進撃の巨人 135話より

 

ミカサ達は翼の生えた巨人に乗り、何とかエレンの始祖の巨人から脱出します。

© 諫山創 進撃の巨人 135話より

 

そこにはアニとガビがいて、本当に飛ぶから…、もう…、行くしか無かった…、とアニは言い、…でも来てよかった、とアニは安堵の表情を浮かべます。しかし、アルミンとピークはエレンの始祖の巨人に残したままで、厳しい状況に変わりはありません。

© 諫山創 進撃の巨人 135話より

まとめ

始祖ユミルが自ら出てきて、歴代の「九つの巨人」を出して、ミカサ達の妨害を始めました。エレンの意志ではなさそうですが、アルミンは捕らえられピークも槍で貫かれた状態のままと厳しい状況です。最後アニに救出されたミカサ達と違い、アルミンとピークは取り残されてしまいましたが、始祖ユミルに殺されたりしないでしょうか?

そして、ファルコの巨人で飛んで脱出したミカサ達ですが、生き残りはしましたが満身創痍の状態です。このままでは勝ち目はないと思いますが、始祖ユミルをどうにかするのか、または残ったアルミンがエレンと対話でもするのか、今後の展開が気になります。

 

進撃の巨人が、4月9日発売の別冊少年マガジン5月号で完結することが、講談社より発表されましたね。コミックスも6月9日に発売される34巻が最終巻です。いまから、最終回が楽しみです。

 

次回、ファルコの巨人に乗ってアルミンとピークを救出に向かいます。

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