【ネタバレ】カグラバチ 第71話「勝負」感想、ネタバレ

週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ第71話のネタバレ、感想です。

前回の記事はこちらです。鍵を託された井倉を追って、昼彦は屋上へとエレベーターで向かいます。

週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ第70話のネタバレ、感想です。前回の記事はこちらです。ホテルの屋上に座村の娘を狙う宿泊客達が殺到、巻墨は必死にイヲリを守ります。チヒロ、“最速”に届く屋上に向かうチヒロと昼彦イヲリのクラスメイト井倉に鍵...

封印されていた8～9年前のイヲリの記憶
まとめ

封印されていた8～9年前のイヲリの記憶

8歳のイヲリ

封印されていたイヲリの記憶が蘇ります。イヲリが8歳の頃、母親のイノリが倒れたようで、座村清市はイノリがいる病室に見舞いに来ています。そこにはイヲリもいて、座村が久しぶりだなと声をかけますが、覚えてるわけないでしょ、とイノリに言われます。ここではイノリの肩書が『座村の元妻』とあるので、この時点で既に離婚しているようです。

イノリは暫く入院するので帰れないからとイヲリを座村に任せようとしますが、座村は、オレには…無理だ、と断り、妹がいるだろ、と言いイノリの妹に任せられないか聞きます。しかし、イノリの妹は神奈備で働いているそうで、妹にそんな暇はないとイノリは言います。座村は自分の手は血で汚れているので娘は抱けないとイノリに言いますが、離婚の時に何千回と聞いたセリフのようで、じゃどこに預けるのよ、とイノリは座村に言います。結局、イノリから未来に目を向けてと言われ、座村はイヲリを預かることにします。病院を出た座村はイヲリを連れて、居合白禊流の道場へと寄ります。

母親を置いてけぼりにした座村を嫌うイヲリ

道場で剣術を習っている人達に、座村は娘としてイヲリを紹介します。道場の人達は座村に娘がいた事に驚きますが、イヲリに座村がどれだけ凄いかを教えます。この街の警官は皆、座村に定期的に剣術を習っている事、妖刀の契約者で戦争の英雄である事、今この国が在るのはこの人のおかげである事、をイヲリに教えますが、別に英雄とかどうでもいいとイヲリは反発します。イヲリはイノリから、父親がずっと戦争（かこ）のことでウジウジして妻と娘の事をほったらかした最低の男で、ああいう男を好きになっちゃだめだよ、と言われていたようで、イヲリは座村の事を嫌っています。しかし、病室でイノリから、少しの間だけお父さんの言うこと聞くのよ、と言われたので、仕方なく座村と一緒にいるようです。

すぐお母さん帰ってくるんだよね、とイヲリが聞くとイノリは、もちろん！！悪い病気なんてすぐにぶっ倒すよ、と答えます。イヲリとイノリはこんな会話を病室でしていたようで、私も悪いやつぶったおす！！と、イヲリは叫ぶと座村の真似をして目を瞑ったまま竹刀を構えて、座村に突進します。しかし当然、前が見えていないのでイヲリは柱に激突してしまいます。

絆創膏を貼りながら座村はなんでそんなことするんだとイヲリに聞きますが、イヲリは、戦うなら敵と同じ土俵で…、と答えます。考えは立派だが真似なんざするな、俺はもう何年も見えてねえ、耳や鼻の鋭さは獣の域だ、と座村が言うと、内心ではスゴイと思いつつイヲリは悔しがりながら、練習あるのみと言い再び目を瞑って走り出します。しかし、また柱にぶつかって怪我をしてしまい、ケガしないようみとくのなんてアタリマエでしょ、とイノリから怒られます。

今度は料理対決を座村に挑みますが、ここでもイヲリは目を瞑って料理をしようとして座村に怒られます。料理の仕方は滅茶苦茶ですが、味はおいしかったようで座村は、うめえ…！とイヲリの料理を褒めます。イヲリはイノリと一緒によく料理をやっていたから得意のようで、それを座村に教えますが、母親の事を思い出してしまったようで複雑な表情をします。

二人で切磋琢磨して作った弁当

元気のなくなったイヲリを励まそうと、座村はイヲリに料理勝負を提案します。どっちがイノリにうめえもんくわせられるか、あいつを元気いっぱいにした方の勝ちだ、と座村は言い、イヲリも受けて立ちます。そして二人で食材を買って二人で料理をし、勝負と言いながらも二人で料理を教え合いながら、イノリのために弁当を作ります。その弁当を病室にいるイノリに持っていき、合作と言いますか教え合いながら、切磋琢磨の結晶と言いますか、と座村とイヲリはイノリに報告します。イノリは二人が持ってきた弁当を食べて、う～んうまい！！この上なし！！と、嬉しそうに弁当を褒めます。元気出た！？とイヲリが聞くと、元気満タン最高！！と、イノリは答えます。

イノリの言葉を聞いたイヲリは笑顔になり、これからもっともっと上手になるから、退院したらもっと美味しいの食べさせたげるね！と、イヲリは言い、イノリも嬉しそうにじゃあ頑張らなきゃと答えます。

しかし、イノリの病気は想像以上に悪かったようで、その後亡くなってしまいます。落ち込むイヲリ、それを黙って見つめる座村は亡くなる前にイノリとした会話を思い出します。

イノリは生前にもう長くない事を座村に打ち明けていて、座村は、よく…頑張ったよ…一年も、と答えます。イノリは料理なんてできたっけ？と座村に聞きますが、道場の奴らに教えてもらいながらだ、と座村は答えます。それを聞いたイノリは、この一年であなたも変わったね、と言い、イヲリはどう？と聞きます。

見なくても分かる、お前と笑い方が一緒だから、と座村がイノリに答えた所で場面は再びイノリが亡くなった直後に戻ります。座村は今までほったらかしにして悪かった、と心の中で謝り、イヲリに、休戦といこうか、と話しかけます。

イヲリの成長を見届ける決心をする座村

イヲリが大きくなった所を見たかったというイノリの言葉や、未来に目を向けてというイノリの言葉を思い出しながら、俺が代わりに見届けるよ、と座村は決心し、イヲリの肩を抱き寄せます。その後、座村はイヲリを寝かせますが、座村宅を幽が突然訪れます。

初めましてと挨拶する幽ですが、座村は警戒を解かず、頼むから俺に刀を抜かせるなよ、と幽に言います。警戒する座村に、幽は話をしに来ただけだと答えます。

お前らが犯した“罪”と数年後、罪によってこの国にもたらされる、厄災について、と幽が言い、崩壊するビル群のカットが挿入されます。“罪”によってもたらされる厄災とは、どんなものでしょうか？気になります。

まとめ

第71話では、封印されていたイヲリの記憶が明らかになります。イヲリの実母・イノリは8年前に病死している事が判明したので、第62話で登場した母親はイヲリの実母ではなかったようです。イノリには9年前の時点では神奈備で働いていた妹がいたそうなので、第62話の母親は正確にはイヲリの叔母に当たる人物なのかもしれません。

9年前、8歳のイヲリと座村清市は再会し、二人は共同生活を送ることになります。さらに、病気のイノリにうまいものを食わせるという目的で二人は料理を切磋琢磨し、その過程でイヲリと座村の仲も改善したようです。料理を教え合っている間に、イヲリは道場で居合白禊流を座村に教えてもらったのかもしれません。

しかし1年後、イヲリが9歳の時にイノリが病死、この時に座村はイヲリの成長を見届けると決心して、このまま座村父娘は上手くいくように見えました。しかし、座村宅に“罪”の事や数年後この国にもたらされる災厄について、幽が話をしに来ます。お前らが犯した“罪”というセリフの所で幽閉されている剣聖のカットが挿入されたので、“罪”というのは剣聖が特に関係しているのだと思いますが、どんな“罪”なのでしょうか？罪と厄災の詳細が、来週明らかになる事を期待します。

また、座村は街の警官に定期的に剣術を教えていて、道場の人達からかなり慕われているようです。この辺りの描写を見る限り、第66話であったような座村宅に“人殺し”“罪を償え”と落書きされるような状況は起こらなそうに思えますが、一体この後座村とイヲリに何が起きるのでしょうか？

次回は、3月17日（月曜）発売予定の週刊少年ジャンプ 2025年16号に掲載予定です。

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