週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ 第77話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。昼彦は”遊”の能力で死体を操り、座村を殺そうとします。

目次
“雀(すざく)”の能力によって、酌揺の能力は全て無効化される
今週はコミックス7巻発売直前記念ということで、巻頭カラーです。
© 外薗健 カグラバチ 77話より
冒頭で、画家の吉田貫龍の描いた不死鳥の絵画が語られています。伝説の空想上の鳥、不死鳥について傍の男が語っていますが、吉田貫龍自身はこの絵は空想のものではなく斉廷戦争において実際に見た光景だと言い、この鳥の名を“雀”と耳にしたと語ります。
© 外薗健 カグラバチ 77話より
座村の負傷は目の傷以外、全て完治
場面はチヒロ、昼彦、座村の三つ巴戦に戻りますが、昼彦は座村の傷が完治した事に驚いています。チヒロは“雀”の力はまさに不死鳥の力、と驚きますが、座村が目を治していない事に気付きます。座村は昼彦の背後で舞っている羽根と自分の位置を入れ替えて、昼彦の背後を取りますが、昼彦は宴を使ってチヒロに幻覚を見せて平衡感覚を失わせその隙にチヒロを自分と座村の間に強引に移動させます。しかし、座村は構わずチヒロごと昼彦を斬ろうとします。
© 外薗健 カグラバチ 77話より
チヒロと昼彦は剣で座村の斬撃を防ぎますが、座村の斬撃はすさまじく斬撃の余波によって建物の壁や屋根が破壊されます。
© 外薗健 カグラバチ 77話より
座村の斬撃は防ぎましたが、座村の斬撃を刀で受けた影響で昼彦の腕は痺れてしまっています。さらに座村の雀の“炎”は攻撃用としても機能するようで、昼彦の服が一部焼けています。昼彦は座村の雀の能力は状態異常も緩和できると分析、チヒロも錦によって宴の状態異常を防いでいるので、昼彦はこれ以上宴を使っても出し損だと考え、三つ目の能力を使うか迷います。しかし他二人に後れをとっている分、今は脳みその容量を数に使うよりは質に使うべきと昼彦は判断し、三つ目の能力でなく遊を使用します。遊を使いこなす為にはその構造を理解し何度も遊び手に慣らす、その物体に対する敬意が扱う精度を向上させるそうです。しかし、昼彦にとって殺しはただ殺しがあるだけで意味も重みも無く、生命に対する敬意は皆無で、万物を軽視していて本来なら遊の能力と昼彦の相性は最悪のはずでした。
© 外薗健 カグラバチ 77話より
遊で京都殺戮ホテル全体を動かし、破壊
しかし、最悪(それ)こそが糸口になるようで、持ち主に依って幾らでもその本領(ちから)は変貌していきます。ここで昼彦が遊を使用して操るのは、京都殺戮ホテル全体に対してで、昼彦は京都殺戮ホテルを動かし建物を破壊していきます。
© 外薗健 カグラバチ 77話より
京都殺戮ホテルを幻覚ではなく物理的に破壊した昼彦は、今度は遊で死体を操ってチヒロと座村を襲わせます。
© 外薗健 カグラバチ 77話より
さらに瓦礫も遊で操っているようで、瓦礫と死体で四方からチヒロを圧死させようとします。チヒロは昼彦の傷も深いはずなのに、奴のどこにそんな活力があるのか疑問に思います。これは昼彦にとって千鉱は殺し合いの意味を教えてくれた特別な存在で、そんな千鉱と初めて妖刀を持ち合い最高潮に殺し合えるこの状況を昼彦は楽しんでいて、そのためならどこまでも頑張ろうと思える!!と、心の中で叫びます。よって昼彦は傷が深い今の状態でも、活力が湧いてくるようです。
© 外薗健 カグラバチ 77話より
さらに昼彦は座村も瓦礫と死体で四方から圧死させようとします。座村は雀の能力で不死身ですが、刳雲の鳴のインターバルの様に何かしらの制限があるはずと昼彦は考え、物量で雀の能力の制限を暴こうとします。座村は羽根を背中から生やして一旦、外へと逃げます。
© 外薗健 カグラバチ 77話より
昼彦は座村が外へ逃げた事を確認すると、死体をいくつも重ねて空へと逃げた座村を追わせます。そして千鉱に、奴は蚊帳の外、さあ!!戦るぞ千鉱!!と叫び、千鉱にも“本領”を見せろと心の中でつぶやきます。
© 外薗健 カグラバチ 77話より
空へと逃げたように見えた座村ですが、座村はいきなり急降下して昼彦の所へと向かいます。自分を追ってきていた死体を雀の炎で焼きつつ、さらに座村は破壊された京都殺戮ホテルも雀の炎で燃やします。
© 外薗健 カグラバチ 77話より
飛宗の能力三つ目の“雀”は、自らを焼き再生する不死鳥の力ですが、座村はその能力を斉廷戦争でさらに飛躍させていました。その“本領”、恩恵は自らにだけでなく他にも影響するようで、画家の吉田貫龍は斉廷戦争の時にその様を見て、あの炎は万物への慈悲、と表現しました。
© 外薗健 カグラバチ 77話より
“雀”の炎の効果は万物に及ぶ
座村により“雀”の炎は、昼彦の振るう酌揺がもたらした全ての状態異常に届きます。イヲリを始め全員の宴による幻覚は無効化され、さらに遊で破壊された京都殺戮ホテルの壁や屋根も元通りに修復されていきます。
© 外薗健 カグラバチ 77話より
自分の全てを無に帰され、泣きながら絶望する昼彦
座村は昼彦を斬り、昼彦は血を流しながら壁にもたれかかります。その全てを懸けた大立ち回りを一瞬で無効化され、昼彦は絶望のあまり泣きながら、…そ………んなぁ………、とつぶやきます。
© 外薗健 カグラバチ 77話より
座村は酌揺を回収
座村は昼彦の酌揺を回収すると、さて、と言いながらチヒロを見ます。一方、チヒロは淵天を構えて、座村と対峙します。
© 外薗健 カグラバチ 77話より
まとめ
第77話では、チヒロ、昼彦、座村の三つ巴戦においてまずは昼彦が脱落しました。
昼彦は遊で京都殺戮ホテルを操って破壊、瓦礫と死体でチヒロと座村を圧死させようとしましたが、座村の雀の能力で酌揺による全ての状態異常、京都殺戮ホテルの破壊を無に帰されてしまい、絶望の中で座村に酌揺を奪われてしまいます。
雀の炎の能力は絶大でしたが、次はチヒロと座村の戦いとなるようです。チヒロも第70話で居合白禊流の持ち替えのコツを掴んでいて、剣術の腕は数段上がっているはずです。
前の座村との戦いではチヒロは一撃で座村にやられてしまいましたが、今回の戦いでは座村に対抗することが出来るでしょうか?それとも娘のイヲリが仲介となって、座村との戦いを回避するのでしょうか?
次回は、5月12日(月曜)発売予定の週刊少年ジャンプ 2025年24号に掲載予定です。
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