マガジンで連載中のランウェイで笑っての9巻が発売されました。
今回は第69着目から第77着目まで掲載されています。
前巻8巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。
9巻
© 猪ノ谷言葉 ランウェイで笑って 9巻より
69着目 出陣
綾野 遠のショーが始まるまで、育人は他の人のショーを妹たちと一緒に観ていると、セレクトショップのバイヤーから名刺を渡されます。個人経営のバイヤーですが、育人のショーを見て育人がデザインした服を何着か、自分のセレクトショップに卸させてもらえないかと言われます。自分がデザインした服が売れたことに驚き、育人はいまいち実感がわきません。
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70着目 瞬く
綾野 遠のテーマは育人と同じ“調和”、その綾野 遠のショーが始まります。綾野 遠がデザインした服はプロのデザイナーが見ても作り方が難しいと唸らせるものでした。綾野 遠は今回、目標である祖母の綾野 麻衣を超えるべく、気合がはいっています。
© 猪ノ谷言葉 ランウェイで笑って 9巻より
71着目 差し込む光
芸華祭のショーも終わりに近づき、審査員は審査に移り別室に移動します。審査が終わりグランプリと結果が発表されるまで、育人は龍之介と今後の進路について、長谷川 心は千雪と1位が獲れるかどうか雑談をし、綾野 遠は多くのバイヤーから名刺を貰いながら時間を過ごします。そしていよいよ、壇上ではグランプリと1位から10位までの発表がされます。
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72着目 デザイナーの義務
グランプリは長谷川 心が受賞します。隣の千雪は本人の長谷川 心より喜びを爆発させ、ガッツポーズをします。長谷川 心はグランプリとして表彰されますが、審査員が審査段階で1位に推薦していたのはモデルのセイラをのぞいて、全員が綾野 遠でした。しかし、綾野 遠から棄権するという伝言が、審査員に伝えられます。
© 猪ノ谷言葉 ランウェイで笑って 9巻より
73着目 メール
長谷川 心はグランプリ受賞し、綾野 遠は自ら棄権するなか、育人は11位という結果に涙します。育人の総評は服の作りは正確かつ丁寧と評価されたものの、国から発想して作ったデザインは凡庸でアイデアに欠けていたという、デザイナーとしては厳しいものでした。ショックを受ける育人をよそに、グランプリを獲って喜ぶ千雪のところに思わぬ話があります。
© 猪ノ谷言葉 ランウェイで笑って 9巻より
74着目 盤上で笑って
柳田 一からのメールで少し元気を取り戻した育人ですが、千雪から話しかけられてもまだ話す気分にはなれず、無難にグランプリを祝います。しかしグランプリである自分に対して悔しがってほしい千雪は、どうしても育人を悔しがらせようと何故か将棋を二人で指し始めます。将棋のルールを知らない千雪はでたらめな指し方をしますが、育人を少しずつ元気づけます。
© 猪ノ谷言葉 ランウェイで笑って 9巻より
75着目 悩みノート
芸華祭も終わりグランプリを獲れた長谷川 心は一時的に満足してしまい、何のやる気も起きず、またこのままグランプリの特典、“パリ留学”でこのままパリに留学していいのか、このままモデルを辞めてもいいのか、悩み始め自分の気持ちが分からなくなってきます。さらにやる気が起きずだらだらとした毎日を過ごした結果太ってしまい、ダメな現状にショックを受けます。
© 猪ノ谷言葉 ランウェイで笑って 9巻より
76着目 新しい仲間
芸華祭から四カ月が経ち、千雪は新創刊された雑誌の専属モデルとして忙しい日々を過ごし、長谷川 心はパリ留学へと旅立ちみんな先へと進んでいます。育人も進学ではなく柳田のところに就職して一歩でも先へ進みたいと考えていて、柳田 一に相談すると就職を進められます。やる気を出す育人ですが、柳田 一は来週からアトリエを閉めると言い出し柳田のところで就職する計画はダメになってしまいます。
© 猪ノ谷言葉 ランウェイで笑って 9巻より
77着目 インターン
柳田から就職を進められた育人は、学校に進むよりインターンで働きそのまま就職できないか考えるようになり、綾野 遠のツテを頼ります。綾野 遠から“Aphro I dite”のインターンを紹介された育人は緊張しながらもビルに入っていきますが、いきなり同じインターン生から今日インターン辞めるんだ!と笑顔で宣言されてしまいます。
© 猪ノ谷言葉 ランウェイで笑って 9巻より
まとめ
今巻で芸華祭ファッションショー編も終了となります。“歴代総生徒12万人のトップ”と称されるだけあり、綾野 遠のショーは、技術、魅せようとする気概、売ることができる服、完成度が他と比べて頭7つくらい抜けていると審査員から評価され、ダントツの一位でした。しかし、本人は棄権してしまい結果的に長谷川 心がグランプリ受賞に。長谷川 心、本人も納得いかないところもあったようで、一時的にダラけてしまいますが、最終的には育人の影響で無事、パリへ留学しました。
そして、新シリーズ“Aphro I dite”編がスタート、次巻も楽しみです。
後、ネタとしての将棋(ヒカルの碁が元ネタか?)はちょっと毛色が違いましたが、個人的には楽しめました。
次巻、10巻のネタバレ、感想はこちらからどうぞ。
9巻、コミックの購入はこちらからどうぞ。
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