【ネタバレ】逃げ上手の若君 第12巻 天下人1335 のネタバレ、感想

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週刊少年ジャンプで連載中の逃げ上手の若君の第12巻 天下人1335  の感想、ネタバレです。

第12巻は、第98話から第106話まで掲載されています。

逃げ上手の若君は、歴史上で実在した人物・北条時行の生涯を描く歴史漫画です。2023年3月20日にはTVアニメ化も発表されていて、今注目されている作品です。以下のポストから、アニメ公式ホームページにいけます。


前巻、11巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。

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12

12巻の表紙は、魅摩です。

© 松井優征 逃げ上手の若君 12巻より

第98北条の平和1335

鎌倉奪還の悲願を達成した北条時行は、久々の故郷で逃若党の皆と海魚に堪能していました。さらに時行は鎌倉奪還の日を望み、潜伏していた北条一族や三浦、天野、伊藤ら諸将、さらに鎌倉の民と謁見します。そこで時行は集まった諸将を前に、緊張することなく堂々とした立ち振る舞いを見せます。さらに北条を慕う民からは、熱烈な歓迎を受けます。

© 松井優征 逃げ上手の若君 12巻より

第99鍛冶1335

逃若党のみんなを鎌倉の名所に連れて行こうとしますが、戦傷によって刀を握れなくなった女武士・シイナに出会います。刀も握れず農家の下女として食い繋ぎながらも、もう一度刀を握りたいと願うシイナを見て、時行は知り合いの刀工のもとへと連れて行きます。その刀工の名前は正宗といい、鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて活躍した伝説の名工でした。正宗はシイナの身体を見て、一瞬で彼女にあった試作品を作成します。

© 松井優征 逃げ上手の若君 12巻より

第100百人百色1335

シイナの刀を作ってもらった時行は、亜也子や弧次郎にあった刀も正宗に作ってもらおうとします。しかし、正宗は二人に殺し合うように言い、相応しい方に見合った刀を作ってやると言います。お互いに主君を裏切った裏切り者と想定して戦うように正宗は言い、亜也子と弧次郎は戸惑いながら武器を構えます。

© 松井優征 逃げ上手の若君 12巻より

第101征夷大将軍1335

鎌倉では夜は労いの宴で諸将を労いつつ、足利尊氏の鎌倉奪還に備えていました。一方、京では時行に鎌倉を奪還された事で、時行への対応で京は大混乱に陥っていました。そんな中、尊氏は帝に自分を征夷大将軍に任じるように願い出ていました。

© 松井優征 逃げ上手の若君 12巻より

 

しかし、帝は執拗に征夷大将軍の座を求める尊氏を警戒していて、尊氏の願い出を拒絶します。申し出を拒絶された尊氏は帝の意向を無視して時行を討ち取る為、自ら鎌倉に向けて出陣します。

© 松井優征 逃げ上手の若君 12巻より

第102家族1335

鎌倉の各地の名所を巡りながら観光を楽しんでいた時行ですが、諏訪頼重から足利家時という男を弔った寺の事を教えてもらいます。彼は五十年前に謎の自害を遂げていましたが、噂ではその時に三代後の子に天下を取らせよ、と神に願って腹を切って自害したと頼重は言います。そして、その予言されたその子というのが尊氏でした。尊氏には神力が集中ししていて神のごとき求心力と強運を持つに至った、尊氏の神力は私の神力を凌駕しています、と頼重は時行に言います。

© 松井優征 逃げ上手の若君 12巻より

第103台風1335

8月3日、魅摩の神力によって何倍にも強められた台風によって、鎌倉大仏殿は倒壊してしまいます。名越高邦の軍勢は大仏殿の倒壊に巻き込まれて大半が戦闘不能になってしまい、北条軍は尊氏迎撃の為に温存していた兵力の大半を失う痛手を負います。

© 松井優征 逃げ上手の若君 12巻より

 

魅摩は時行に京で、北条の乱を起こす為に利用されたと誤解しており時行を恨み、殺そうとします。この時は雫の神力によって時行は命拾いしますが、時行の人生の大事な時にまた来るよ、と魅摩は言い残し去っていきます。

© 松井優征 逃げ上手の若君 12巻より

第104三浦1335

高師直、高師泰、今川頼国の軍勢によって、名越軍と四つの砦はあっという間に攻略されてしまい、足利軍の大群は三浦時明が率いる砦まで迫ってきます。さらに砦周辺に伏せてあった伏兵も高師直配下の忍集団・天狗衆によって全て見破られ全滅させられます。足利軍は三浦時明の軍も圧倒し、東海地方を駆け抜け鎌倉へと迫ります。

© 松井優征 逃げ上手の若君 12巻より

第105天下人1335

8月18日、北条軍と足利軍は相模川で激突し、相模川の戦いが始まります。中先代の乱で成長した亜也子や弧次郎が今川頼国を倒すと、勢いに乗った北条本軍が足利軍に攻め込み北条軍が足利本陣に迫ります。尊氏は北条軍がすぐそばまで迫ってくると、錯乱したのか突然自害しようとします。自ら短刀を喉に刺しますが、急所には刺さらずその後急に冷静さを取り戻し、戦う決意をすると尊氏から後光が発せられます。

© 松井優征 逃げ上手の若君 12巻より

第106父子1335

尊氏の後光にあてられたせいか、吹雪を始め北条軍から大量の降参兵が発生してしまいます。戦力がガタガタとなってしまった北条軍はそのまま足利軍に敗れてしまい、北条と諏訪以外の大半の武士は降伏し、時行に残った兵はわずかになってしまいます。

© 松井優征 逃げ上手の若君 12巻より

 

全ての運、全ての神力、全ての流れが尊氏に味方している事を悟った頼重は完敗を認めます。頼重は時行だけは生かそうと、鎌倉郊外に最後の防衛線を築き、自らは尊氏を食い止め、食い止めている間に逃げるように時行に伝えます。頼重が討ち死にするつもりと分かり時行はショックを受け、頼重に一緒に逃げようと言います。

© 松井優征 逃げ上手の若君 12巻より

おまけ いきなり取り乱して、顔芸をさらす尊氏

第105話で、北条軍に本陣に攻め込まれた尊氏は、いきなり情緒不安定になり顔芸をさらした後、自ら喉に短刀を刺して自害しようとします。尊氏の性格を盛り過ぎだろう、とも思いましたが、(諸説ありますが)史実でも案外精神に問題があった人のようで、史実通りの描写らしいです…。

© 松井優征 逃げ上手の若君 12巻より

まとめ

12巻では、鎌倉を奪われた尊氏は時行を討ち取る為、自ら鎌倉へと出陣します。その過程で、尊氏は後醍醐天皇の意向を無視して勝手に出陣してしまい、これは後々禍根を残しそうです。

尊氏率いる足利軍は、東海地方を駆け抜ける間に五回の大合戦に全て圧勝し、あっという間に名越と三浦の軍を全滅させます。そして、相模川の戦いで足利軍と北条本軍が激突しますが、今まで圧勝してきた足利軍に北条本軍は奮戦し、北条武将は多くの足利武将を討ち取ります。このまま尊氏を討ち取れるかと思われましたが、尊氏が不可解なカリスマを発揮、一斉に北条軍の兵は降伏し、北条本軍は破れてしまいます。こうして、時行は中先代の乱で奪還した鎌倉を短い間に奪い返されてしまいます。最後は時行と父親代わりの頼重が喧嘩別れするような形になってしまいましたが、頼重はこのまま討ち死にしてしまうのでしょうか?

 

次巻、13巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。

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