クエスト「エピローグ」2
ALICEの間へ向かうクルックー
ランスが第二次魔人戦争を人類の勝利で終わらせましたが、一方クルックーは川中島のAL教本部のカイズにいました。ALICEの間への道を進みながら、クルックーは沈痛な面持ちで人類側が勝ってしまった事について考えています。
人類側が勝利した事自体は素晴らしい事だと思いつつも、おそらくこの結果は女神ALICEにとって喜ばしいものではないと、クルックーにも分かっています。
クルックーは今回の謁見で、女神ALICEが何を言い出すか…、その内容に対して何か対策を講じなければならないと思いつつも、何も思いつかないままです。結局、クルックーはそのまま女神の部屋に向かいます。
女神ALICEからは意外な反応
しかし、女神ALICEの口から出た言葉は、本当におめでとう、でクルックーが予想していないものでした。女神ALICEが人類の勝利を心から祝福したことに、クルックーは驚きます。
女神ALICEは、言ったことなかったかしら。私、今までずっと応援していたのよ?きっと今度こそ人類が勝ちますように、と人類を応援していたとクルックーに言います。
そして今回人類が見事勝利したことに、人類史に残る偉業だと、クルックー達を讃えます。おそらく今後もう二度と、こんな奇跡は起こらないわ、と女神ALICEは笑みを浮かべて言い、雰囲気からは本当に人類の勝利を喜んでいるように見えます。
クルックーはありがとうございます、と女神ALICEに返事をしますが、クルックーが不思議がっている事には気付いているようです。人類は神の玩具であるので、常に悲惨で不幸でなければいけないのだから、不思議がるのも当然ね、と女神ALICEは言います。その後、続けてたまにはいいじゃない、ハッピーエンドなんていうのも、とも言い再びクルックーに本当におめでとう、と語りかけます。
クルックーはあまりに女神ALICEが人類の勝利を祝福するので、戸惑っていると、女神ALICEは、どうしたの、喜ばないの?とクルックーに質問します。
そして、今の正直な気持ちを、私に言いなさい?と、クルックーに命令します。
クルックーが、はい…、嬉しい、と、思います…、と戸惑いながらも正直な気持ちを言うと、女神ALICEは嬉しそうに笑みを浮かべます。
女神ALICEが喜べば喜ぶほど、クルックーは胸の内に不安なものを感じずにはいられません。しかし、そんなクルックーの心配をよそに、女神ALICEは上機嫌のまま話続けます。
本当に、今日はいい日、といつまでも飽くことなく、女神ALICEは人類を祝福し続けます。
まとめ
川中島のAL教本部のカイズで、女神ALICEと謁見したクルックーですが、女神ALICEが人類側の勝利を無条件で祝福する様子に戸惑います。今まで、現在のメインプレイヤー、人類が苦しむとルドラサウムが大喜びして、女神ALICEも上機嫌になっていましたが、その人類が今後平和になる事を特に気にしていません。そんな女神ALICEの態度にクルックーは不安になりますが、ここではこれ以上は触れられません。
次は、ランス城で戦勝記念パーティが始まります、そして、いよいよ…。
次回、ランス城で戦勝記念パーティが始まります。
前回の記事です。
コメント