食券クエスト、やっていきます。今回はメナドとチョチョマンの食券イベントです。
食券イベント
メナド 食券イベント A
メナドの食券イベント Aです。
チルディとランスが下らない話をしていると、ちょうどメナドとランス城の廊下で出くわします。
ランスが気軽にメナドに声をかけますが、お、お疲れ様ですっ、ランス総統……!とランスを総統付けで呼び、ランスに対して明らかによそよそしい感じです。
なんだ、変な呼び方して、ほれ、こっちこい、とランスがメナドを呼びますが、え、あ、で、でも……っ……そ、そそ、そういのうは……、とメナドは挙動不審になって、あわあわと戸惑い始めます。
ふふん、そういえば再開してからしてなかったな、久しぶりに……と、ランスがメナドに声をかけようとしますが…。
突然、しっ、失礼しますッ!と、メナドは真っ赤になりながら一礼すると、メナドはすごい勢いで駆け去っていきます。
なんだあいつ、逃げやがった、とランスが呟いていると、あの……メナド副将と、お知り合いでしたの?と、メナドとランスの関係を知らないチルディが話しかけます。ずいぶんとその、親し気な……、とチルディが聞くと、がははははは、聞くだけ野暮だぞ、とランスは答えます。
チルディがまさか、あのメナド副将まで……と呆れていると、ランスは、なんだ、あいつ有名人なのか?とチルディに聞いてきます。するとチルディは、そりゃもう、一警備兵からの叩き上げで、赤の軍に入って数年で、副将にまで昇り詰めてしまった方ですよ、性格も、驕らず明るく……リック将軍の補佐から部下の世話までこなす、わが軍の出世頭の1人ですわ、とメナドの事をランスに説明します。
赤の軍は目立ちますから……、人気もかなりのものですわよ、もう、新しい恋人がいるかもしれませんわ、とチルディが言うと、がははは、妬くな妬くな、とランスは何を言われても余裕です。
一方、急に駆け去っていったメナドは、はぁ、はぁ、はぁ…………、うう、逃げて来ちゃった……、とランス城の裏庭で、一人メナドは赤面していました。
……………はぁ、ランス、総統……かぁ……、初めて会った時は、ただの冒険者だった、それが、次に会った時はリーザスの解放軍を率いていて……、会わないでいた数年のうちに、ランスは人類を率いる身分になっていました。
自惚れてたわけじゃ、ないけど……、ボクの方が、置いてかれるなんて……、とメナドは一人呟きます。今、ランスの周りに待っているのは、主のリア女王の他、各国の要人……、それも頂点に位置する女性ばかりです。既に、子供まで何人も作っていて、常識的に考えてメナドが取るべき態度は決まっていました。
リーザスの王様になるかも……とは、思ってたけど……、ボクも、頑張ったのになぁ……うー……、今じゃ釣り合わない、よね……、とメナドははあ、とため息をひとつつきます。
その後、普段通り……普段通りにしなきゃ、今は、こんな事気にしてる場合じゃないもん、……うん、よし、とメナドは自分に呟きますが、ちっともよくない表情で、一つ頷いて任務に戻っていきます。
チョチョマン 食券イベント A
チョチョマンの食券イベント Aです。
とある日のランス城、城主であるランスが難しい顔をしてあるものを睨みつけていました。
ランスさん?どうされたんですか、とウルザがランスに声をかけます。おう、ウルザちゃん、アレ…………何だ?をランスが返事をします。
ランスの指先に沿って、廊下の向こうを見ていくと、ひとりの丸っこい老人の姿がありました。ああ、チョチョマン様ですね、とウルザが言うと、そんな名前だったか、なんかゼスにいたような気がするから聞いてみたんだが……、とランスが話していると…。
ほっほ、ごきげんよう、総統殿、といつの間にか、チョチョマンは、ランスの目の前にのんびりと笑っていて、おもわずランスは驚きの声を上げます。
ゼス四天王、チョチョマン・パブリと申す、よろしく頼みますぞ、とチョチョマンはランスに挨拶すると、ゼス四天王……四天王?ウルザがそうだよな、とランスは四天王が誰かウルザに確認します。
ええ、それと、千鶴子様と、マジック様と……、とウルザが話すと、……三人しかいない、とランスが言います。その四人目ということですな、とチョチョマンが補足します。
ゼスは革命があってから、四天王が任命され直したんです、その際選ばれたのが、私とチョチョマン様ですね、とウルザが言と、ランスは、ふぅむ……強いのか?とチョチョマンの強さを聞きます。
いえ、全然、ガチでやったらわんわんにもコールド負けしますぞ、と全然強くないとチョチョマンが言うと、……ゼスだから、魔法がすごいとか?と、ランスはすごいところを探し始めます。しかし、いえ、からっきしの素養ゼロです、元奴隷ですからな、と魔法もダメとチョチョマンは言います。役に立たんではないか!!しかもじじい!どういうことだ!と、ランスは怒鳴ります。
しかし、チョチョマンは気にせず、ほっほっほ、まあ、隅っこにでも置いておいてくだされ、と飄々と笑って、チョチョマンは歩き去っていきます。
……まあ、あの方らしいです、とウルザは少し苦笑をこぼして、ランスと共に老人の後姿を眺めていました。すると、そこに首を傾げながら歩くクリームがやって来ます。ランスが声をかけると、総統、いえ、その……急にスケジュールが空いてしまいまして、と普段から忙しいクリームが珍しく暇しています。
兵站関連の仕事が、その、なくなってしまって、あの……ゼス四天王というご老人が来てから……、とクリームはチョチョマンのおかげだと言うと、……………あの、チョチョマンとかいうじじいか?とランスが疑うように聞くと、はい…すごいです、とウルザは答えます。
それを聞き、そうなのか……よく分からんが……、とランスはもう一度、既に見えなくなった方向へ視線をやります。
まとめ
ランス01やランス03でも出てたメナドですが、順調に出世しているようで、今は赤の軍の副将です。一警備兵から副将なので、大出世ですが、自分以上に偉くなっているランスと比較して釣り合わない、と悩んでいるようです。ランスは全く気にしていませんが…。
ランス6以降、四天王に任命されたチョチョマンですが、政治経済、実務に関する手腕は健在のようです。つねに忙しかったクリームの仕事を代わりにやって、クリームのスケジュールが空いてしまっています。本人は飄々としていますが。
次回、レイラの食券イベントです。
前回の記事です。
コメント
こんにちは。
(とある理由でランス10は勿論、他のゲームも一切出来なくなりましたが)
ランス10の記事は、いつも楽しんでいます。
これからも頑張って下さい。
ではさようなら~。
ありがとうございます。
今後も記事の更新や追加、ほそぼそとやっていく予定です。