別冊少年マガジン 2019年5月号に掲載されている進撃の巨人 116話のあらすじと感想です。
前回の記事はこちらです。リヴァイに致命傷を負わされたジークですが、謎の力で完全回復しエレンと合流するため、再び進み始めます。
エレン対マーレ軍
侵入したピーク
ガビとエレンが話しているところに、侵入してきたピークが突如現れ、エレンに向けて銃を突き付けます。ピークはガビに見張りの兵士のライフルを奪って、エレンに向けるように言います。
© 諫山創 進撃の巨人 116話より
エレンにポケットに入れている手を出すように言い、従わなければ撃つと脅しますが、エレンは脅しに屈せず、むしろピークに「始祖の巨人」を奪還できなければ軍機違反になると脅し返します。ピークはあっさりとエレンに降伏し、それどころか「始祖の巨人」を使えばマーレを倒せるんじゃないかと、マーレを裏切ろうとします。
© 諫山創 進撃の巨人 116話より
ジークの真の目的
場面変わって、牢屋に閉じ込められているアルミン達です。する事もなく、仕方なくお湯を沸かしてお茶を作って暇をつぶしてします。コニーはアルミンに、超大型巨人の力で牢屋を脱出できないか、提案しますがアルミンはただこの街ごと吹き飛ばすだけだと言います。続いてジャンが、アルミンにエレンに暴力を振るわれた理由を聞かれ、エレンがミカサに酷い言葉を投げたから殴り合いになったと話します。
© 諫山創 進撃の巨人 116話より
コニーがエレンをクソ野郎呼ばわりしていると、牢屋にイェレナがオニャンコポン、グリーズと共に現れます。コニーはオニャンコポンにここから出せと怒りますが、イェレナを気にしながらコニー達にジークとエレンが接触するまで大人しくするように言います。
© 諫山創 進撃の巨人 116話より
ジャンとコニーがイェレナを問い詰めていると、ニコロは自分たちを売ったグリーズを非難しますが、グリーズはニコロに対してサシャの罵倒を始めます。グリーズにとってサシャは悪魔の末裔でしかなかったので、さらにサシャを罵倒しようとしますが、そこにイェレナの銃口が向けられます。
© 諫山創 進撃の巨人 116話より
イェレナの頭を撃ち抜きいきなり殺すと、イェレナは頭を下げてグリーズの非礼をコニー達に詫びます。突然の行動に驚く、オニャンコポン、アルミン、コニー達です。そして自分達の真の目的はマーレへの復讐ではなく、ジークの秘策「安楽死計画」をアルミン、コニー達に説明し始めます。
© 諫山創 進撃の巨人 116話より
ピークの真意
エレンに「始祖の力」以外の勝算を聞き出そうとするピークに、何を言っているか分からないという顔をするガビ、そしてピークはガビにライフルを下すように言います。エレンから何が望みかと聞かれ、ピークはエルディア人の開放、今すぐに自分の家族を収容所から出してあげたいと言います。たった一人の家族である父を救えるなら、そしてマーレ人を皆殺しに出来るなら、ピークは何でも協力すると言います。
© 諫山創 進撃の巨人 116話より
ガビはジークだけなくピークもマーレを裏切ったことにショックを受けて、ピークにライフルを向けますが、ピークはガビに自分達が何だと思うかと問いながら歩いていきます。そして自分達はユミルの民、これは逃れられない事実で巨人の力がいずれ通用しなくなったら、自分達はマーレにも用済みとされて殺されると言います。
© 諫山創 進撃の巨人 116話より
エレンからピークに協力するなら何か証拠を見せろと言い、右手をポケットから出します。右手の先には傷がついていて、いつでも巨人化は出来そうです。ピークは右手を見ても慌てることもなく、街に潜む仲間の位置を教えると言い、この建物の屋上からすぐに指をさすと言います。
© 諫山創 進撃の巨人 116話より
ジークの「安楽死計画」
イェレナはジークの「安楽死計画」の詳細をアルミン達に話しますが、ジャンはユミルの民が減り続けたら国の晩年には僅かな人間しか生き残らず、他の国に滅ぼされると疑問を口にします。イェレナは「地鳴らし」の抑止力を行使できるように、「始祖の巨人」と王家の血を維持し続ける考えで、ヒストリアの子供が天命を全うするまで「始祖の巨人」を継承できればこの国を守れると言います。
© 諫山創 進撃の巨人 116話より
ジャンはすべて万全なのかと疑問を抱きますが、イェレナは万全、絶対、そんなものはどこの国にも存在しないと言い、確かなのは巨人の脅威に終止符を打つ者、ジークとエレンが存在した真実だと言います。イェレナはこの先何千年も語り継がれる象徴になると饒舌に語り続けますが、途中アルミンが手で顔を覆い嗚咽し始めます。
© 諫山創 進撃の巨人 116話より
アルミンはそのような尊いお考えがあったとは、感動致しましたと再び嗚咽を漏らし、イェレナも分かりあえて嬉しいと涙を浮かべます。ここのアルミンは、本当に感動して嗚咽しているとは思えませんが。。。
そこにイェーガー派の兵士が侵入者の報告をしに走ってきます。
© 諫山創 進撃の巨人 116話より
多数のイェーガー派の兵士に囲まれ手枷でお互い繋がれたピークとガビがエレンの後ろを歩いています。他の侵入者を差し出せば仲間になれるとエレンは言い、全員屋上に向かいます。ガビはファルコがどこにいるか聞きますが、ファルコがジークの脊髄液が入ったワインを口にしてしまっている事を聞きショックを受けます。
© 諫山創 進撃の巨人 116話より
ピークはジークの脊髄液で兵団を支配した事を知り、エレンにジークには何故そんな特別な能力があるか尋ねます。エレンはさぁなとはぐらかし、ピークは知っているのかと質問しますが、マーレの誰も知らなかったと言います。ジークは出会った時から常に嘘をつき続けていたように見えたが、4年前エレンを前にして初めて本音で話した時、ジークが嘘をつき続けている事を確信したと話します。
© 諫山創 進撃の巨人 116話より
屋上での戦い
屋上についた後、扉が開きエレン、ピーク、ガビの前にはイェレナが立っています。イェレナはピークを使用するのはあまりに危険だとエレンに警告します。
© 諫山創 進撃の巨人 116話より
屋上に出たエレンはピークに仲間の位置を指すように命令します。再び指先に傷を作って巨人化の準備をするエレン、ピークは冷静ですがガビは恐怖のあまりか青ざめています。
© 諫山創 進撃の巨人 116話より
青ざめるガビの手を握りしめた後、ピークはエレンの場所を指差して暫く二人は睨み合います。その直後、エレンが立っている床が割れて顎の巨人が口を開けて、エレンに襲い掛かります。
© 諫山創 進撃の巨人 116話より
巨人化したポルコがエレンを食おうとしますが、下半身しか食えずエレンは下半身を失った状態で巨人化します。エレンの巨人化した蒸気で、辺りの石がピークやガビに飛んできますが、辺りの石が当たらないように顎の巨人が二人を守ります。
© 諫山創 進撃の巨人 116話より
ガビは裏切ったんじゃなかったの!?とピークに聞きますが、自分が仲間を売ると思ったの?とピークは言い、上を見るように言います。
© 諫山創 進撃の巨人 116話より
上空には5隻の飛空艇が現れて、建物の屋上に近づいてきます。飛行艇を見ながら、マーレは信じていない、エルディア人の開放を願っている、そして一緒に戦ってきた仲間を信じているとピークは言います。
© 諫山創 進撃の巨人 116話より
狼煙の位置から「始祖の巨人」エレンの位置を特定し、マーレ軍は、ライナーはレベリオでの雪辱を果たすべく、エレンに襲い掛かります。
© 諫山創 進撃の巨人 116話より
まとめ
エレンにあっさりと降伏して寝返ったように見えたピークですがやはり擬態で、それどころかエレンの持つ「始祖の巨人」を手に入れるために、屋上にエレンをおびき寄せマーレ軍やポルコがエレンを襲いやすい状況を作り出しました。
牢屋に入れられているアルミン達ですが、イェレナからジークの「安楽死計画」の詳細を初めて聞きます。アルミンだけ泣きながら計画に感動しているようですが、多分アルミンの性格上、恐らく単純に感動しているのではないと思います。
次回、エレンとライナー&ポルコが激しい戦いを行いますが、徐々にマーレ軍に不利な状況に追い詰められます。
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