ジャンプSQ 2021年7月号に掲載されているワールドトリガー 208話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。第1試験の閉鎖環境試験が始まります。
課題が大変
まずは施設内の間取りから
三雲がいる諏訪7番隊は、諏訪の指示でまずは施設内の設備を確認します。入口に開かないドアが二つあり、左右に寝室、トイレ、シャワー、脱衣所、洗面台、入口の横には水の残量らしきゲージがあり、さらに仕事部屋があります。
© 葦原大介 ワールドトリガー 208話より
仕事部屋には入ってすぐ右手に大きな設備があり、中身はカプセルベッドのようです。香取がカプセルベッドを見て、こんな狭いとこで寝たくないわ、と文句を言っています。カプセルベッドと寝室のベッドを足しても四人分しかなく、五人目のベッドがありません。
© 葦原大介 ワールドトリガー 208話より
五人目のベッドが見当たらない問題は、とりあえず後回しにし、さらにキッチンを見ていきます。キッチンにはコンロやオーブンレンジ、トースター、炊飯器など調理器具は色々ありますが、全部がトリオンで動くようです。さらにキッチン奥には食糧庫があり、食糧庫にある冷蔵庫だけは電気で動作しているようです。諏訪が、『電源』入れる前から冷やしておかないと、冷凍庫の中身が解けてしまう、と電気である必要性を香取に説明しています。諏訪の指示で、香取が棚の方をチェックします。
© 葦原大介 ワールドトリガー 208話より
食糧が足りない…
香取が棚の食料をチェックした結果、7日分の食料どころか4日分にも足りない事が判明します。三雲は断食でいいわね、と香取に勝手に言われて、話し合いましょう、と三雲が異議を唱えます。そこで諏訪が、トリオン体は死ぬほど消化吸収効率いいから、1日2食で充分なんだよ、まともに3色食ったら太るぞ、と言います。宇井もそれに同意しますが、1日2食の計算でも5・6日分しかもちません。
© 葦原大介 ワールドトリガー 208話より
さらに香取のメモには、『?』がついている部分があり、小麦粉、砂糖、塩の容器は空っぽで、容器にはダイヤルがついています。香取はダイヤルが怪しそうだから、まだ触っていないと言い、回してみれば?と、三雲に言います。三雲は言われるがまま、小麦粉のダイヤルを回すと小麦粉が出てきます。
© 葦原大介 ワールドトリガー 208話より
しかし、小麦粉はチョロチョロしか出てこず溜まるまで時間がかかりそうです。香取は、とりあえず全部がっつり回しときなさいよ、と三雲に言い、三雲もそうですね、と全部のダイヤルをがっつりと回します。宇井が、小麦粉と塩が使えるんなら、何食かはパン焼けばいいんじゃない?と、言い、イーストとバター、オーブン、ホームベーカリー、ジャムもあるのでパンを作ることになりそうです。卵と牛乳もキープし、ごはんの方は何とか大丈夫そうです。
© 葦原大介 ワールドトリガー 208話より
試験の規定の確認
設備チェックの次は、試験の規定の確認を全員でします。第1試験の基本ルールは大きく分けて、与えられた課題をこなし、遠征艇の中にいるつもりで7日間過ごし、朝9時から夜9時までトリオン体でいること、の3つのようです。さらに課題をたくさんこなして、A級の人たちの審査点がたかければ、勝ちのようですが課題はめちゃくちゃいっぱいあります。共通課題は1人400問、設問は全員共通で試験終了までに全て回答する必要があります。分担課題は1000問を手分けして解答しますが、どれをだれが解答しても自由です。分担課題は全て解答する必要はなく、可能な限り解答すればいいようです。課題を解答、閲覧できるのは朝9時から夜7時までの10時間のみで、朝9時から夜9時までトリオン体でいる必要があるので、トリオン体の時しか課題に取り組めそうにありません。課題は数が多いので、共通課題優先で、分担課題は手が空いた人が取り組むことになりそうです。
© 葦原大介 ワールドトリガー 208話より
共通課題と分担課題の多さに香取が、7日間ずっと夏休みのラスト1日みたいなもんじゃん、と文句を言います。別に遠征目指していないし、と香取が言うと、遠征希望じゃないんですね、と三雲が笑顔で香取に質問します。すると、チームでなら行くわよ、チームでなら、とジロッと三雲を睨みながら香取は答えます。チームで選ばれる権利があるのは、B級ではランク戦を勝ち抜いた二宮隊と玉狛だけなので、チームで選ばれる権利のない香取は一人で行く気になんない、と言います。しかし、お前は選ばれないと諏訪から突っ込みが入り、今度は可能性あるでしょ、と香取は遠征に行きたいような言い方をします。
© 葦原大介 ワールドトリガー 208話より
さらに課題には『特別課題』と『戦闘シミュレーション演習』があり、特別課題は運営から予告なく出題される課題で、数や内容は今のところ不明です。戦闘シミュレーション演習は試験二日目から行われる部隊対抗の競技課題で、ノートパソコンでやる戦闘シミュレーションのようです。ネット越しで他のチームと対戦し、勝てば得点し、負ければ0点です。香取は戦闘シミュレーション演習が一番重要だと言い、勝った分だけほかのチームに差をつけられるので、戦闘シミュ演習に全力を注ぐべきだわ、と主張します。
© 葦原大介 ワールドトリガー 208話より
さらに規定を読み進めると、オペレーターにはオペ用の部屋があり、そこで寝泊まりするようです。オペレーターは夜9時になったらオペ用の部屋に引っ込んで、そこのPCでその日の報告書を作成すること、となっているようです。香取が個室はズルい!と、言い報告書はここのパソコンを使えばいいと言います。しかし諏訪は、ここのノートパソコンは持ち主のトリオンで動くっぽいから、日中でトリオン使い切って報告書を書くトリオンが無くなったら困るだろ、と言い、オペレーター用の部屋があるのは仕方ないと擁護します。
© 葦原大介 ワールドトリガー 208話より
それでも香取は、アタシも個室がいい、ズルいと駄々をこねますが、男女比で男はツイン部屋確定で、香取は1人部屋の個室だと分かると、急に文句を言わなくなります。しかし、規定で試験中に全員必ず一泊はカプセルベッドを使用することとあり、諏訪の後に入るのはヤダと、さらに香取が文句を言います。
© 葦原大介 ワールドトリガー 208話より
諏訪が、おめーが最初に使えばいいだろが、と言いますが、アタシのあとに諏訪さんが入るのもヤダ……、とワガママを言い、諏訪からシバくぞ、と突っ込みが入ります。結局初日は、カプセルベッドを隠岐、ツイン部屋を諏訪と三雲、シングル部屋を香取、オペ部屋を宇井が固定で使うことで落ち着きます。
© 葦原大介 ワールドトリガー 208話より
確認事項を一通り見たところで、各々『共通課題』に取り組みます。基礎知識のような普通の問題もあれば、ボーダーらしい戦術問題などもあり、心理テストのような問題もあります。3分ほどの映像を見て、見終わると質問がたくさん出てくるものもありかなり大変です。
© 葦原大介 ワールドトリガー 208話より
小一時間、黙々と課題に取り組み、見るからに香取の集中力が途切れてきますが、その頃に諏訪のノートパソコンに特別課題①の通知が来ます。特別課題①を共有に入れて、諏訪は全員にその事を教えます。皆が特別課題①のファイルを開きますが、これが『特別課題』?といった反応を香取が示します。
© 葦原大介 ワールドトリガー 208話より
まとめ
今週は諏訪7番隊だけにフォーカスを当てています。まずは施設内の設備を確認していますが、自分はダイヤルが怪しいと触らなかった香取ですが、三雲には回してみるように平気で言っています。三雲は正直にダイヤルを回して、小麦粉が出ると分かると、がっつりとダイヤルを全部回していますが、うかつに回したら後々トリオン消費が大変なことにならないのでしょうか。
その後、課題の確認をして実際に課題に取り組んでいますが、小一時間しただけで香取は集中出来なくなっています。7日間こんな感じで、閉鎖環境試験はやり切れるのでしょうか。
ヒュースや雨取などの他のチームの様子も気になりますが、全てのチームの様子を描いていたら閉鎖環境試験だけで何話も使うことになりそうです。なので他のチームは描かれたとして、ダイジェスト的になる可能性が高そうですね。
次回、特別課題①についてチーム全体で議論をして意見を出し合います。
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