ジャンプSQ 2023年7月号に掲載されているワールドトリガー 233話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。二宮隊は戦闘シミュ2日目から一転、苦戦し勝ち星がほとんど取れません。
戦闘シミュ③、終了
雨取の不調は続く
前回、諏訪隊はマップ東側を強引に突破し、絵馬のユニットを香取のユニットがグラスホッパーで撃破し、二宮隊が苦境に陥っていましたが、結局雨取の不調はそのままで二宮隊は諏訪隊に負けてしまったようです。その後の試合は古寺隊にも敗北、歌川隊と若村隊には引き分け、といった結果になったようです。
© 葦原大介 ワールドトリガー 233話より
二宮隊、1勝しか出来ず…
そして、二宮隊の10試合目は休みですが、雨取はかなり落ち込んでいます。どのチームも雨取狙いの戦術で、二宮隊は9試合で1勝しかできていません。戦闘シミュはあと残り1試合のみで、絵馬も東も相手チームがなぜ、雨取ばかり狙ってくるのか分かっていないようです。
© 葦原大介 ワールドトリガー 233話より
雨取が加賀美に入れてもらった飲み物を飲んでいると、二宮が、ここまでで何か気づいた事はあるか?と、声を掛けます。雨取は、私じゃどうにもできませんでした……、と謝り、二宮の質問に答えることが出来ません。加賀美は雨取のせいじゃない、と雨取をフォローし、絵馬もその言葉に頷きます。
© 葦原大介 ワールドトリガー 233話より
自分の役目は果たしたい、と雨取はっきり主張
すると二宮は勘違いするなと言い、最初に細かい指示は出さない、自分で考えて動けと、言っているので、隊員がこの方針に従っている限り責任は命令を下したおれにある、と二宮は雨取に責任はない、とハッキリ言います。しかし、雨取は玉狛第2で三雲と一緒に闘っていた時を思い出しながら、自分の役目は自分で、ちゃんとしたいです……!と、はっきりと二宮に自分も責任をもってやりたいと言います。
© 葦原大介 ワールドトリガー 233話より
二宮は、……それが今できなかった、って話じゃないのか?と、言います。そして、自力で解決しようとするのはいい心がけだが、自分の手に余ると感じたなら早めに誰かの手を借りるべきだ、と二宮は注意します。二宮の正論にさらに落ち込む雨取ですが、東から、試験は現状何が出来ないかや、どこに問題があるか、を知る為で、遠征に行く前にこの戦闘シミュで問題点が1つ分かってから、これでいい、とアドバイスされます。
© 葦原大介 ワールドトリガー 233話より
雨取、元気を取り戻す
さらに、今雨取がするべきことは落ち込むことではなく、遠征までにこの問題点を改善する事だ、と東は言い、二宮にも話を振ります。これに二宮も賛同しますが、絵馬は最初からそう言え、と不満そうです。そして話は戦闘シミュに戻り、加賀美から他の人にこう動いて欲しいとかある?と、聞かれ、雨取は、それなら……、と元気を取り戻し、何か意見を言おうとします。
© 葦原大介 ワールドトリガー 233話より
1位は諏訪7番隊、6勝達成
そして数十分後、全ての戦闘シミュ③が終わり、場面は運営本部デスクへと移ります。本日の結果を振り返っており、1位を取ったのは諏訪7番隊でした。諏訪7番隊は、6勝3敗1分け、1240点を取り11チーム中で唯一6勝しております。配点の多い3日目にしっかり照準を合わせた諏訪の指示を迅が評価し、三雲の分析とアイデアを城戸が評価しています。『映像問題』の問題文をカメラで撮り、皆のパソコンで何回も動画を見ながら解く、という229話の三雲のやり方も鬼怒田が評価しています。
© 葦原大介 ワールドトリガー 233話より
続いて2位は北添4番隊で、5勝2敗3引き分け、1120点でした。昨日まで散らしていた砲撃を、今日だけ集中して落とすことで、相手の対策の裏をかく作戦が成功したようです。また他のチームに比べて戦闘シミュの準備にかかる労力が少なく、他の課題に時間を回せたこと、その上で2位である事が上層部から評価されています。3位は同率で歌川1番隊と古寺6番隊、4勝1敗5引き分け、1000点でした。どちらも227話で諏訪7番隊と連絡を取って連携した点が戦略性が高い、また1敗しかしておらず安定感がある、と上層部に評価されています。
© 葦原大介 ワールドトリガー 233話より
王子隊の作戦は独特
続いて5位は王子2番隊で、4勝2敗4引き分け、960点でした。王子隊の作戦は独特で、戦闘シミュ3日目だけ動かす駒を交換していました。駒を交換する理由を例えば、生駒はとにかく旋空を打ちたがって、相手チームに動きを読まれている点、そして自分の駒がやられても、やられ方が面白ければ『有り』と思っている点、として王子は挙げます。これに生駒は心当たりが大いにあるようで、分かりやすく反応しています。
© 葦原大介 ワールドトリガー 233話より
辻から、そんなこと考えてたんですか?と、言われますが、どうせなら笑いを振りまいて死にたいやん?と、生駒は正直に答えます。そして、今日は生駒には帯島の駒を使ってもらうと言われ、なるべく死なせないように、尚且つちゃんと活躍させて、と指示されます。それを聞き、責任重大やん……!と、生駒は責任を感じたのか、態度がそわそわ落ち着かなくなってきます。
© 葦原大介 ワールドトリガー 233話より
そして、生駒の駒は王子が使い、王子の駒は帯島が使うという指示を王子は出します。辻はチームの守りの要で、辻の動きは辻にしか出来ないという事で、辻は引き続き自分の駒を使う事になります。このような作戦で王子隊は戦争シミュ3日目だけ変化をつけていて、作戦としては北添隊に近いものになっています。迅から、自動的に裏をかく感じになっているのがおもしろい、と評価されています。
© 葦原大介 ワールドトリガー 233話より
負け越したグループ
そしてここからは負け越したグループで、6位が来馬5番隊、4勝5敗1引き分け、840点でした。7位は柿崎3番隊、3勝4敗3引き分け、720点でした。8位は村上10番隊、3勝5敗2引き分け、680点でした。実直ゆえに奇策の煽りを食ったチームで、もう1日あったら奇策にも対応できたかもね、と上層部は分析しています。特に村上隊は回数を重ねれば重ねるほど強くなりそう、と根付が評価しています。
© 葦原大介 ワールドトリガー 233話より
そして、城戸が注目していた二宮8番隊と水上9番隊の話になり、場面は戦闘シミュ開始数時間前の水上9番隊に戻ります。水上が隊員に今日の方針の説明を始めようとしています。
© 葦原大介 ワールドトリガー 233話より
まとめ
前回、諏訪隊との試合で雨取は防御を突破され、どう行動すればいいか分からず悩んでいましたが、結局そのまま諏訪隊に負けてしまいます。さらに、その後の試合でも雨取は集中的に狙われてしまい、二宮隊は価値を取れない状況が続いていました。落ち込む雨取ですが、二宮から早めに誰かの手を借りた方がいい、とアドバイスを受け、東からも落ち込まなくてもいい、遠征までにこの問題点を改善すればいい、と言われやる気を取り戻し、最終戦に挑むことになります。
そして戦闘シミュ3日目が全て終了し、戦闘シミュ3日目では諏訪7番隊が一番点数が高い結果となりました。配点が高い3日目にしっかり照準を合わせた諏訪の指示と、三雲の分析とアイデアのおかげです。これで、諏訪7番隊は総合順位でも期待できる状況になりましたが、果たして総合順位は何位でしょうか?
次回、水上隊は上位4チームに絞って対策を行う事にします。
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