前巻18巻から約1年8カ月ぶりに発売された待望の19巻です。本編の方も今週から、(いろいろ個人的な葛藤があったようですが)ジャンプスクエアに移籍して、連載を継続されています。
ワールドトリガー 19巻には、第161話から第169話まで掲載されています。
目次
19巻の収録内容
表紙は鈴鳴第一(来馬隊)隊員。アタッカーの村上 鋼です。
© 葦原大介 ワールドトリガー 19巻より
第161話 玉狛支部④
玉狛支部の古株、林藤ゆりとミカエル・クローニンと会う場面から始まります。林藤ゆりは林藤支部長の姪で、ミカエル・クローニンはカナダ人と言う建前ですが実際は近界民です。
© 葦原大介 ワールドトリガー 19巻より
エンジニアでもあるミカエル・クローニンは、新隊員ヒュースのトリガーセット構成のアドバイスを行い、三雲と宇佐美は次の相手の最近の試合の見直しを行い、それぞれB級ランク戦 ROUND7に備えます。
© 葦原大介 ワールドトリガー 19巻より
第162話 玉狛支部⑤
三雲は家より本部に近いので、今日から玉狛支部に泊まり込みです。宇佐美から泊まり込み用に用意してもらった部屋を片付けていると、前に使っていた人の私物が出てきます。扉のネームプレートにも城戸と名前があり、城戸司令が以前使っていたようですが、私物の集合写真を見て、今と別人のような昔の城戸司令に三雲は驚きます。
© 葦原大介 ワールドトリガー 19巻より
これは三雲が見ていた、昔旧ボーダーだった頃の集合写真。この中の10名は、5年と少し前の戦いで、死んでしまったそうです。
© 葦原大介 ワールドトリガー 19巻より
第163話 絵馬 ユズル②
影浦隊、影浦の実家のお好み焼き屋で皆とお好み焼きを楽しむ遊真は、ユズルが千佳を気にしていると言う話から、ユズルが次のB級ランク戦 ROUND7でわざと負けるという話を聞きます。ユズルが所属する影浦隊は遠征を狙っている訳ではないので、真剣に遠征を狙っている人に譲った方がいいと言う考えです。しかし遊真は既に千佳は既に遠征行きが決まっている事実を、ユズルに話します。
© 葦原大介 ワールドトリガー 19巻より
第164話 玉狛第2⑳
遊真から千佳は既に遠征行きが決まっている事と、「どっちにしろ勝つのは玉狛第二だ」と宣言されてユズルは次の試合、やる気を出し始めます。
話変わって、A級の当真から千佳が人を撃てない事を指摘され、遊真はとぼけますが多くの人にバレバレでした。しかし当真は千佳が人を撃てないのではなく、人を「撃ちたがらねえ」やつだから、追い込まれれば撃つと断言します。
© 葦原大介 ワールドトリガー 19巻より
第165話 三雲 修⑯
今日いよいよ、B級ランク戦 ROUND7が始まります。B級デビュー戦のヒュースは緊張もしておらず準備万端ですが、三雲は何かいつもと違う漠然とした不安が消えず嫌な感じがしています。
結局不安を払しょく出来ないまま本部に移動して、B級ランク戦が始まろうとします。ランク戦前の時間では、玉狛第2がメンバーを一人増やしたことが話題になっています。
© 葦原大介 ワールドトリガー 19巻より
第166話 玉狛第2㉑
不安から迷っていた三雲ですが、ヒュースに促され全員に序盤の作戦を伝えます。まず今回は「ワイヤー陣」は狙わない方針です。MAPが狭く建物が大きいのでワイヤー陣を張れる場所が少なく、敵部隊にそれぞれ狙撃手がいてワイヤー陣の外から反撃される可能性が高いからです。逆に玉狛第2の有利な点、手の内が知られていないヒュースで序盤に敵を仕留める考えです。
© 葦原大介 ワールドトリガー 19巻より
第167話 鈴鳴第一②
ランク戦が始まり、全部隊の転送完了します。MAP「市街地D」、時刻「夜」、初期配置は全部隊バラけて転送されました。今回は遊真とヒュースのダブルエースで点を獲る作戦なので、開始早々二人は最速で合流を目指します。そして時間が経つにつれて全部隊、中央の大型ショッピングモール内目指して、徐々に合流し始めます。
© 葦原大介 ワールドトリガー 19巻より
第168話 鈴鳴第一③
鈴鳴第一の村上が今まで使った事の無い「黒い弧月」を出し、来馬と連携して影浦隊の影浦を追い詰めようとします。影浦も北添と連携して対応し、影浦隊と鈴鳴第一が至近距離での戦闘を開始します。影浦隊に押されて一旦は防戦一方になりますが、鈴鳴第一は新戦法で対応し逆に押し返します。
© 葦原大介 ワールドトリガー 19巻より
第169話 玉狛第2㉒
鈴鳴第一が狙っていたもう一つの作戦は、太一が1階の電気室でブレーカーをOFFにして暗闇にして奇襲し、他チームが暗闇に対応して「暗視」の視覚支援が入った頃に再度ブレーカーをONにして照明を点灯するものでした。この作戦が当たり、鈴鳴第一は影浦に致命傷を負わせる事に成功します。
© 葦原大介 ワールドトリガー 19巻より
まとめ
休載により止まっていたB級ランク戦 ROUND7が、2年ぶりに再開しました。玉狛第2 vs 影浦隊 vs 鈴鳴第一 vs 東隊の四つ巴の戦いですが、まずは鈴鳴第一が新戦法と照明のON・OFFで序盤を有利に進められています。が、玉狛第2もヒュースが加わりダブルエースとなったので、簡単にはやられないでしょう。
前巻、18巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。
次巻、20巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。
おまけ
今回オマケとして、ワールドトリガーが休載に至り、復帰してジャンプスクエアに移籍するまでの経緯が書かれています。休載の理由は葦原大介先生の首が壊れたからでした。長期休載の前から何度か首が原因の体調不良で休んでいたので、それは分かっていたのですが末期では葦原大介先生が邪悪なオーラを放つまでになったようで、担当さんからストップがかかっての無期限休載だったようです。
その後ある程度体調が回復し、編集部から移籍の打診があり週刊少年ジャンプで続けたいとの葛藤がありつつも、「ムリした結果ワールドトリガー絶筆」の最悪の展開もよぎったようで月刊誌へと移籍しての連載再開になったようです。詳しくは単行本に書いてある全てのいきさつを読んで下さい。
今後は本当に無理しないペースで、定期的に単行本を出して頂ければ幸いです。
© 葦原大介 ワールドトリガー 19巻より
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