湯神くんには友達がいない3巻には第11話から第16話まで掲載されています。夏休み編が収録されています。
3巻の収録内容
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 3巻より
第11話 湯神くんの家に行く
前話、準決勝で天城高校に勝利しましたが、湯神は怪我で病院に運ばれました。しかし甲子園予選決勝で、湯神は怪我を隠して出場しましたが、途中湯神は怪我の激痛で病院に行き、補欠が投げた結果、18対1で上星高校は負けました。
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ちひろ、藤沢、門田の三人は微妙に気が進まないのですが、気になるので湯神の家を訪れます。妹の裕子に迎えられ湯神の部屋を訪れると、怪我した上に熱まででてボロボロの湯神がそこにいました。
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湯神が怪我の為に、湯神の部屋に入る事を禁止されている飼い猫、タイザーです。
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第12話 湯神くんの夏休み
もうすぐ夏休みです。ちひろは友達との約束もなく、赤点の為補習以外何一つ予定がありません。ちひろは補習に行って、心が落ち着く羊毛フェルトをやって夏休みの毎日を過ごしています。さすがに母親から友達とどっかに遊びに行かないのと言われましたが、これでいいとちひろは母親に言います。
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一方、湯神は試合で痛めた足を治療する為に、温泉旅行に出かけました。しかし、自分で貯めたお金で、自分で決めたプランで、一人で温泉旅行に出かけています。お祖母さん曰く、何もかも自己完結していてお祖父さんそっくりだそうです。
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場面変わって夏祭りの日、ちひろは母親になかば強引に誘われて、そして湯神はある理由で夏祭りに参加します。ちひろはいつもお弁当を食べているメンバーが夏祭りに参加しているのを見て、メンバーから誘われなかった事に落ち込みます。
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その後、ちひろは湯神に会い事情を察した湯神が久住にちひろの事を、連絡をしてくれます。ちひろは迷惑がりますが、結果的にちひろは友達と合流でき、夏祭りと花火大会を楽しめました。ここで、ちひろと久住の連絡の行き違いがありますが、それは後で分かると思います。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 3巻より
そして花火大会が終わった後、ちひろ達は湯神とまたも遭遇してしまいます。久住と百瀬は湯神と遭遇したことで、不機嫌になってしまいます。
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第13話 湯神くんは忘れない
前話で亀すくいが得意そうなちひろを強引にどこかへ連れて行った湯神、そんな湯神にイライラしながらもちひろをかわいそうで放っておけない久住です。さらに湯神に振り回されている状況が許せない百瀬が怒り出し、困りだします。
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場面変わって湯神とちひろですが、湯神が亀すくいにこだわっていたのは、中学生の時に亀すくい屋に騙された事のリベンジが目的でした。さらに湯神の妹、裕子は夏祭りに参加していませんが、昔屋台とか好きでしたが前に亀すくい屋に騙されて、それ以降苦手になった過去を思い出します。
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過去の裕子の思い出です。兄が暴走した結果、裕子は夏祭りが苦手になり、亀も複雑な感情を抱くようになっています。
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第14話 綿貫さんは困っています
夏休み、ちひろは野球部の練習風景を見ながら、野球部の部員が青春していると羨ましそうに見ています。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 3巻より
そこに藤沢からメールがあり、会いに行くとバイトの愚痴を聞かされます。そして藤沢が、自分がまだ学生で世間を知らないので、社会勉強としてバイトをしていると聞いたちひろは、藤沢は頑張っている、自分も何か挑戦しなきゃと言います。それを聞いた藤沢はここで一緒にバイトをしようと言い始めます。
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第15話 湯神くんの飼育日記
ちひろ、藤沢のバイト先で放置されていた犬を何故か押し付けられた、湯神です。しつけもされておらず、困った湯神はとりあえず飼育日記をつけて、後日保護した間にかかった費用を飼い主に請求できるようにします。いろいろ、しつけようとしますが噛み癖などなおらず、湯神も苦戦します。
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第16話 門田くんは納得できない
夏休みもあと少しで、もうすぐ新学期です。次のキャプテン、そして三年が引退した後のチーム体制の事を考える季節です。現キャプテンの三年、重原は次のキャプテンに湯神を推してきます。が、重原は驚きますが門田は猛反対し、久住も賛同します。
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場面変わって、湯神から直接電話がちひろにあり、電話やメールでなく直接会って話がしたいと深刻な感じで連絡が来ます。疑心暗鬼になりながらも湯神から用件を尋ねると、「あのさ、金魚くれない」が用件でした。金魚は夏祭りで釣りましたが、何故湯神が欲しがるか分かりませんでした。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 3巻より
湯神はメールや文章では伝わらない理由を話してくれました。湯神が今飼っている亀が最近餌を食べないらしく、日に日に元気がなくなっていっているそうです。助けたくても夏休みに温泉旅行に行くなど散在してしまい、動物病院に連れていくお金もないそうです。そんな時にお祖母さんに聞いた話が、「食欲がない時には生き餌が一番だよ」、亀は金魚が大好物だそうです。結局湯神はちひろがペットとして飼っている金魚を、湯神の亀の生き餌に欲しいとの事です。「あげない」という、ちひろの表情が本当に怖いです。この後、懲りずに「焼き魚だと思えばいいんだよ。そうしたら…」と、湯神がまだ金魚を催促するのもなかなかです。
©佐倉準 湯神くんには友達がいない 3巻より
まとめ
野球部の大会も終わって、この巻は主に夏休みのエピソードです。ちひろは友達付き合いの難しさに翻弄されますが、この巻からその片鱗が見え始めます。そして夏休み明け、現三年生が引退した後の話も出始めます。
最後に、湯神の亀はミミズやったら普通のエサも食べるようになって解決したそうです。
前巻、2巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。
次巻、4巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。
3巻を購入される方は、こちらから。
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