ヤングアニマルに掲載されているあそびあそばせ 79話のネタバレ、感想です。
前回、78話の記事はこちらです。オカ研と小さくなった吸血鬼のお話です。
ファントマ、再び
クワガタのファントマがぁー
ある日、華子が教室で号泣している所を見つけたオリヴィアと香純ですが、オリヴィアは華子が号泣しているのに、いつも通りと言えばいつも通りだと、ひどい言い様です。オリヴィアが好きな漫画のキャラが死んだとか、と推測していると22話で出てきたクワガタの名前を華子は口にします。
© 涼川りん あそびあそばせ 79話より
死んだのかと思ったら、ずっと世話をしておらず前多に任せきりにして、なつかなくなってしまっていたようです。ペットあるある話ですが、クワガタでも起きるの?
© 涼川りん あそびあそばせ 79話より
ファントマ、手足が生えていましたが、生えさせたのは華子で、華子なりに思い入れがあったようです。今では華子がファントマに呼びかけても見向きもせず、前多とのトランプを続ける始末です。前多がお前のご主人様は華子だと諫めても、近所のおばさん呼ばわりされ辛辣な事を紙に書かれます。
© 涼川りん あそびあそばせ 79話より
その上、老後の世話までさせる気だろうとファントマに紙に書かれて、華子はつい昆虫の寿命を言ってしまい、ファントマにショックを与えてしまいます。焦る華子ですが、前多が人生で重要なのは長さではなく中身、閃光のように生き抜く人生こそが重要と、ファントマに言って聞かせて落ち着かせます。
© 涼川りん あそびあそばせ 79話より
ファントマ、学校へ
華子はファントマの機嫌を取る為、さらに楽しい思い出作りをする為、ファントマを学校の部活に誘います。ファントマから貴重な残された時間を無駄に過ごしたくないと、遠慮されますが、蜜的なジュースを与えてファントマを学校に連れてきます。オリヴィアと香純の前でも、どっしりと構えるファントマです。
© 涼川りん あそびあそばせ 79話より
華子はどんな遊びでも付き合うと言い、ファントマは「告白か挑戦か」ゲームをしたいと言い出します。トランプの一番大きい数字をひいた親が、一番小さい数字をひいた挑戦者に「告白か挑戦か」と聞くゲームです。「告白」を取れば、どんな恥ずかしい親の質問にも答える必要があり、答えたくなければ親からの厳しい「課題」をクリアする必要があります。華子たちは無邪気に「告白か挑戦か」ゲームに応じますが、既にファントマはトランプにイカサマを仕込んでいて、このゲームは親が常にファントマになる無常なゲームとなります。
© 涼川りん あそびあそばせ 79話より
「告白か挑戦か」1回戦
早速「告白か挑戦か」ゲームの一回戦が始まります。当然イカサマなので、親はファントマです。挑戦者については、今回は華子です。早速、華子にとって恥ずかしい告白をさせようとします。昨日の夜、何していた華子!
© 涼川りん あそびあそばせ 79話より
あっさりと華子は告白を断念し、挑戦を選択します。挑戦の課題は「昔の日記の指定したページを朗読する」です。華子はチョロいと言いますが、ファントマは華子の嫌がることを知り尽くしていて、幼稚園の頃の日記を指定します。将来、前多のお嫁さんになりたいと言っていた頃の日記です。華子、泣きながら昔の日記を朗読します。オリヴィアと香純も、ファントマの指定する挑戦のハードルが高いことに気付きます。
© 涼川りん あそびあそばせ 79話より
「告白か挑戦か」ゲームは続く
続いて二回戦、当然親はファントマで挑戦は香純です。香純は挑戦のハードルが高いことを嫌って、告白を選択します。ファントマから指定された告白の内容は、例の青空さんが好きというやつです。気色悪い進化を遂げたクワガタに命令されて告白する事を嫌った香純は嘘で誤魔化そうとしますが、ファントマはブラフ通用しないと香純の心の虚を突いて、香純に話させます。
© 涼川りん あそびあそばせ 79話より
ちなみにファントマは香純の告白内容を知らないので嘘を言ってもバレませんが、既に香純は真実を言うように思いこまされているので、仕方なく香純は少しずつ気になる人の事を華子とオリヴィアに話します。華子とオリヴィアは香純の性癖(ゴブリン×ドワーフ)の事だと勘違いし、二人は深入りしないようにします。
© 涼川りん あそびあそばせ 79話より
結果香純は、自分が青空さんの事を好きだという事を告白できた、そして華子とオリヴィアはそれを受け入れてくれたと勘違いしてしまいます。そしてこの勘違いで、本当の地獄が待っているエピソードがあるようです。
続いて三回戦、華子は11を引きますがイカサマをしてるファントマが13を引き、またもファントマが親です。そして、挑戦者はオリヴィアに決定です。
© 涼川りん あそびあそばせ 79話より
オリヴィアは告白を選択し、ファントマは香純の時と同様、オリヴィアにブラフ、はったりをかまして動揺を誘いますが、オリヴィアのアホ面のせいでファントマは本当に秘密が無いのか読めません。このまま通せばよかったのですが、アホのオリヴィアは自分に秘密がないと空っぽな感じがして、嫌だと思いファントマに別の質問をしていいと言います。
© 涼川りん あそびあそばせ 79話より
ファントマから次の質問は、67話「堪忍ぐ」での真相を告白するように言われて、あっさりとオリヴィアは挑戦を選択します。一番怖い人を聞かれたオリヴィアは新聞部の副部長を言います。70話「部長の異常な愛情」での人狼ゲームが怖かったそうです。
© 涼川りん あそびあそばせ 79話より
「スールの契り」を
ファントマは怖いと言っている新聞部の副部長と、スールの契りを結んでくるよう言います。ファントマはこの前、マリみてを読んだそうです、よく知っているな。スールの契りとは百合的なやつだと思いますが、オリヴィアは怖いと言って拒否しますが命令は絶対だと強制されます。
© 涼川りん あそびあそばせ 79話より
新聞部の部室に来たオリヴィアは片言の日本語で、新聞部の副部長にスールの契りを結んで来れるようにお願いします。オリヴィア、顔が完全におかしくなっています。最初、新聞部の副部長はオリヴィアとほとんど話したことないと、断ろうとしますが必死なオリヴィアを見てあっさりと了承します。
© 涼川りん あそびあそばせ 79話より
オリヴィアは単純に喜んで部室を去っていきますが、新聞部の副部長は面白そうな話には乗っからないと、という理由で了承したそうで、今後の新聞部からの要求が怖そうです。しかし、新聞部の部長と、副部長は今回、いやにベタベタしていて、こっちの方が百合っぽいです。
最後四回戦はまたしても華子になり、結局華子は昨夜の夜、ファントマの部屋で樹液をペロペロしていた事を暴露されてしまいます。華子、樹液は大変まずかったそうです。
© 涼川りん あそびあそばせ 79話より
まとめ
クワガタのファントマ、再登場ですがこのクワガタ何者なんでしょうか。妙に達観していますし、人間相手にブラフ、はったりをかまして交渉、駆け引きしてきますし、何故か色々な秘密を知っています。どういう進化を遂げた生物なのか、謎が多すぎます。
次回、たか君を巡って二人の女が争そった後のお話です。
最新刊、あそびあそばせ7巻です。
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