ハルタ 2020年 volume 79に掲載されているダンジョン飯 69話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。自分の家に戻ってきたシスルは、家の中の様子が違うことに気付きます。
たくさんのドラゴンと対決
© 九井諒子 ダンジョン飯 69話より
シスルと対峙
67話でファリンを殺してしまったライオスは迷宮の主になることを決意し、皆に今後の作戦を説明します。迷宮の主になれば迷宮を自在に操れて、ダンジョンの深層部分に当たる現在地を地上付近にまで移動し、ファリンの巨体を移動することも簡単です。
© 九井諒子 ダンジョン飯 69話より
翼獅子がシスルの力を抑えてくれていると期待し、シスルの家に再び入っていきますが、中では翼獅子を封印した本を持つシスルが待ち構えていました。翼獅子がシスルに負けていることに、衝撃を受けるライオス一行です。
© 九井諒子 ダンジョン飯 69話より
再び自分の竜を殺し、さらに魔物達を殺し料理して食い、さらに家を荒らした事にシスルは激怒します。シスルは家の天井を操作しライオス達をすり潰そうとしますが、マルシルが魔法で防いでくれたのか、天井は途中で止まりライオス達は何とか助かります、ライオス一人だけ頭をぶつけてしまっていますが。
© 九井諒子 ダンジョン飯 69話より
マルシルはエルフとトールマンの混血
マルシルはシスルに、私達はあなたに危害を加えに来たわけではない、少しだけ話を聞いてと話しかけます。しかし、シスルは笑い飛ばすとマルシルに、ぼくから迷宮の力を奪い「完全な」エルフにでもなりたいのだろう、とマルシルを哀れで愚かなハーフエルフの小娘と罵ります。ハーフエルフと言われてマルシルは顔を真っ赤にします。
© 九井諒子 ダンジョン飯 69話より
マルシルはシスルに長命種と短命種の混血は生物としては完全な失敗作だ、と言われ怒りながら完全なエルフになりたいだとか、全然思っていないと否定します。マルシルは、現代の研究では、純潔の長命種より短命種の血が混じっている方が優秀だという結果も出ていると言います。ライオスはラバを例に出し、馬とロバの交雑種だがどちらよりも優れてるとマルシルを擁護します、がマルシルは複雑な顔をします。
© 九井諒子 ダンジョン飯 69話より
しかし、シスルは混血の方が短命種より丈夫で、エルフを凌ぐ長寿であることは知っていると言い、しかし寿命や成長速度が不安定で子供を成すことが出来ない欠点があると指摘します。そして、混血種はどんな種族とも同じ時を生きれない、百年後マルシルと食卓を囲む者はいないだろう、と言い迷宮の力でその運命を変えたいか、とマルシルに質問します。マルシルは複雑な表情をして、否定しようとしますが完全には否定できずにいます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 69話より
シスルはマルシルの欲望には興味はない、と切り捨て手に持った棒を振ると家が揺れ始め、気が付くと台所全体が巨大化しています。さらにシスルは天候を操作すると、雨が降ってきて視界が悪くなります。
© 九井諒子 ダンジョン飯 69話より
たくさんのドラゴン 対 ライオス一行
気が付くとたくさんのドラゴンが、いつの間にか巨大化した台所に召喚されています。
© 九井諒子 ダンジョン飯 69話より
モンスター博士のライオスが、グリーンドラゴン、レッドドラゴン、ワームに、ワイバーンに、東洋龍もいる!とわざわざ解説してくれます。チルチャックが、解説してる場合か、とライオスに突っ込み、襲ってくるたくさんのドラゴンから逃げ出します。
© 九井諒子 ダンジョン飯 69話より
ライオスの所に襲ってきたグリーンドラゴンは機敏な竜で、逃げても逃げ切れませんが、金銀財宝に執着する性質があるとライオスは解説し、銀食器で気をそらそうとします。しかし、グリーンドラゴンは純銀のスプーンには目もくれずセンシを追いかけます。追い詰められたセンシは鍋の中に逃げ込みますが、グリーンドラゴンが炎を吐きセンシは大きい鍋の中で蒸し焼きになってしまいます。料理のように、センシの蒸し焼き、と解説がついています。
© 九井諒子 ダンジョン飯 69話より
チルチャックとイヅツミはレッドドラゴンに追いかけられ、何とか逃げ回っています。チルチャックとイヅツミは、皿を水に浮かべて流し台に逃げて動きの鈍いレッドドラゴンから逃れます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 69話より
しかし、逃げた先で下からリヴァイアサンに襲われ水に落とされてしまい、イヅツミは溺れてしまいます。水は何故か海水でしたが、何とか泳いでチルチャックは助かります。が、その先にはホワイトドラゴンがいて、チルチャックはブレスをかけられてしまいます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 69話より
チルチャックはルイベ、イヅツミは海水漬けになってしまい、ここでも料理のような解説がついています。
© 九井諒子 ダンジョン飯 69話より
チルチャックとイヅツミがリヴァイアサンやホワイトドラゴンに襲われているのを見て、ライオスは生き物というより災害だ、と諦めかけます。しかし、竜の目を掻い潜ってシスルの元へ行き、シスルを直接討てばなんとかなる、とライオスは望みを捨てません。ただ、マルシルが死んでしまうとみんなの蘇生ができないと、マルシルは安全な場所にいるか確認します。
© 九井諒子 ダンジョン飯 69話より
マルシルはワームに襲われていて、爆発呪文を連発していました。ワームは目がほとんど退化しているので、音を立てないように爆発呪文を唱えるな、とライオスは叫びます。しかし、ワームに有毒なガスを吐かれてマルシルは毒にやられて、倒れてしまいます。マルシルの神経締め、としてここでも料理のように解説がつきます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 69話より
パーティーはほぼ全滅だが…
仲間がどんどん竜達に料理されていき、さらに自分も東洋龍に捕まってしまいます。シスルに、喜べ!お前達の体は竜に完食させてやる!命に感謝しながらな!と、笑いながら言われます。ライオスは、あんまりだ、こんな形で全てが終わるのか、と絶望してしまいます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 69話より
しかし、ライオスが東洋龍に食われる寸前、東洋龍は別の竜に体当たりされて、食われずにすみます。竜同士が争っているのを見て、伝説だろうが、災害だろうが、竜は生き物なんだ!!とライオスは冷静になり、あらためて対処しようとします。
© 九井諒子 ダンジョン飯 69話より
まとめ
今回の話で、マルシルがエルフとトールマンのハーフという事が判明しました。6巻の42話でマルシルが父親の葬式の時に、私はみんなと走る速さが違うんだって、私はこれからもたくさんの人を見送らないといけないって、と母親から言われていたのを思い出しました。みんなと走る速さが違うと言っても、マルシルと同じエルフなら同じ寿命じゃないの?と思っていましたが、エルフとトールマンのハーフだとエルフを凌ぐ長寿になるみたいですね。だからエルフともトールマンとも、走る速さ=寿命が違うってことですね。
© 九井諒子 ダンジョン飯 6巻より
シスルとの対決はライオス以外全滅に近い形になってしまって、ここから逆転はあるのか?という感じですが、ライオスは再びやる気を出して、ドラゴンに立ち向かうようです。竜との対決にライオスのモンスター博士の知識が役に立つのか、どう話が展開するか楽しみです。
次回、生き残ったライオスは竜同士の争いを利用しながら、反撃の方法を考えます。
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