ハルタ 2021年 volume 81に掲載されているダンジョン飯 71話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。竜同士が争いを始めますが、ライオスは逃げ回るだけで精一杯です。
シスルを説得するも…
© 九井諒子 ダンジョン飯 71話より
皆の遺体を回収
何とかシスルを拘束したライオスですが重傷で、魔法で治癒を行います。しかし、ライオスの魔力ではあまり傷を治癒することは出来ません。マルシルとファリンが凄かったと実感しつつも、皆の遺体と翼獅子の本を海底に沈む前に回収しなければと考えます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 71話より
その為にシスルを自分の体に縛り付けますが、不本意なことをされたシスルは激怒し竜達をライオスに襲わせようとします。しかし、竜達はシスルが傷つくのを怖れ攻撃できずにいます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 71話より
ドラゴンの背中を伝って下まで行くと、ワイバーンがグリーンドラゴンの死肉を食っています。フラフラの状態で食事中のワイバーンを横切り、浮いているマルシルの遺体を見つけます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 71話より
ライオスが死なずにすんだ訳は?
ライオスが銀のスプーンを使ってマルシルの遺体を引き寄せようとしていると、背中のシスルが、いかさまだ!!どうしてお前がまだ生きている!?と、激怒します。ライオスは前回、ワームの毒霧や大爆発で死んだはずですが生きているので、シスルが何か翼獅子の手を借りていかさまをしたのだろう、とライオスに文句を言います。ライオスは、ワームの毒霧とホワイトドラゴンのブレスは、2発目なので多少薄まっていて即死の可能性は薄いと考えたようです。
© 九井諒子 ダンジョン飯 71話より
逆にレッドドラゴンのブレスは絶対に避けたかったので、ケン助をレッドドラゴンの逆鱗に投げつけてレッドドラゴンの気を引いてブレスを避けたようです。そしてワームの毒霧はホワイトドラゴンの毛の中へ避難することで、ライオスは毒霧をやり過ごしていました。
© 九井諒子 ダンジョン飯 71話より
嘘をつくな!!とシスルは言い、レッドドラゴンが炎を吐く直前、確かに毒霧の中にいた、と言いますが、あれは夢魔の吐いた幻だよ、とライオスは答えます。毒霧の中にいた影は毒で死んだ夢魔が吐いた蜃気楼でライオス本人でなく、さらに毒霧は煙幕にもなり竜の視線を逸らすのにも役立った、とライオスは言います。
© 九井諒子 ダンジョン飯 71話より
レッドドラゴンが吐いた炎で大爆発が起きた際も、ライオスはホワイトドラゴンの毛に避難していたので、ある程度大爆発を防げたようです。その後、樽が壊れてリバイアサンが飛び出した時、ライオスはホワイトドラゴンからシスルの乗っていた東洋龍に飛び乗ります。そして東洋龍の体を伝ってシスルの元まで行き、シスルを拘束しました。
© 九井諒子 ダンジョン飯 71話より
ライオスは、ライオスが今話した竜たちの性質ひとつでも知っていれば、シスルは何度でもライオス達を全滅させることができた、と言います。そして、君がもう少し生きているものに興味を向けていれば、少なくともファリンに十分に食事を与えていれば、俺なんかとっくに殺せていた、とライオスがシスルに話すと、シスルはおとなしくなり、……なるほど、と納得します。
© 九井諒子 ダンジョン飯 71話より
ライオスはマルシル達の遺体を回収し終わり、これからどうするか考えます。ライオスはシスルを殺して解決はどうも気が進むない、と考え、何とかシスルに理解してもらおうと思います。ライオスはシスルも食事が必要ないと知ると、糸口はそのあたりにあると考え、料理を始めます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 71話より
グリーンドラゴンのアクアパッツァ
ワイバーンの食べているグリーンドラゴンの肉を分けてもらおうとしますが、ワイバーンはライオスに炎を吐いて攻撃します。しかし、背中に縛り付けているシスルを見せると、ワイバーンは炎を当たらないように、とっさに避けます。グリーンドラゴンの肉、夢魔を銀のスプーンに乗せ、海水を振りかけ、さっき吐いたワイバーンの炎でこんがり焼いて、グリーンドラゴンのアクアパッツァを完成させます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 71話より
シスルの魔術書を鍋敷に銀のスプーンを置き、ライオスはシスルに一緒に食べようと言います。ライオスはグリーンドラゴンの肉を食べますが、妙な風味がするようではっきり言ってまずいようです。シスルにも一口食べさせますが、煙突の中みたいな味がすると言われてしまいます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 71話より
ライオスはシスルと食事をしながら、試行錯誤しながら料理をする楽しさを語ります。そして、食事の時間は暗い気持ちを忘れられた、というより考える暇がなかった、とライオスは言います。どんな生き物も生きるために何かを食べる、食事をしないのは死者だけだ、とライオスは言い、黄金郷の人々が苦しんでいる事を伝えます。さらに、眠ることも、食べることも必要のない、永遠の生に疲弊している、とシスルを説得します。この支配は人を不幸せにするものだ、わかってあげて欲しいんだ、シスル、とライオスが伝えると、そうか…、とシスルはつぶやきます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 71話より
シスルとの話し合いは成功?
シスルは魔術書を取ると、私は大事なことを見落としていたかもしれない、参考になった、とライオスに感謝します。そして、大きな悩みのひとつが解決しそうだ、とシスルは魔術書を手に何かの魔術を使います。ライオスは照れながらも、シスルの解決という言葉に引っかかります。
© 九井諒子 ダンジョン飯 71話より
するとライオスの足元から何かの植物が勢いよく生えてきます。驚くライオスにシスルは、案ずるな、別に傷つけやしない、と笑顔で言います。
© 九井諒子 ダンジョン飯 71話より
ライオスは植物のようなもの拘束されてしまいます。植物のようなものからどろっとした液体が出て来て、ライオスの口元に向けられます。“みんな”こうしてしまえば、私を悩ませていたことは全て解決する、とシスルは一人で納得した後、感謝しよう、そして名誉に思うがいい、とライオスに一方的に話しかけます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 71話より
新しい知見を与えてくれた、礼にお前をこの国の住人として迎えてやろう、とシスルは言うと、ライオスの口に強引に植物を突っ込み、どろっとした液体を無理やり流し込みます。ライオスは、永遠に、永遠に飯をー!!?と、心の中で思い焦りますが、植物に拘束され身動きが取れません。
© 九井諒子 ダンジョン飯 71話より
まとめ
今回のライオスの説明で、前回ドラゴン達のブレスから助かった理由が判明しました。レッドドラゴンがケン助に怯んでいたように見えましたが、逆鱗に武器を投げつけられ気を取られていたようですね。夢魔も有効利用していたようで、シスルもライオスの知識に感心しています。
途中のライオスの話し合いからの説得も、上手くいったように見えましたが、結局狂乱の魔術師との話し合いは難しかったようです。このままライオスは黄金郷の住人として、強制的に飯を取らされながら、永遠に生きていくことになるのでしょうか。
次回、ついにシスルは翼獅子に自分の欲求を食べられてしまいます。
ダンジョン飯、最新刊10巻は発売中です。
発売中のコミック10巻のネタバレ、感想も書いています。
発売中のダンジョン飯 ワールドガイド 冒険者バイブルのネタバレ、感想も書いています。
コメント