ハルタ 2023-APRIL volume 103に掲載されているダンジョン飯 93話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。翼獅子との死闘の結果、ライオスは行方不明になってしまいます。マルシル達はライオスを探そうとしますが、探し出す前に迷宮が崩れ始めます。
ファリンを食べるための準備
© 九井諒子 ダンジョン飯 93話より
皆から祝福される
ナマリ達はライオスに近づいていき、世界を救ってくれたことに感謝します。ライオスは未だにうだうだ言っていますが、ナマリは、大喜びだよ、少なくとも私たちはね、とライオスを褒めます。カブルーはライオスに、最初から悪魔を退ける目的であんな願いをしたんですよね、と聞きますが、ライオスが微妙な反応をしたので、それ以上は答えなくていいとライオスに言います。
© 九井諒子 ダンジョン飯 93話より
他にもヤアドや黄金郷の住人、オークの族長・ゾンや一団、タンス夫妻とそのパーティー一行、パッタドルやカナリア隊からも感謝され、色々声を掛けられます。ライオスは、ヤアドがデルガルの肉体を借りている事を知らないので、戸惑っています。
© 九井諒子 ダンジョン飯 93話より
さらにカナリア隊からはエルフの国に誘われますが、ヤアドには祖父の遺言通り、この地を継いでもらいたい、とお願いされます。しかし、島主や裏の島主には、この島は俺の島だ、と主張され、皆が思い思いにしゃべるので、場が混乱していきます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 93話より
その時、ライオスが話を止めて、俺が事を納めることができたら、食事を振る舞いたいと言ったのを覚えているか?まずその約束を果たしてもらいたい!と、言い出します。ナマリ達は嫌な予感がする、と表情を曇らせますが、ライオスは構わず話を続けます。カナリア隊の副長・フラメラは、聞いてないぞ、と戸惑いますが、パッタドルから、ミスルン隊長が約束なさったんですよ、と聞き、あー……ま 構わんだろう、何が食べたいか言ってみろ、とライオスに言います。
© 九井諒子 ダンジョン飯 93話より
本来の目的(妹を取り戻す)を伝える
しかしライオスは、食材はこちらで用意してある、と言うと、俺の妹・ファリンを俺たちと一緒に食べて欲しい、と要望をストレートに伝えます。予想外のライオスの要望に、全員驚きの表情を浮かべます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 93話より
頭がおかしいのか!!と、フラメラは怒り、ライオスがまだ悪魔の影響を受けているのでは?と、疑います。しかしライオスは、レッドドラゴンや狂乱の魔術師、翼獅子と対峙したのはあくまで“ついで”で、全部妹を取り戻すためにやったことだ、と言います。竜と合成してしまったファリンを元に戻すには、竜部分を消化した後、蘇生するのが最適解だと考えた、とライオスは自分の考えを皆に伝えます。そして、スープの一杯だけでも、調理を手伝うだけでもいいので、気が向いたら力を貸して欲しいと伝えます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 93話より
ライオス達は勝手に作り始めますが、案の定他の皆は戸惑ってしまい、どうするか悩みだします。他の皆が悩んでいる間にも、ライオスは調理に取り掛かろうとしますが、センシは調理道具が全然足りない、と言います。さらにファリンの氷がいつまで保つか分からないので、マルシルはファリンの保存方法も考えないと、と言います。
© 九井諒子 ダンジョン飯 93話より
皆がライオスの手伝いを始める
ライオスが、そもそも迷宮のルールがいつまで保つかわからない、と悩んでいると、ヤアドが、僕たちが生きている間は少なくとも大丈夫ですよ、とライオスに話しかけてきます。ヤアドや黄金郷の住人は、ライオスの調理を手伝うと言い、ライオス達と一緒に作業を始めます。ライオスが、体のほうは大丈夫?と、聞くと、ヤアドは自分たちを覆っていたベールのようなものが、徐々に薄くなっているのを感じる、と答えます。このベールがなくなった時が、ヤアドや黄金郷の住人の命が尽きる時のようですが、まだまだ時間は先のようで、今のうちにライオスに恩返しがしたいと言います。
© 九井諒子 ダンジョン飯 93話より
ライオスはミスルン隊長の協力も仰ぎたいと言い、ミスルンの転移術があればファリンの移動や切断が楽になる、とマルシルに言います。マルシルが、あんまり話が通じそうにない人だった、と言うと、カブルーはそんな事はないと思う、と言ってライオス達の方に歩いてきます。さらにナマリとシュローもライオス達の方に歩いてきて、エルフにその気があればとっくに捕まっているだろう、とライオスに言います。ナマリはシュローの刀があれば切断も簡単にできそう、と言いますが、シュローはファリンを手にかけるのは御免被る、と拒否します。しかし、三人ともライオスの調理に協力するようで、ライオスは大喜びします。
© 九井諒子 ダンジョン飯 93話より
さらにオークの一団もライオスの調理に協力すると言い、調理器具を集めてきてセンシに渡します。センシは調味料や食材もあれば欲しいと言うと、沢山の荷物がセンシの場所へと投げ込まれます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 93話より
沢山の荷物を投げたのはカナリア隊のメンバーで、荷物の中身はカナリア隊の食糧のようです。エルフの国の女王陛下からは惜しみない援助をするように言われている、とパッタドルから言われ、カナリア隊もライオスの調理に協力する決定をしたようです。しかし、マルシルやカブルーは、カナリア隊が早速 恩を売っている、と少し警戒しています。
© 九井諒子 ダンジョン飯 93話より
さらに冒険者の皆、カブルーのパーティー一行やシュローのパーティー一行、タンス夫妻とそのパーティー一行、1巻でコカトリスに襲われていたドニとフィオニル等がライオスに協力しようと歩いてきます。ライオスは皆の協力に感謝しつつ、待ってろよと氷漬けのファリンに話しかけます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 93話より
ライオスの本音は、味を見てみたい
早くお前を食べてやるからな!!と、ライオスは氷漬けのファリンに向かって言いますが、そこは助けてやるとかでしょ!!と、マルシルに怒られます。チルチャックからは、出てんだよ、味を見たい気持ちがよ、と言われ、二人にツッコまれます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 93話より
まとめ
ライオスは皆から世界を救ってくれたことを感謝されて、無事に皆と合流出来ました。しかしファリンを助けるために、ファリンの竜部分を一緒に食べて欲しいとライオスが言った時は、全員が怒りましたが、結局ほとんどの人がライオスの調理に協力しようとします。さらに、エルフの国の女王が惜しみない援助をライオスにするように言っているようで、エルフのカナリア隊も協力的で、ライオス達が捕らわれる事もなさそうです。皆で団結してファリンを食べる事になりそうですが、第91話で翼獅子が、お前の今一番の願いは決して叶わぬものとなるだろう、と言っていたのが気になります。翼獅子の呪いがあるので、ファリンをこのまますんなりと救うのは難しいと思いますが、この先の展開に注目したいと思います。
次回、悪魔が退治されてしまい、唯一残った欲求が満たされたミスルンは生きる気力を失ってしまいます。
アニメ化決定
ダンジョン飯のTVアニメ化が決定しました。アニメーション制作はスタジオ・TRIGGERが担当するそうです。既に公式HPと公式Twitterもスタートしています。
公式HP:
いつ頃から放送開始か等、詳しい情報はまだありませんが、ダンジョン飯のTVアニメ化が見れると思うと今から楽しみです。
ダンジョン飯、最新刊12巻は発売中です。
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