週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第108話のネタバレ、感想です。葬送のフリーレンは、週刊少年サンデー 2023年 第9号から週刊少年サンデー 2023年 第16号まで、約2カ月の間休載していたので久々の掲載です。3号連続掲載、とあるので19号までは掲載されそうです。ただ20号以降が少し不安ですが…。
前回、107話の記事はこちらです。フリーレンは入国審査待ちの時間を使って、女神の石碑のリベンジ解析を始めます。
残影のツァルトが強襲
フリーレンが女神の石碑に触れた途端、フリーレンのみ過去に飛ばされたようで、勇者ヒンメル一行と再会します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 108話より
今週の葬送のフリーレンは、巻頭カラーです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 108話より
悩むフリーレン
勇者ヒンメルの死の53年前、勇者一行の旅立ちから7年後の北部高原、キーノ峠にいる事をフリーレンは確認、さらにこれが幻影魔法の類じゃない、と冷静に分析します。ヒンメルはフリーレンに女神の石碑の解析を止めて、街道に戻ろうと呼びかけます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 108話より
時間を逆行した可能性について考えるフリーレンですが、不可逆性の原理を完全にぶち壊していると信じることが出来ません。しかし、女神さまの魔法はほとんど解明されていないし…、とフリーレン考え、とりあえず石碑に込められた魔法によって以前に触れた時間軸に戻った、とフリーレンは仮定して考えることにします。問題は帰還方法で、フリーレンはもう一度石碑に触れてみたようですが、何も起こりませんでした。仕方なくフリーレンはヒンメル達に相談しようとしますが、歴史が変わって最悪フェルンやシュタルクが消えてしまう可能性気付き、途中で相談を止めます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 108話より
フリーレンが何かに悩んでいる事に気付いていたヒンメル達ですが、石碑の解析が上手くいかず調子悪い、とヒンメル達は思っているようです。ヒンメルは、仕方がないさ、とフリーレンの様子がおかしいことを怒ったりしませんが、ハイターは二人に甘い、と注意します。私達は魔王討伐の旅の途中なんだから、こういう時はしっかり叱らないと…、と言うと、フリーレンに対してお母さんのような起こりかたをします。フリーレンに対してお母さんのように接するのは、さすがフェルンの育ての親です。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 108話より
しかし、この頃のフリーレンはいつもどんなに自分が悪くても謝らない性格だったようですが、フリーレンが素直に謝った事に皆が驚きます。結局、ハイターはフリーレンを甘やかし、アメちゃんをフリーレンにあげようとします(拒否されますが…)。話は元に戻り、ヒンメルが木に付けた目印が見つからないようで、ヒンメルはフリーレンに探知魔法をお願いします。フリーレンは飛行魔法で空から探した方が早いので、見てこようか?と、ヒンメルに聞きますが、この時代はまだ人類は飛行魔法を使えないので、ヒンメル達は何を言っているんだ、という反応をします。結局、フリーレンは飛行魔法を使えないふりをして、ヒンメル一行は地上から街道を探します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 108話より
そしてようやく街道に出ますが、街道には帝国の軍隊がいましたが、軍人は皆死んでいて、馬車も壊れていました。まるで空から落とされたような、酷い有様に驚くヒンメル一行ですが、背後に突然、魔族が現れます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 108話より
時空干渉の原因はフリーレン?
ヒンメル達は突然現れた魔族に警戒しますが、魔族はフリーレンを見て、女神の石碑に触れたことを言い当てます。さらに魔族はフリーレンが未来から来たことを分かっているようで、時空干渉の原因はお前だな、フリーレン、と魔族はフリーレンに話しかけます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 108話より
奇跡のグラオザームの配下、残影のツォルト
ヒンメルが、何の話だ?と、言いますが、魔族は会話する気が無いようで、どうせ皆殺しにするだけだ、と言います。七崩賢 奇跡のグラオザームの配下、残影のツォルト、と魔族は名乗り、ヒンメルも自分の名を名乗ります。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 108話より
次の瞬間、ヒンメルが先手を仕掛け、ツォルトもヒンメルの攻撃の早さに感心します。しかし、ツォルトはヒンメルの斬撃を空間転移でかわし、フリーレンの背後に移動します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 108話より
そして、フリーレンの体に触れると、今度はフリーレンがはるか上空に空間転移させられます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 108話より
まるでおとぎ話に出てくる“魔法”
魔族と人類の魔法体系には天と地ほどの差があり、才に優れた魔族の扱う魔法は熟練の魔法使いにさえ、まるでおとぎ話に出てくる“魔法”のようだと言わしたようですが、人類の魔法体系には実在する事すら証明されていない、空間転移の魔法でフリーレンを空に飛ばしたようです。この時代、人類は飛行魔法を持っていないので、この時代の魔法使いなら、このまま自由落下で簡単に死んでしまいます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 108話より
しかし、フリーレンは飛行魔法を使えるので、どうにかなりそうですが、飛行魔法を使うとヒンメル達への説明がややこしくなりそうで、下手をすると歴史が変わってしまう可能性があります。さらに、フリーレンは以前の魔王討伐の旅で残影のツォルトと出会った記憶はないようで、ヒンメル達でも残影のツォルトは一筋縄ではいかなそうです。空から自由落下しながら、フリーレンはどう対処しようかと冷静に悩みます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 108話より
まとめ
前回から約2カ月ぶりの葬送のフリーレンの最新話ですが、どうやら本当にフリーレンは80年以上前の過去に戻ったようです。さらにフリーレンは、歴史が変わる可能性にも言及していますが、本当に歴史が変わることがあるのかは、謎です。今回出てきた魔族、残影のツォルトが“時空干渉”とフリーレンに言っていて、何か知っているようなのでもしかしたら魔族が関わっているのかもしれません。魔族と人類の魔法体系には天と地ほどの差があるので、魔族の魔法には時空干渉系の魔法もあるのかもしれません。
しかし、フリーレンは飛行魔法を使えますが、第106話でも触れましたが80年前には人類は飛行魔法が使えないので、使えないふりをする必要があります。フリーレンはどうやってヒンメル達に気付かれずに、空からの自由落下に対処するでしょうか?
次回、残影のツォルトはフリーレンを人質に、ヒンメル達に武器を捨てるように迫ります。
葬送のフリーレン、2023年秋にアニメ化が決定しました。主要スタッフも発表されています。こちらの記事にまとめました。
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発売中のコミック 10巻のネタバレ、感想も書いています。
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