週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第116話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。女神の石碑に関する情報を求めてキーゼルが昔住んでいた村へときますが、魔物の巣窟となっていました。
動き出す魔族達
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 116話より
帰還の魔法の手がかりを発見
前回、ようやく女神の石碑に関する事が書かれた書物を見つけましたが、フリーレンが見つけた書物には聖典の時巡りの鳥の章に、帰還のための魔法の名前が記されていると書かれていました。しかし、ハイターが言うには聖典には女神の魔法そのものは記されておらず、単純に時巡りの鳥の章に書かれた魔法の名前を読めばいい、というものでもないようです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 116話より
聖典に書かれている神話の時代の物語は長大な暗号文になっていて、この聖典の暗号文を解読する必要があるようです。女神の魔法は人類が長い歴史をかけて聖典の暗号文を解読し、やっと使えるようになったそうです。今でも聖典の解読に人生を捧げている僧侶は大勢いるそうで、未発見の女神の魔法はたくさんあるそうです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 116話より
暗号の解読には通常20年から30年はかかる
発見されている女神の魔法は全体の3%で、最近の研究でも新しい魔法が発見されているそうです。最近発見された有名なものだと、断罪の大火の章の“女神の三槍”、天地の楽園の章の“目覚めの解呪”があるそうです。“女神の三槍”は、第31話でザインが使っていました。そして、聖典の暗号文を解読して女神の魔法を見つけ出すには、通常20年から30年もかかるそうで、長いものだと世代を跨いで何世紀も掛かるものもあるそうです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 116話より
さらに厄介なことに時巡りの鳥の章は、別名空白の章と呼ばれていてここから女神の魔法が見つかったことは千五百の間で一度もないそうです。そこまでフリーレンが時間をかけて聖典を解読していると、フリーレンがいた時代に時間が辿り着いてしまいそうです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 116話より
アイゼンは、待つのも一つの選択で、長寿種の特権だと言いますが、フリーレンは、私の過ごした時間に戻りたいと言います。フェルンやシュタルクとの旅で沢山のことを学んで、大切な物が沢山できたようで、それを失いたくないとフリーレンは言います。ただ帰りたいだけだというフリーレンの話を聞いてヒンメルも、君らしくないな、とてもいい、と言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 116話より
皆で笑い合えるようなくだらない旅をフリーレンが未来で続けていると知り、ヒンメルは魔王を倒した後に時巡りの鳥の章を調べる決意をします。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 116話より
今そうすると決めた、とヒンメルは言い、未来で女神の石碑を調べたときに、どこかに文字が刻まれていなかったかをフリーレンに聞きます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 116話より
ヒンメルに聞かれてフリーレンは未来で女神の石碑を見た時に、フィアラトール、という文字が書かれていたことを思い出します。第107話でフェルンが、時巡りの鳥の章に出てくる名称だと言っていましたが、これが帰還の魔法の名前のようです。フリーレンは魔法の名前を思い出し、ヒンメルにその事を言おうとしますが、言わなくていい、とヒンメルは言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 116話より
どうやら、魔王を倒した後ヒンメル達が長い時間をかけて聖典を解読し、フリーレンの為にフィアラトールと石碑に刻んだようです。重要なことを勝手に決めるんだから、とハイターとアイゼンはあきれますが、旅の後も目的があったほうが楽しいだろう、とヒンメルは言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 116話より
ありがとう、とフリーレンはお礼を言いますが、ヒンメルは、いいってことさ、と答えます。しかし、この帰還の魔法は女神の石碑に触れた状態で唱えないと、未来に帰還できないようで、再びあの石碑の場所まで戻る必要があるようです。ハイターは行きたくないようで、留守番してていいですか?と、言いますが、苦楽を共にするのがパーティーだろ、とヒンメルは言いハイターにも来るように言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 116話より
過去の時代のソリテールが石碑の場所に…
一方、石碑の場所にはソリテールがいて、ここが時空干渉波の発生源か、とつぶやいています。時間は決して巻き戻らない、それは魔法技術の発展とは関係のない世界の理、それを無理やりねじ曲げるだなんて言葉通り神の御業だわ、とソリテールはつぶやいています。ここにはいないフリーレンに、未来の私はいったいどんな素敵な最期を迎えたのかしら?と、ソリテールは問いかけていますが、奇跡のグラオザームがソリテールに話しかけます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 116話より
グラオザームの他にも二人の魔族がいてそれぞれ、血塗られし軍神リヴァーレ、終極の聖女トートという魔族のようです。この四人の魔族は魔王の命令で動いているようで、フリーレンから未来の情報を奪い、この時代で始末するように言われているようです。フリーレンが未来に帰還するには、この四人の魔族を相手にしなければいけないようです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 116話より
まとめ
やっと女神の石碑に関する記述が見つかりましたが、今回で実は既に帰還の魔法の名前はフリーレンが知っていた事が判明します。第107話でフェルンが時巡りの鳥の章に出てくる名称だと言っていましたが、フィアラトールというのが帰還の魔法の名前のようです。この魔法の名前を未来で聖典から解読し石碑に掘ったのも、どうやらヒンメル達のようです。フリーレンが未来に帰れるように魔王を倒した後、フリーレンに内緒でやっていたようです。
ただ、第109話で魔族のツォルトが絡んでいたので簡単にはいかないだろうと思っていましたが、やはり魔族がフリーレンの帰還を妨害してきます。マハト編で出てきたソリテールだけでなく、奇跡のグラオザーム、血塗られし軍神リヴァーレ、終極の聖女トートの四人の魔族が登場しました。この四人の魔族は魔王の命令で動いているようで、フリーレンの未来の情報を奪い、この時代で始末するのが目的のようです。多分全員がマハトやソリテール並みに強いと思われるので、勇者ヒンメル一行といえどもかなり苦戦しそうでが、果たしてどのような展開になるでしょうか?
次号、ヒンメル一行と大魔族達との戦闘の火ぶたが切って落とされます。
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