週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第132話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。捕らわれたユーベルとラントは、収監された塔から脱出を図ります。
露天商ガゼレと接触したフリーレン
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 132話より
魔道具を買い漁るフリーレン
広場で魔道具を買い漁っているフリーレンは、影の戦士である露天商ガゼレの店にシュタルクと一緒に行きます。ガゼレの店で見つけた物品を、フリーレンは統一帝国の頃の魔道具だと見抜き、早速露天商ガゼレに値段交渉をします。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 132話より
フリーレンは最初は半分の値段で交渉しますが、ガゼレに断られそれでも粘り強く値引き交渉を続けます。そしてシュタルクも使って、何とか三分の二の値段まで値引きしてもらいます。ここでガゼレの手を見て影なる戦士だと気付いたのか、フリーレンは代金の硬貨に魔力を込めてガゼレに渡します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 132話より
偽物をつかまされて号泣するフリーレン
その後、フリーレンは宿に戻って買った魔道具をうれしそうに眺めますが、ファルシュに偽物と言われてしまいます。フェルンからも、またガラクタが増えた、と言われてしまいますが、よっぽど偽物だったのがショックだったのか、フリーレンは号泣してしまいます。一方、ヴァイゼに移送されるグリュックに同行するデンケンは、帝国を去る前に図書館に本を返却に来ていました。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 132話より
そこには影なる戦士の図書館司書ルティーネがいて、デンケンの本の返却を受け付けていました。ルティーネはデンケンが、里帰りのようなものだ、と言ったのを聞いて、長旅になりますね、お気を付けて、と答えます。しかしデンケンは、お前に故郷がヴァイゼだと話したことはない、とルティーネに言いますがルティーネは、誰かがどこかで話していたのを偶然聞いてしまったのかもしれません、と誤魔化します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 132話より
デンケンも図書館司書ルティーネの事は色々調べて知っているようで、ルティーネの故郷がロルベーアで、北の果ての戦争でずいぶんと暴れたそうじゃないか、と指摘します。さらにルティーネの趣味が占いだという事をデンケンは指摘し、今朝の占いはいい結果が出たか?と、ルティーネに聞きます。すると、いつも通りの“平凡な一日”です、たった今占いの結果は外れましたね、とルティーネはデンケンに言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 132話より
図書館を後にしたデンケンの前にゼンゼが現れます。ゼンゼはゼーリエ暗殺計画について、帝国の中枢にいるデンケンから何か知らされていないか、聞こうとしていました。しかし、デンケンは何も知らされてていないと答え、一級魔法使いという地位を持つ自分にそのような報告が上がってくると思うか?と、ゼンゼに言います。帝国と大陸魔法協会の架け橋にはなれど、悪巧みを共有できるほどの仲ではない、とデンケンは言いますが、だが一級魔法使いになったことは後悔していない、とゼンゼに伝えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 132話より
お蔭で遠い昔に失ったものを取り戻せた、とデンケンがつぶやくと、ゼンゼはデンケンを信じることが出来なかった事を謝ります。しかしゼンゼに謝らなくていいと言うと、逆の立場なら自分も決して信じることが出来なかっただろう、とデンケンは答えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 132話より
10年に一度のブチギレ八つ当たりフリーレン様
その後ゼンゼは宿に戻りますが、そこには偽物をつかまされて落ち込んでいるフリーレンがいました。ゼンゼはガラクタにはガラクタの良さがあるとフリーレンを励ましますが、フリーレンはブチギレていて、髪で肩を触ったゼンゼに触んなと言い放ちます。ゼンゼの髪の毛は血の臭いがするとフリーレンは言い、ゼンゼはちゃんと洗っているし甘い香りが…と反論しますが、フリーレンは、失せろ、と厳しい物言いで答えます。フリーレンのブチギレ方にゼンゼは、…なんなのあれ?あんな理不尽なキレかたする人だっけ?と、あきれますが、フェルンに言わせると今のフリーレンは、10年に一度のブチギレ八つ当たりフリーレン様だそうで、フェルンが見るのも二度目だそうです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 132話より
刺激しないほうが得策で、さらにハイターの話だと10分もすれば元に戻るので問題ないとフェルンは言います。10年に一度の割にはブチギレてる時間が短いな、とゼンゼはあきれますが、フリーレンに血の臭いがすると言われてゼンゼはショックだったのか、血の匂いが染み付く程戦ってきた、でもそれはあくまで比喩表現に過ぎない、……血の臭いしないよ?と、ゼンゼは髪をフェルンに嗅がせて意見を聞きます。フェルンは、甘い香りがします、…美味しそう、と答えますが髪を美味しそうと表現するフェルンに、師弟揃って変な奴だな…、とゼンゼはフェルンにもあきれます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 132話より
そして10分するとハイターの話通り、フリーレンは機嫌を直して魔道具を返品に行くと言い、フェルンとシュタルクに付いてきてと言います。ゼンゼは、一応任務中なのだが…、とフリーレンを注意しますがフリーレンは気にしません。しかし、ちょっと気になることはあるから、ついでに調べてきてあげるよ、とフリーレンは言うと宿を出ていきます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 132話より
影なる戦士が集結
一方、街の外の森では影なる戦士が集結していて任務内容の最終確認をしようとしていました。集まっている影なる戦士は、傭兵シュリット、酒場の店主ヴォルフ、酒場の看板娘イーリス、図書館司書ルティーネ。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 132話より
さらに神父クレマティス、シスターロレ、浮浪者ヴァルロス、露天商ガゼレ、と第129話で出てきた面々、八人が集結しています。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 132話より
クレマティスが一人足りないと言うと、シュリットはロルベーア領総督であるレーヴェの事だと思い、邪魔者の排除は我々に任せて好きにやるそうだ、とクレマティスに答えます。しかし、違う鍛冶屋がいねぇぞ、とガゼレが言い、さらに、貴方の兄君がいませんよ、とロレも言います。それ聞きシュリットは、…忘れてた、後で連絡しとくわ、と答えますが、酔っ払いが、とヴァルロスにあきれられます。またイーリスにも、剣の腕しか取り柄がないんだから、と言われてしまいます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 132話より
まとめ
第132話では、魔道具を買い漁っているフリーレンが露天商ガゼレと接触します。フリーレンはガゼレにお金を渡す時に、硬貨に魔力を込めて渡していました。ガゼレの手を見て何かに気付いてそうしたようですが、第124話でラダールの手を見てラダールが現役の戦士だと気付いたように、ガゼレも現役の戦士だと気付いたのかもしれません。
集結した影なる戦士達は町の外の森の中で作戦会議をするようですが、返品に行ったフリーレン達は魔力をたどってこの場所にたどり着く展開もあるのでしょうか?そうなったとしてもいきなり戦闘にはならないでしょうが、一波乱は起きそうな気がします…。
次回、影なる戦士たちは今回の任務のリストを確認します。
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