週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第140話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。戦士ゴリラが影なる戦士、鍛冶屋のクライスと判明します。
いよいよ舞踏会、開催
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 140話より
今夜の舞踏会に備えて作戦会議
今夜、いよいよ宮殿で舞踏会が執り行われます。ゼンゼやフリーレン達の役割は、国賓として招待されたゼーリエの護衛です。影なる戦士によるゼーリエ暗殺計画の阻止が今回の任務の目標で、ゼーリエには招待状があるので正面から堂々と入っていけます。従者の数に制限はないようなので全員で向かえますが、ラントとユーベルは魔導特務隊から脱走している身なので、自分達は別ルートから入るとラントは言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 140話より
ラントはゼーリエに、何故今回の任務でユーベルと組ませたのかと質問します。ラントはユーベルと明らかに相性が悪いと不満を言いますが、他の奴が迎えに行っていたら、オマエは今回の任務を受けたか?と、ユーベルはラントに質問します。ラントは何も答えませんが、ユーベルはラントに、帝都の町並みは懐かしいだろう、と言いラントの両親や祖母の事を言いかけると、ラントは話を遮って、その話は聞きたくない、と言います。これは第128話でラントやラントの祖母が、魔導特務隊のフラーゼと何か因縁があるような描写があったので、そこら辺と関係しそうです。
ゼーリエはラントとユーベルの相性は悪くないと考えていて、ラントに慎重さというお前の武器を生かしたいなら、ユーベルの手綱を握れるようになっておくんだな、と言います。すると二人揃って手綱?と言った後、どこにあるの、それ、とラントが聞き、ユーベルは、捨てちゃったかも、と答えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 140話より
全員、正装に着替える
そして、全員が舞踏会に行くために正装に着替えます。シュタルクとザインが正装に着替えていて、ザインは正装に着慣れていないようで不満そうですが、シュタルクは動きやすいと満更でもないようです。ザインは深刻そうな雰囲気で、さっきは話すような空気じゃなかったが気になっている事があると言い、シュタルクは俺で良ければ聞くよと言います。しかし、ザインが気になっていたのは舞踏会って綺麗なお姉さんがいるか?で、ザインの相変わらずの性格にシュタルクもあきれます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 140話より
フェルンはコルセットを締めるのに必死の様子
続いてフェルンやフリーレン達、女性陣が正装に着替えていますが、フェルンはゼンゼにコルセットを締めてもらっています。ぎりぎりまで締めるようにフェルンはゼンゼに要求していますが、ゼンゼは戦えなくなるから駄目と言います。それでもフェルンは納得しないようでゼンゼに締めてもらい、自分で髪を結べないフリーレンがフェルンに、髪結んで、とお願いに来ても、今それどころじゃないって分かりませんか?と、必死の形相で答え、フリーレンは、目が怖いって…、とつぶやきます。フリーレンは仕方なくフェルンが納得するまで待つ事にしますが、ゼーリエから弟子がいなければ髪も結えないのかと言われてしまいます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 140話より
フリーレンは、ゼーリエだって似たようなものでしょ、と言い返しますが、ゼーリエは、それだけ慕われている、お前と違ってな、とさらに言い返します。そして、ゼーリエはフリーレンの髪を私が結んでやってもいいと言いますが、死ね、とフリーレンからきつい言葉が返ってきます。ゼーリエは今回の任務に巻き込む形になったが、それはゼンゼが配慮した結果でゼーリエの意志ではないと言い、不満があるのなら任務を降りて構わないし、フェルンにも無理強いはしないと、ゼーリエはフリーレンに言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 140話より
フェルンは一級魔法使いである前にフリーレンの弟子だからなとゼーリエは言い、そもそもこの暗殺計画自体が茶番で、たとえ帝国が全軍事力を集結させたとしても私が死ぬ未来が見えるか?と、ゼーリエは自分が暗殺されることはあり得ないと自信を見せます。しかし、なんで私達を任務から遠ざけようとするの?と、フリーレンは質問します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 140話より
さらに、ゼーリエにはどんな未来が見えているの?私の役割は何?と、フリーレンは質問を続けます。ゼーリエはそれには答えず、やはり任務を降りても支障は無い、フリーレンを巻き込んだのは私の意志ではない、と言いますが、フリーレンは、お前を敬う大事な弟子が、本当に私を巻き込まないと思っていたの?と、ゼーリエに言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 140話より
すると今度はフリーレンに来いと命令し、髪を結んでやるとゼーリエは言います。フェルンにやって貰うからいい、とフリーレンは断りますが、そうじゃない私はただ…、と言いかけた所で、フェルンが正装の支度を終えてフリーレンの所に戻ってきます。結局、フリーレンの髪はフェルンがやる事になりますが、ゼンゼはゼーリエにフェルンを十全に戦えるように調整したと言ったので、コルセットは程よく調整できたようです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 140話より
今度はゼンゼに座るように言い、ゼンゼの髪を結んでやろうとします。ゼンゼは髪くらい自分の魔法で出来ますと言いますが、いいから、おいで、とゼーリエは言いゼンゼを椅子に座らせます。ゼーリエが髪を結んでいる間、ゼンゼは今回の任務の選定基準を質問します。レルネンとか他にもっと適任がいたのではとゼンゼは言いますが、ゼーリエはあいつが舞踏会に来れる訳がないと言います。レルネンは50年以上前に宮殿から出禁を食らっていて、ゼンゼは、何やったんだあの人…、とつぶやきます。ただ、レルネンも動いていない訳ではないようで、ヴァイゼに移送されたグリュックやデンケンをレルネンが出迎えています。デンケンやレルネンも、今後何か動きがあるかもしれません。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 140話より
ゼーリエは選定基準に話を戻し、ゼンゼに特権に何を願ったか覚えているかと聞きます。ゼンゼは片時も忘れたことはないと答えますが、ゼーリエは、私はあのとき失望した、この子には類い稀なる才はあれど、決して強い魔法使いにはなれないと、と言います。そして、この任務に参加しているのは、私の望みとは程遠い特権を願った連中だ、とゼーリエは選定基準を明かします。ラントは家族の遺体を探す魔法を家族を弔う為に、ユーベルは姉貴が見つかる魔法を、フェルンはお洗濯の魔法を、それぞれ特権に願っています。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 140話より
才ある者は両極端
ゼーリエは、不思議なものだな、才ある者は両極端なんだ、力を願った者と願わなかった者、前者は私の望み通りの理想の魔法使いになり、後者は私の想像を超える魔法使いになる、と言い、今回の任務では後者の者をゼーリエは選んだことが判明します。そしてファルシュは声が自在に変えられる魔法を選び、理由はゼーリエの声が出せるようになりたいと言い、ゼーリエに、えぇ…怖い、と引かれます。さらにゼンゼはぐっすり眠れる魔法を選び、その理由に人を殺した後でも、ぐっすり眠れる魔法が欲しいです、とゼーリエに明かします。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 140話より
もしかしたら私は、想像を超える結果が見たいのかもしれないな、私では辿り着けない未来でも、お前達なら辿り着けるかもしれない、とゼーリエは言いますが、ゼンゼは説明してくださいと言います。しかし嫌だとゼーリエは言い、説明すればお前は私の選択に反対すると言いゼンゼを誤魔化します。きっとこの場にいる魔法使いは全員そうだ、だからこそ連れて来た、とゼーリエが言った後、全員が宮殿へと向かいます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 140話より
舞踏会へ
ゼーリエ達は宮廷に到着し、ラントとユーベルを除いた全員が舞踏会の会場へと入っていきます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 140話より
まとめ
第140話では、舞踏会を今夜に控えて作戦会議が開かれます。ラントとユーベルは別のルートで潜入するようで遊撃チームとなるようです。ただ、ラントは魔導特務隊のフラーゼと何か因縁があるようで、第128話で少しだけそんな描写がありましたが、今回もゼーリエがラントの両親や祖母について触れています。どんな因縁なのか気になりますが、今後の展開で明らかになるでしょう。
フェルンはコルセットをぎりぎりまで締めるようにゼンゼに要求しますが、ゼンゼは戦えなくなるから駄目と言います。かなり気にしているようですが、もしかしてフェルンは体形を気にしている……、いや、そんな事はないでしょう…、多分。結局、ゼンゼが時間を掛けてフェルンを説得し、十全に戦えるように調整できたようです。
そして、いよいよ舞踏会が始まった所で、次回へと続きますが面白くなった所で休載になってしまいます。
次号より休載
『次号より休載です』とあり、残念ながら葬送のフリーレンは暫く休載です。再開時期は未定ですが、コミックス14巻が2025年3月18日に発売予定なので、そこで連載再開される可能性があるかもしれません。
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