週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第146話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。ゼーリエは予知夢の中で皇帝に、敵も未来を見通す魔法を使っている可能性を伝えます。

ファルシュがヴァルロスと戦闘、腕を負傷
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 146話より
前回、統一帝国時代の避難経路に身を潜めていたファルシュが、クライスとヴァルロスを見つけましたが、それより少し前クライスとヴァルロスが合流した場面から始まります。ヴァルロスが避難経路の中間地点、雪解け水で水没している部分を気合で泳ぎ、クライスと合流しますが、クライスは雪解け水を泳いできたヴァルロスを見て、流石にそれは死ぬぞ、とドン引きしています。ヴァルロスの為にクライスは薪に火をつけますが、ヴァルロスが顔が割れているから仕方ないと言うと、あんたの偉業を称える像も肖像画もずっと昔に打ち壊されて燃やされて、もう誰もあんたのことなんて覚えちゃいない、とクライスは答えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 146話より
覚えちゃいねぇんだ、この国の英雄だってのに、とクライスは言いますが、ヴァルロスは、お前が気に病むことじゃない、とクライスに答えます。その後、クライスは火に殆ど当たらず鎧の装備を着こむと避難経路を進んでいきます。その様子にクライスはヴァルロスの身体が頑丈過ぎると言いますが、戦士ならこれぐらい普通だ、とヴァルロスは答えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 146話より
ヴァルロスとアイゼンは古い友人
普通、普通というセリフをヴァルロスはよく言うとクライスに言われ、古い友の口癖だった、とヴァルロスは答えます。この古い友というのはアイゼンの事のようで、ヴァルロスはアイゼンに会うまで自分が人類最強の戦士だと信じて疑わなかったようですが、アイゼンと会い戦士としての誇りが、死をも恐れぬ勇敢さが、致命的な隙へと繋がる事を教えてもらったそうです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 146話より
お蔭でヴァルロスは戦士として生き永らえてきたそうで、命を落としてもおかしくないような死地も何度もあったそうですが、その度に臆病だった友の言葉がヴァルロスを冷静にさせたそうです。ここでヴァルロスがリヴァーレと戦っている場面が描かれています。リヴァーレとはアイゼンも第117話等で戦っていますが、ヴァルロスはどんな状況で過去にリヴァーレと戦ったのでしょうか?

だから普通と自分に言い聞かせている、とヴァルロスは言いますが、クライスはヴァルロスが戦士としての誇り高き死に場所を探しているように見えると言います。短い付き合いとヴァルロスは誤魔化そうとしますが、クライスから8年だと言われると、もしそう見えるのであればきっとそれは嘘ではないのだろう、とヴァルロスは答えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 146話より
ヴァルロスは、自分に死を与えられる戦士がいるとすれば、人類最高の戦士である我が友だけと思っていたそうですが、時の流れは残酷で儂等は老いると言います。そして、レーヴェに会ったことは?と、クライスに質問します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 146話より
クライスはクレマティスに言われて一度だけレーヴェと顔を合わせた事があり、レーヴェを相当腕が立つと評しますが、ヴァルロスはそんな次元の話じゃないと言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 146話より
ヴァルロスはレーヴェが怖かったと言い、遥か高みにいるはずのその戦士はヴァルロスに信じがたいことを言ったそうです。レーヴェは、自分は捨て駒になる覚悟だ、とヴァルロスに言ったそうで、ヴァルロスは、一体儂等は何を相手にしようとしているんだろうな、とつぶやきます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 146話より
そんな会話をクライスとヴァルロスがしている中、避難経路に潜んでいるファルシュがいる場所へと近づきます。ファルシュはヴァルロスを一目見た時、魔族の将軍と見紛ったそうで、今までどれだけの人々を殺してきたんだ、既に立ち振る舞いが人類のものじゃない、とヴァルロスを恐れます。ファルシュはゼーリエの蔵書の中の古い図面を見て、この統一帝国時代の避難経路の存在を知っていたそうですが、魔導特務隊の目を欺いてヴァルロス達が正面から堂々と入って来れる訳がない、この避難経路を押さえておいて正解だったと考えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 146話より
ファルシュは第133話の中で、イーリスやルティーネを避難経路の監視中に見かけていましたが、あの二人の目的が下見で今回あんな化け物が送り込まれてくるとは、とファルシュは驚きます。だがリスクに見合った情報は手に入った、唯一人相書きが無かった影なる戦士の指揮官、その呼び名がレーヴェと分かった、とファルシュは考えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 146話より
レーヴェの新情報が判明
帝国最北端領ロルベーアの総督がレーヴェという名前だったそうで、リネアールが入手した帝国将校の名簿にはレーヴェは南側諸国の工作活動で戦果を上げた外様、と書かれていたそうです。ファルシュは南側諸国という情報に嫌な予感を覚えて、今はフリーレン達との合流を優先して、その後クライスとヴァルロスを叩こうと考えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 146話より
ヴァルロスがファルシュに気付く
ファルシュは避難経路の柱の陰で身を潜めたまま二人をやり過ごそうとしますが、息遣いが聞こえるな、と突然ヴァルロスは言います。クライスはコソコソするのが好きなヴォルフだろうと言い、ヴァルロスもそう思っていたようですが、今の発言で心拍数が上がった事から敵だと断定します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 146話より
ヴァルロスは、頼むから下手な真似はしないでくれ、動けば殺す、とファルシュに警告しますが、ファルシュは避難経路から魔法で逃走しようと試みます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 146話より
ファルシュが右腕を負傷
しかし、魔法で逃走するより先にヴァルロスの槍がファルシュの腕を斬り飛ばし、ファルシュは右腕を負傷します。次は首を落とす、と警告するヴァルロスに、次があるんですか、思ったよりも話が通じるようだ、安心しましたよ、とファルシュは極力冷静に答えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 146話より
まとめ
第146話では、避難経路で潜んでいたファルシュがクライスとヴァルロスと対峙します。ファルシュはクライスとヴァルロスをやり過ごして、フリーレン達との合流を優先しようとします。しかし、ヴァルロスに見つかってしまい、ファルシュは強引に魔法で逃走しようとしますが、ヴァルロスに逃走を阻止されファルシュは右腕を失います。
ファルシュはまだ殺されていませんが、影なる戦士2人に捕まり状況はかなり悪いです。フリーレン達が宮殿からファルシュの方へと向かっているはずなので、先に合流できれば状況を打開する可能性もありそうです。
来週は休載で、次回は10月15日(水曜)発売予定の週刊少年サンデー 2025年 第46号に掲載予定です。
葬送のフリーレン TVアニメ2期は、2026年1月16日から毎週金曜夜11時 日本テレビ系全国30局ネット“FRIDAY ANIME NIGHT”で放送されます。

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