週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第34話のネタバレ、感想です。
前回、33話の記事はこちらです。フリーレンの長寿友達と久々に再開します。
戦士ゴリラ
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 34話より
親友の足取りを追って
勇者ヒンメルの死から29年後、北側諸国、ローア街道でザインが人探しをしています。ザインが旅をする目的、10年前に旅に出た親友の足取りを尋ねています。北側諸国の主要な街道でこれまでも目撃情報があったようです。シュタルクが10年前なのに、よく目撃情報が残っているな、と言うと、名前が特徴的だからな、インパクトが強い、とザインが言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 34話より
名前をシュタルクが聞くと、戦士ゴリラだ、とザインは答えます。本名は?と、シュタルクが聞くと、……本名?とザインが答えて考え込んでしまいます。本当に親友だったのかよ…、とシュタルクがツッコみます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 34話より
ちなみにザインは、僧侶アゴヒゲ、と呼ばれていたそうで、顎鬚が生える前からそう呼ばれていたの?と、フリーレンがどうでもいいことを気にします。すると、この話題続けるんですか?と、フェルンからツッコまれます。そんな話をしていると大峡谷にたどり着きます。この大峡谷を超えて一週間も歩けば、いよいよ魔法都市オイサーストです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 34話より
婆さんの依頼をこなす
大峡谷を超える前にいくつか街道が分岐するので、ザインが集落によりたいと言います。その集落で戦士ゴリラの噂を聞くことが出来ました。インパクトが凄かったので覚えていたそうです。戦士ゴリラは高台に住んでいる頑固婆さんと仲が良かったそうで、頑固婆さんに会いに行きますが、そう簡単に戦士ゴリラの事を教えてくれません。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 34話より
儂の依頼をいくつかこなしてもおう、と言ってきます。隣村の鍛冶屋のナーゲルに手紙を届けるよう言われ、しかたなく手紙を届けに行きます。フリーレンは、ヒンメルとの旅を思い出すね、と言い、ヒンメル一行と旅していた時も、お使いみたいな人助けは日常茶飯事だったようです。こういうのが面倒な探し物や、厄介な魔物退治に発展していくんだよね、とフリーレンは言い、不吉なこと言うなよ…、とシュタルクが止めるよう言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 34話より
その後、婆さんの依頼をいくつかこなしますが、果物の収穫から手強そうな魔物の退治と、結構ハードな依頼もこなしています。そして、最後の依頼ということで、峡谷にある英雄の像を磨くように婆さんから言われます。遥か昔に世界を救ったとされる英雄様の石像らしいですが、それ以上の事は婆さんも知らないようです。そして婆さんはザインを見て、ところであんた僧侶アゴヒゲだろ、とザインの昔の呼び名を当てます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 34話より
戦士の方はクラフト
そんな話をしていると英雄の石像に到着します。僧侶と戦士の石像ですが、フェルンはなんだかザイン様とゴリラ様に似ていますね、と言います。そして戦士の方見覚えがあるとフリーレンは言い、24話で会ったクラフトの名前を口にします。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 34話より
それを聞いてザインは、なるほど、この人はクラフトって名前なんだな、と言い、子供の頃を思い出します。これと同じ石像は他にもあったようで、子供の頃にザインは石像を見ていました。ザインの親友のゴリラは、村長によると大昔の英雄だった話だ、でも誰も名前すら覚えちゃいねぇ、と石像の事をハイターに説明します。そして、俺たちはこうはならねぇと言い、勇者ヒンメルみたいなわすれられない英雄になる、とハイターに言います。しかしハイターからは、どんな英雄でもいつかは忘れ去られます、と言われてしまいます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 34話より
子供の頃のザインも、まあそうだよな、さすがに無理な話だ、と忘れられない英雄になるのは無理だと言います。するとザインの親友は、…戦士ゴリラ、俺は今日からそう名乗る、と言い出し、ザインから、なんでだよ、とツッコまれます。忘れられない英雄を目指すなら、名前のインパクトは大事だろ、とザインの親友が答えると、ハイターも笑いながら同意します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 34話より
そしてザインは、では貴方は僧侶アゴヒゲですね、と僧侶の石像に顎鬚が生えているという理由でハイターに命名されてしまいます。場面は戻り、ザイン達は石像をやっと磨き終わりました。婆さんは昔、ゴリラにも同じことを頼んだようですが、あいつはここまでうまくはできなかった、と言います。あいつは戦いしか取り柄が無い、とザインが言うと、でも名前のインパクトはバッチリだったよ、と婆さんは言い、ゴリラがザインの事をよく話していた事も伝えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 34話より
戦士ゴリラの行先はオイサーストとは反対方向
ザインは婆さんと別れる時に、ゴリラの行先を教えてもらいますが、北側諸国中部の交易都市、テューアだとザインは教わります。ここから遥か東方で、フリーレン達が目指すオイサーストとは反対方向になります。行き先が別々となってしまい、どうしたもんかね、とザインは考えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 34話より
まとめ
ザインの旅の目的である親友の足取りが、今回掴めます。しかし、ザインの親友の呼び名がゴリラとは驚きです。インパクトは確かに強く、一度聞いたらなかなか忘れられないと思います。そして、ザインの僧侶アゴヒゲもなかなかインパクトが強いです。
その戦士ゴリラの行き先ですが交易都市 テューアのようで、フリーレン達の目的地、魔法都市 オイサーストとは反対方向になってしまいます。28話では、途中まではフリーレン達と一緒に行ってやると言っていたので、このままだとザインとはここでお別れですが、今後の展開はどうなるでしょうか?
次回、ザインはこのままフリーレン達と旅をするのか、親友を追うのか、選択します。
最新刊、葬送のフリーレン 3巻です。
発売中のコミック 3巻のネタバレ、感想も書いています。
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