週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第80話のネタバレ、感想です。
前回、79話の記事はこちらです。北部高原のトーア大渓谷にかかる橋で、フリーレンはゲーエンというドワーフと再会します。
聖雪結晶
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 80話より
路銀が残りわずか…
勇者ヒンメルの死から30年後、北部高原のシュマール雪原を歩いているフリーレン一行ですが、路銀が残りわずかで後一週間暮らせるかどうか、という話をしています。フリーレンが無駄遣いばかりしたのが原因のようですが、雪原のど真ん中なので路銀をどうにかすることもできません。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 80話より
という話をしていたら、資金の当てを思い出したフリーレンは冒険者の野営地へと向かいます。この野営地には聖雪結晶を求めて集まった冒険者がたくさんいて、今日も気張って行くぞ!!と、大声を出して聖雪結晶のある鉱脈に向かっていきます。聖雪結晶とは、この地方の雪原で生成される鉱物で魔法薬の原料となる貴重な物でとても高価な代物だそうです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 80話より
シュタルクは、聖雪結晶を探して路銀を稼ぐんだな、とフリーレンに聞きますが、フリーレンは聖雪結晶を探すつもりはないようで野営地の中にある市場を見に行こう、とシュタルクとフェルンに言い、市場の方へと歩いていきます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 80話より
市場ではパンが1個、銀貨一枚で取引されていて、相場の10倍以上の値段がつけられています。聖雪結晶の採掘で稼いでいる裕福な冒険者を相手にしているので、他の地域よりもこの野営地では物価が上がっているようです。聖雪結晶が高価なのは二つの理由があり、一つは希少性がある事、もう一つは凶暴な魔物がうろつく危険地帯だからだ、とフリーレンはシュタルクとフェルンに説明します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 80話より
魔物の討伐依頼を受ける
物価が上がっているということは、討伐依頼の報酬も上がっている事に気付いたフェルンは、討伐依頼をこなして路銀を稼ごうとしている事に気付きます。今回の討伐依頼は、大規模な鉱脈に巣くっている魔物を倒して欲しい、という依頼ですが、討伐が終わったらさらにこの場所に対人結界を張って欲しいと頼まれます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 80話より
弧の討伐依頼を受けたフリーレン達は、早速目的地の鉱脈に向かいますが、対人結界を張って欲しいという依頼なんて変わっている、とフェルンはフリーレンに言います。フリーレンは、採掘にも人員や費用を集める時間が必要だからね、横取りを防ぐために対人結界を張って場所を押さえること自体は珍しいことじゃない、と対人結界を張る理由を推測します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 80話より
目的地の鉱脈に到着し、フリーレン達は討伐依頼のあった魔物を見つけます。かなり大きな魔物で、討伐依頼がでていたってことは野営地の冒険者じゃ歯が立たなかったってことだ、油断すると死ぬよ、フリーレンはシュタルクとフェルンに油断しないように注意します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 80話より
何とか大きな魔物を倒したフリーレン達ですが、辺りは暗くなっていてすっかり夜になっています。フリーレン達は、今夜はここで野営をすることにします。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 80話より
朝になりフェルンは既に起きていますが、フリーレンは相変わらず寝坊をしていてあと、5時間寝たいと言い、フェルンから凍死しますよ、と怒られます。外を見ると、聖雪結晶の鉱脈が朝日に照らされて綺麗に光っています。その光景を見て、フリーレンはかつてヒンメルとここに来た時の事を思い出します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 80話より
ヒンメルとの思い出
ヒンメルは、今回は路銀を稼ぐことが目的だったけれども、まさかこんな風景に出会えるとは、とアイゼン達に言いながら聖雪結晶の鉱脈が朝日に照らされる光景を眺めています。そして、僕たちが魔王を倒せばこの美しい光景を誰もが見られる時代が来るんだ、とヒンメルはつぶやきます。ヒンメルのつぶやきを思い出しながら、誰もがって訳にはいかないけれど、沢山の人がこの光景を見られる時代が実際にやってきた、不思議な光景だ、とフリーレンは言い、このいずれ光景も人の手によって切り崩されていく、と少し寂しいけれどこれもまた時代の流れだ、とフリーレンはつぶやきます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 80話より
その後、対人結界を張って野営地へと戻ったフリーレンは、討伐依頼の報告をして報酬を受け取ります。その時フリーレン達は、対人結界は鉱脈の保護のためだと男から聞かされます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 80話より
男はこの地方出身の冒険者で、鉱脈の美しい光景を見て冒険者を目指したことをフリーレンに話します。対人結界はあの鉱脈の景色を守るために張ったもので、お陰で故郷の景色を守れた、とフリーレンに感謝します。その言葉を聞き、ヒンメルと見た光景がこれからも見ることが出来るとフリーレンは笑顔になります。討伐依頼の報酬を貰い路銀が貯まりましたが、フリーレンは物価が高いこの野営地で魔道具を買ってしまい、結局路銀はまた残りわずかとなってしまいます。フェルンに魔道具を買ったことを怒られますが、貴重な物だったんだよ…、とフリーレンは言い訳をいますが、二人にあきれられてしまいます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 80話より
まとめ
北部高原のシュマール雪原まで辿り着いたフリーレン達ですが、フリーレンが無駄遣いばかりしたことが原因で路銀が残りわずかとなってしまっています。路銀を獲得しようと、フリーレン達は冒険者の野営地で討伐依頼を受けて、魔物が出る鉱脈へと向かいます。そこの鉱脈は、昔ヒンメルと来たことがある場所で、聖雪結晶の鉱脈が朝日に照らされる光景を見て、昔のヒンメル一行との旅をフリーレンは思い出します。その後、無事討伐依頼の報酬を受け取りますが、フリーレンは懲りずにまた無駄遣いをしてしまい、フェルンにいつものように怒られてしまいます。
次回、フリーレン達はレルネンからの依頼書を受け取り、黄金郷へと向かいます。
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