週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第83話のネタバレ、感想です。
前回、82話の記事はこちらです。結界の管理者の小屋でフリーレン達は、デンケンから黄金郷のマハトの説明を受けます。
エーデルから渡された記憶
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 83話より
デンケンはマハトと遭遇していた
マハトには勝てないと言ったデンケンですが、現状では恐らく負けることもない、ともデンケンは言います。フリーレンはデンケンが黄金郷に入り故郷の村で妻の墓参りをしているのに、デンケンが未だに生きている事に疑問を持っていました。マハトの魔力探知は黄金郷の全域に及び、その探知能力は極めて精密なので黄金郷に入ればマハトに見つかるはずと、フリーレンは考えたようです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 83話より
現にデンケンは妻の墓参りでマハトに見つかり遭遇していましたが、その時はマハトに見逃されています。今のマハトに少なくとも自分を殺す意思はない、とデンケンは断言しますが、断言するんだね、まるでマハトの事をよく知ってるみたいだ、とフリーレンは言いデンケンのマハトに殺す意思はないという考えを疑います。するとデンケンは黄金郷と、マハトの現状を話し始めます。50年前マハト諸共、城塞都市ヴァイゼを結界で封印したのは、当時発足したばかりの大陸魔法協会でしたが、封印以上の事には大陸魔法協会は消極的でした。そこで、旧友のレルネンが個人的に黄金郷の内部の調査をエーデル二級魔法使いと行い、デンケンはそれをエーデルから記憶という形で調査記録を受け取っていました。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 83話より
エーデルから受け取った情報の内容
まずは、エーデルから受け取った情報をデンケンはフリーレンに説明し始めます。エーデルはラヴィーネとカンネから、パン屋さんの新作のパンを教えてもらっていました。ねこちゃん、うさぎちゃん、くまさんのパンがあり、エーデルはそのパン屋さんでどのパンを買うか悩んでいた時に、レルネンと偶然出会います。しかし、この場面の話いる?と、シュタルクからツッコまれ、この場面は話す必要はなさそうと、デンケンは話す場面を少し先に飛ばします。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 83話より
レルネンはエーデルに依頼があると話しますが、エーデルはは働くのは嫌だ、と依頼に乗り気ではありません。エーデルはメトーデとかいうヤバイ女がいるじゃろう、と言います。エーデルはメトーデにあまり良い印象がないようですが、メトーデは精神魔法の精神魔法の専門家という程ではないとレルネンは言い、あくまでエーデルに仕事の依頼がしたいと言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 83話より
レルネンは黄金郷絡み依頼だとエーデルに言いますが、魔族の心は操れないので精神操作魔法は対人戦でなければほとんど役に立たない、とエーデルは言います。人類と起源や精神構造の全く違う別の知的生命体である魔族には精神操作魔法は効果がないようですが、レルネンはエーデルの役割はそれじゃない、と言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 83話より
魔族の心を操れる支配の石環
レルネンはある魔道具をエーデルに見せます。その魔道具は支配の石環と呼ばれるもので、神話の時代に賢者エーヴィヒが作り上げた、この世界で唯一の魔族の心が操れる魔道具です。しかし、これはレプリカで実際に魔族の心を操ることは出来ません。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 83話より
昔、城塞都市ヴァイゼの領主は巨万の富を得るために、マハトに支配の石環を着け、意のままに操ってしました。しかし、後にマハトは反逆し城塞都市ヴァイゼは一瞬で黄金に変えられ滅び去りました。数少ない黄金郷からの生存者の情報から、マハトは未だに支配の石環を着けているようで、レルネンはなんらかの理由で支配の石環に不具合が生じたと考えているようです。そして、この支配の石環のレプリカは魔族の心は操れないが、術式は忠実に再現していて、この術式を解析して欲しいとレルネンはエーデルに頼みます。レルネンは支配の石環がマハトを倒すための鍵と考えていて、エーデルにマハトに着けられた支配の石環を修復してもらう考えです。エーデルはプレッシャーを感じ失敗したらどうするつもりかと言いますが、レルネンは引き際だけは弁えていると言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 83話より
エーデルとレルネンは黄金郷へと向かいます。黄金郷にはタオ一級魔法使いと他、二級魔法使いが数名、事前調査で黄金郷内部に入っていて、まずは彼らから情報の報告を受けよう、とレルネンは言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 83話より
しかし、集合場所ではない場所で負傷したフリュー二級魔法使いと出会います。レルネンはフリュー二級魔法使いに報告するように言うと、黄金郷の内部でマハトと遭遇し、魔法を使う暇もなく一瞬で他の仲間は全員殺された、とフリュー二級魔法使いは報告します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 83話より
一瞬で他の仲間は殺されたのに、何故 フリュー二級魔法使いだけマハトに生かされたか、レルネンが問いかけると、フリュー二級魔法使いの体が突然、黄金に変わり始めます。黄金に変わる様子を見たレルネンは、今すぐフリュー二級魔法使いの記憶を読むようにエーデルに言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 83話より
しかしあっという間にフリュー二級魔法使いは黄金に変わってしまい、彼女の記憶を読み取ることは出来ませんでした。フリュー二級魔法使いを結界の外側まで見逃したのは、お前達ごときいつでも始末できる、というマハトの忠告だとレルネンは受け取ります。随分と舐められたもんだね、とレルネンは言うと二人は黄金郷へとさらに進みます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 83話より
まとめ
今回、魔族の心を操れる支配の石環という魔道具が出てきましたが、その魔道具を未だにマハトは着けているようです。今は支配の石環が何らかの不具合を起こしているようで、効力を発揮しませんが、それを修復できればマハトを撃破するのはたやすいようです。しかし、デンケンはマハトに遭遇したようですが、何故か見逃されています。なぜ見逃されたかは現段階では不明ですが、エーデルの記憶を全て見れば答えはありそうなので、来週の展開が楽しみです。
次回、黄金郷へと向かったレルネンとエーデルはマハトと対峙します。
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