週刊少年ジャンプに掲載されている、呪術廻戦 第252話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。乙骨は術式を模倣して宿儺に連続攻撃し、宿儺の呪力を削っていきます。
宿儺の本気はまだ先
乙骨の領域外では
場面は乙骨の領域が破られる前まで戻り、乙骨の領域「真贋相愛」の外では日下部と猪野が待機していました。事前に乙骨が結界の一部を崩したら真希が投入する作戦になっていたようで、死角が無いように高専術師が全員で散って合図を見逃すなよ、と日下部は言います。猪野は領域にもう何人か突入した方がいいと言いますが、宿儺の意識が領域の外に向き真希の突入が読まれたらそれこそ最悪だ、と日下部は反対します。
© 芥見下々 呪術廻戦 252話より
日下部は、てかここにいる何人が特級術師の周りでチョロチョロ立ち回れるかっちゅー話だ、と領域に入っても役に立たないと言いたげですが、いやアンタはいけるだろ、と猪野は日下部にツッコみたそうです。そして、日下部は真希に全てを託します。託された真希はクラウチングスタートの格好で待機します。場面は乙骨の領域が破られた場面に戻り、乙骨の合図は宿儺が一番緩んだ時に上がるので、最高と最悪の光景になる事は想定していたと日下部は心の中でつぶやきます。
© 芥見下々 呪術廻戦 252話より
憂憂が乙骨を回収、生死は不明
宿儺に世界を断つ斬撃「解」で斬られた乙骨をリカは大事そうに抱えて運び、リカが移動した先には憂憂が現れます。瞬間移動の術式で現れた憂憂は、日車の時と同様、乙骨を回収したようです。しかし、乙骨の生死は不明です。
© 芥見下々 呪術廻戦 252話より
真希に釈魂刀で斬られた宿儺は後ろに下がりつつ、乙骨の領域は崩れたのではなく、自分で崩したのだと推測します。そしてそれが領域外にいる高専術師への合図という事も、宿儺は推察します。
© 芥見下々 呪術廻戦 252話より
勝利を確信した宿儺の目を結界の亀裂でひき、真希で刺す、という作戦だったのだろうと宿儺は推測します。さらに、呪具である釈魂刀は予め領域内に置いていたのだろうと宿儺は考えます。宿儺は他の部位より、釈魂刀で斬られた傷の治りが遅いことに気付きます。魂を観測できる者が釈魂刀を振るった場合、その傷は通常の反転術式では回復しないようです。魂の形を修復するには、魂の輪郭を知覚しなければならないようですが、宿儺は虎杖と同様に自身の魂の輪郭を知覚できます。しかし、通常とは異なる反転術式の運用を、五条悟に与えられた後遺症を抱えたままで完全に対応する事は、さすがの宿儺といえども出来ないようです。
© 芥見下々 呪術廻戦 252話より
吐血し倒れる虎杖
虎杖は伏黒の事を思いつつ、さらに宿儺に打撃を与えようとしますが、突然血を吐いて倒れます。虎杖は吐血した理由を分かっていて、反転術式のような覚えたての大技で、普通なら死んでいる傷を4度も治したので、完全に治しきれていない箇所がどこかにあると早く傷を探そうとします。
© 芥見下々 呪術廻戦 252話より
そこに脹相が現れて落ち着くように言うと、思い出せ、イメージしろ、と虎杖にアドバイスします。根を張るように体の隅々まで血を巡らせて、血管で体の輪郭を形成するイメージ、このイメージを思い出すように脹相は虎杖に言います。
© 芥見下々 呪術廻戦 252話より
一方、真希は宿儺に釈魂刀で止めを刺そうと、攻撃をし続けていました。
© 芥見下々 呪術廻戦 252話より
宿儺は真希の攻撃をかわしますが、真希は攻撃の手を緩めず、徐々に宿儺を追い詰めていきます。真希は釈魂刀を掴んだ宿儺を投げ飛ばしますが、宿儺は斬撃でいくつもの残骸を作ると、残骸を真希に投げ飛ばします。
© 芥見下々 呪術廻戦 252話より
真希は残骸を弾き飛ばしますが、その隙に宿儺は“番いの流星”と呪詞の詠唱をすると、世界を断つ斬撃「解」を飛ばします。しかし、真希はこの斬撃を避けてかわします。
© 芥見下々 呪術廻戦 252話より
宿儺は心臓を強制的に動かしていた
他の術師より俺の術(ざんげき)がよく見えているな、渋谷で魔虚羅と戦った時のようだ、と宿儺は心の中でつぶやき真希の強さを評価します。一方、真希は宿儺が心臓を修復と同時に呪力で強制的に動かしている事に気付きます。宿儺が少年院の事件の時、心臓なしでも生きられると伏黒から聞いていたようですが、真希は改めて目の前で見て少し驚いているようです。心臓、私と戦いながら続けんのか?と、真希が質問すると、今のところ問題ないな、と宿儺は平然と答えます。
© 芥見下々 呪術廻戦 252話より
秤と裏梅の戦いの行方は?
場面は秤と裏梅の戦いへと移り、戦場は裏梅の氷凝呪法によって氷漬けになっています。秤は宿儺の気配は分かりやすいと言い、秤は正直宿儺のあの姿はやべぇと思ったようですが、それでも意外とやれている、宿儺の呪力が確実に萎んできている、と対宿儺戦で手応えを感じているようです。
© 芥見下々 呪術廻戦 252話より
そして、勝つのは俺達だってこと、と秤は裏梅に勝利宣言をします。しかし裏梅には、術式だけでなく頭の方もめでたいらしい、と煽られてしまいます。宿儺は気まぐれなので、相手に興味がないと呪力の波もいつもこんなものらしく、むしろ五条悟以上の何かを提示できていない自分達を恥じた方がいい、と裏梅は言います。
© 芥見下々 呪術廻戦 252話より
そして、緒戦の影響を差し引いたとしても、宿儺様はまだ本気を出していない、と裏梅は宿儺の実力はまだこんなものでないと秤に断言します。まだ、「開(フーガ)」の炎の術式を少しも見せていないので、宿儺にはまだ見せていない手はあると思っていましたが、まだ宿儺の実力はこんなものではないようです。
© 芥見下々 呪術廻戦 252話より
まとめ
第252話では、領域展開を破られた乙骨はリカと共に憂憂に回収されて、戦線を離脱します。世界を断つ斬撃「解」を浴びたはずで、即死もあり得る状況ですが、乙骨の生死は現状不明です。その後、真希は宿儺と互角の戦いを繰り広げます。しかし、秤は裏梅との会話の中で、宿儺はまだ本気を出していないと言われてしまいます。裏梅の負け惜しみと考えたいですが、漏瑚戦で見せた「開(フーガ)」の炎の術式を一度も使っていないなど、不明な点もあったので、本気でないというのは嘘ではなさそうです。五条悟戦以降で、鹿紫雲、日車、虎杖、脹相、日下部、猪野、乙骨、真希と何人も高専術師を宿儺との戦いに投入しましたが、ここから宿儺が本気を出したとすると、もう高専側には投入できそうな戦力がない気がします。宿儺の「開(フーガ)」の炎の術式に対抗できるような手はあるのか?伏黒の魂の救出も含めて、高専側がかなり厳しい状況になってきたように思われます。
そして次号は、連載6周年突破表紙&巻頭カラーだそうです。連載6周年突破表紙&巻頭カラーも楽しみです。さらに第4回キャラクター人気投票も開催されるそうです。どのキャラクターが1位をとるでしょうか?
次回、宿儺は呪術を完全に捨てた天与呪縛 真希に高揚、反転術式での治療を中断して戦いを挑みます。
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