週刊少年ジャンプで連載中の呪術廻戦の9巻 玉折 の感想、ネタバレです。
9巻は、第71話から第79話まで掲載されています。
前巻、8巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。
目次
9巻
9巻の表紙は、夏油傑です。
© 芥見下々 呪術廻戦 9巻より
第71話 懐玉-漆-
五条が術式を解いた瞬間、伏黒甚爾が背後から現れ五条の腹を刀で刺します。この負傷は致命傷にはならなかったものの、伏黒甚爾は常人離れした速さで五条に近づこうとし、五条は術式順転「蒼」を最大出力で使って伏黒甚爾を近寄らせないようにします。
© 芥見下々 呪術廻戦 9巻より
第72話 懐玉-捌-
伏黒甚爾に特級呪具「天逆鉾」で首を貫かれ、五条は術式を強制解除されてしまいます。術式が強制解除され無防備な状態となった五条を、伏黒甚爾は「天逆鉾」で何度も刺し五条を殺害します。
© 芥見下々 呪術廻戦 9巻より
一方、天内理子を連れて高専最下層・薨星宮まで辿り着いた夏油は、天内と話し合い天元との同化を中止することにします。夏油は天内を連れて帰ろうとしますが、そこに五条を殺した伏黒甚爾が追いつき、天内を銃で撃ち殺してしまいます。
© 芥見下々 呪術廻戦 9巻より
第73話 懐玉-玖-
天内を殺された夏油は激怒し、伏黒甚爾を殺そうとしますが、逆に返り討ちに遭い瀕死の重傷を負わされます。夏油の死後、取り込んだ呪霊がどうなるか分からないため、伏黒甚爾は夏油を殺すことはありませんでしたが、天内の死体を奪われてしまいます。
© 芥見下々 呪術廻戦 9巻より
第74話 懐玉-拾-
伏黒甚爾は天内の死体を盤星教の代表役員に引き渡し、多額の報酬を受け取ります。しかし、仲介役と別れ一人になった伏黒甚爾の前に殺したはずの五条が現れます。五条は死に際で掴んだ呪力の核心によって、反転術式が使えるようになっていました。五条は反転術式を使って自分自身を治癒、さらに反転術式によって生まれた正のエネルギー、そのエネルギーを無下限の術式に流し込み術式反転「赫」を使用します。
© 芥見下々 呪術廻戦 9巻より
第75話 懐玉-拾壱-
五条は術式反転「赫」で伏黒甚爾を吹き飛ばし、伏黒甚爾に圧倒的な力を見せつけます。それでも伏黒甚爾は五条に立ち向かっていきますが、五条は順転と反転、それぞれの無限を衝突させることで生成された仮想の質量を押し出す術式・虚式「茈」を使って、伏黒甚爾に致命傷を与え、勝利します。
© 芥見下々 呪術廻戦 9巻より
第76話 玉折
天内の事件から1年後の2007年8月、呪術高専3年生となった五条はさらに力を伸ばし続け“最強”となっていました。任務も全て1人でこなすようになり、家入硝子は元々危険な任務で外に出ることもなく、必然的に夏油も1人になることが増えていきます。そして夏油は天内の事件以降、非術師を守るという信念が揺らぎ始めていました。
© 芥見下々 呪術廻戦 9巻より
第77話 玉折-弐-
夏油は高専を訪れた特級呪術師・九十九由基と、呪霊の生まれない世界の作り方について会話を交わします。その会話から非術師を皆殺しにすれば呪霊の生まれない世界が作れる、という結論に夏油は至ります。その時点ではただの可能性として会話は終わり、夏油は九十九由基と別れますが、その後夏油は任務で訪れたある村落で呪術師の少女達が虐待・監禁されている場面に遭遇します。夏油は非術師を見下す自分、それを否定する自分、どちらを選択するかの決断を下します。
© 芥見下々 呪術廻戦 9巻より
第78話 玉折-参-
派遣された旧■■村の集落の住人112名を皆殺しにした夏油は、呪詛師として呪術界から追われる身となってしまいます。五条は夜蛾正道から事件の事を聞きますが、夏油が事件を起こしたと信じられず混乱します。
© 芥見下々 呪術廻戦 9巻より
五条は夏油の居場所を家入から聞き、なぜ非術師を大勢殺したか直接、問い詰めます。夏油は、非術師を殺して術師だけの世界を作る、と五条に宣言すると、その場を立ち去ろうとします。五条は立ち去る夏油を追う事も、捕まえる事も出来ず、そのまま見逃してしまいます。
© 芥見下々 呪術廻戦 9巻より
第79話 これからの話
五条は伏黒甚爾の息子で、まだ小学生1年生の伏黒恵と出会います。五条は、強くなってよ、僕に置いていかれないくらい、と伏黒恵に声をかけ、自分と同じくらい強くなるように期待します。
そして場面は2018年10月に移り、呪詛師に通じている内通者を特定した歌姫は、虎杖達と協力して内通者を捕縛・尋問しようとします。
© 芥見下々 呪術廻戦 9巻より
おまけ 呪術高専1年生の伊地知
高専1年生の頃の伊地知です。2つ上の先輩に五条、夏油、家入がいて、1つ上の先輩に七海、灰原がいるので、なんかスゴイ先輩がいると圧倒されているようです。
© 芥見下々 呪術廻戦 9巻より
まとめ
9巻では、五条と夏油の過去が描かれている懐玉編の続きと、懐玉編のその後となる玉折編、さらに舞台が現代に戻った宵祭り編の始まりが描かれています。
懐玉編では五条は一度、伏黒甚爾に殺されかけますが、反転術式で自らを治癒できるようになって復活、その後伏黒甚爾と再度戦い、今度は勝利します。しかし、天内は殺され非術師の醜悪な部部を見た夏油は、非術師を殺して術師だけの世界を作る、という理想を掲げ、五条と夏油は別々の道を歩み始めます。そして、過去編は終わり宵祭り編へと物語は進み、その後に長編の渋谷事変編が始まります。
過去編は呪術廻戦の中でも人気の高いキャラ、五条悟の過去が描かれたエピソードです。おそらくこの過去編は、2023年に放送予定の呪術廻戦アニメ2期でアニメとして放送されると思います。どんな形でアニメに描かれるか、今から楽しみです。
10巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。
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