週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ 第63話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。座村の娘・イヲリの学校を、毘灼が襲撃します。
巻墨の名前が判明
© 外薗健 カグラバチ 63話より
炭の忍術でバイクを呼び出す
巻墨の隊長がイヲリに君を護ると言いますが、イヲリは皆が危ないと言って教室に戻ろうとします。しかし、隊長の巻墨は、このままじゃ級友は危険かもな、これ以上選択の余地もない、と言うと、女の巻墨を呼びます。ここで、女の巻墨の名前が炭(スミ)だと判明します。炭は自動二輪と書かれた巻物から、妖術を使ってバイクを呼び出します。
© 外薗健 カグラバチ 63話より
イヲリをバイクの後ろに乗せると、炭はバイクを発進させます。一方、教室で久々李と斬り合っているチヒロですが、イヲリのクラスメイトから歌舞伎の殺人鬼だよ、と言われてチヒロは動揺します。動揺しているチヒロに毘灼は、……おい、と声をかけますが、その後、もう一人の毘灼のメンバーからイヲリがバイクで逃げたことを伝えられると、チヒロを無視して教室の外へ出ていきバイクを追跡します。
© 外薗健 カグラバチ 63話より
巻墨から毘灼を追おうと言われますが、チヒロは毘灼を逃したことに責任を感じているのか、ピリピリと張りつめた表情で、……ッすみません追います、と答えます。その様子を見た巻墨は、俺と隊長で毘灼を追うので毘灼を先回りするように言います。ここで、男の巻墨の名前が杢(モク)だと判明します。…ッでも毘灼は、とチヒロは反論しようとしますが、杢は、作戦“気楽に”だ、ほれ開始!と、チヒロに言い、もっと気楽になるようにチヒロに注意します。
© 外薗健 カグラバチ 63話より
久々李は不満顔
毘灼は車でバイクの炭とイヲリを追いかけますが、久々李は不満そうな表情です。毘灼も巻墨の事は知っていて毘灼のメンバーが、なんでわざわざ運び出したんだろ、この子が座村の娘ですよっていうようなもんじゃん、と言いますが、久々李はあいまいに答えます。ボクらを他の生徒から離したかったのかな!と、毘灼のメンバーが言うと、多分そう、と久々李は答えます。バイクの炭とイヲリは毘灼の車に追いつかれそうになりますが、後ろから追いかけて来た巻墨の隊長が手裏剣で毘灼の車を攻撃、毘灼の車の運転手は手裏剣で殺されて、車も手裏剣に仕込んであった爆弾で吹っ飛ばされます。
© 外薗健 カグラバチ 63話より
車が吹っ飛ばされて毘灼もこれ以上は追跡できないと思われましたが、久々李は吹っ飛ばされて宙に浮いている車の扉を自分で開け、自ら車外に出ます。久々李はチヒロがクラスメイトの言葉で動揺したのが気に入らなかったようで、いい斬(の)、期待してたのに、と残念そうに言うと走ってバイクを追いかけます。
© 外薗健 カグラバチ 63話より
走って追いかける久々李の速度はバイクに追いつけそうなくらい早く、炭はイヲリに捕まってと言うと、バイクの速度を挙げます。さらに、逃げるバイクと走って追いかける久々李の間にはバスがちょうど久々李の邪魔をする形で走ってきます。バイクを追いかけるにはバスを回避しないといけませんが、久々李は刀で強引に突破します。
© 外薗健 カグラバチ 63話より
乗客を気にせずバスを斬る久々李
久々李は刀でバスを斬って最短でバイクを追いかけますが、バスの中には何人もの乗客がいます。久々李は僕らを他の生徒から離したかったのかな!という会話を思い出しながら、教室の生徒を助けられても結局バスの乗客が何人も死ねば本末転倒、悪手だ、と考えます。さらにこのまま久々李が走れば、バイクのイヲリには刀が届きそうで、犠牲が増えただけだったな、と久々李は心の中でつぶやきます。しかし、バイクの先ではチヒロが先回りしていました。
© 外薗健 カグラバチ 63話より
ここで回想に移り、チヒロと巻墨が話をしている場面に戻ります。チヒロの傷を見て、で全員助けた結果その傷か、と巻墨の隊長は言います。巻墨の隊長は短時間でチヒロの身にたくさんの出来事が起きたことを心配しており、一人の人間には重すぎると感じていました。……ま、なんにしても、目はキマりすぎだな、とチヒロの目がコワイと言った後、巻墨の隊長はチヒロの全部抱え込んで自分の身を滅ぼしてでもってやり方は、置いていかれる周りは寂しいので、せっかくのチームなのだから焦りや不安は分けっこしようと言います。
© 外薗健 カグラバチ 63話より
ここで、巻墨の隊長の名前が郎(ロウ)だと判明します。回想は終わり、郎と杢の二人はバスの中にいて外に投げ出された乗客を全員、救助しています。
© 外薗健 カグラバチ 63話より
一方、先回りしていたチヒロは炭に目で合図を送り、何かを指示します。ただ炭の後ろにいるイヲリのすぐ後ろには、久々李の刀が迫っていました。
© 外薗健 カグラバチ 63話より
バイクを急反転
炭はバイクを急反転させて、イヲリを久々李の刀から守ります。さらに炭がボタンを押すと、バイクに備え付けられていた刀が放出されます。
© 外薗健 カグラバチ 63話より
チヒロは放出されたバイクの刀を受け取ると、久々李の方へそのまま飛び込んでいきます。
© 外薗健 カグラバチ 63話より
チヒロは久々李に刀を斬りつけ、久々李は刃を受け止めます。久々李はチヒロの動きを見て、…なんだ、動けるじゃないか、と笑みを浮かべながら言います。
© 外薗健 カグラバチ 63話より
巻墨とチームで毘灼に立ち向かう
イヲリに傷はなく無事で、バスの乗客も全員巻墨が救出して無事そうです。その光景を背に、ああ…少し身軽になった、とチヒロは言います。
© 外薗健 カグラバチ 63話より
まとめ
第63話では、ずっと名前が不明のままだった巻墨の名前がやっと明らかになります。隊長が郎(ロウ)、女の名前が炭(スミ)、もう一人の男の名前が杢(モク)です。ずっと名無しでしたが、巻墨は出番がどんどん増えてきたので、やっぱり名前があった方がいいですね。
そして今回チヒロは巻墨とチームで、イヲリやバスの乗客を助けることに成功しています。最初はイヲリを危険から守り抜けず、毘灼の危険にさらしたことを自分だけの責任と感じているようでしたが、郎にはせっかくのチームなんだから焦りや不安を分けっこしようと言われ、杢にも作戦“気楽に”だと言われ、巻墨とチームで動き、京都では犠牲者を出さずにすんでいます。歌舞伎の劇場では一般人を多数巻き込んだので、その事をチヒロは気にしていたようですが、今回は一般人を巻き込まなくてすみそうですね。
次回は、1月20日(土曜)発売予定の週刊少年ジャンプ 2025年8号に掲載予定です。
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