【ネタバレ】カグラバチ 第72話「未来」感想、ネタバレ

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週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ 第72話のネタバレ、感想です。

 

前回の記事はこちらです。封印されていた8、9歳の頃のイヲリの記憶が明らかになります。

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毘灼統領・幽の予言

イノリの通夜の後に現れた幽

元嫁・イノリの通夜が終わった所だからそっとしておいて欲しいと言う座村に、“英雄”にお礼が言いたいと幽は言い、斉廷戦争について話し始めます。

© 外薗健 カグラバチ 72話より

 

斉廷戦争は突如現れた小国の民がこの国に侵攻してきたもので、小国の民は生まれ持つ残虐性と雫天石に適応する強靭な肉体で最初は順調に侵略を進めたそうです。しかし、英雄たちと妖刀の登場で悪辣な小国の民は“掃討”され、この国は守られたとされていますが、幽は“掃討”の経緯について民衆には語られていな過程があると話します。妖刀・真打の登場により戦況は逆転し、そこから快進撃で敵をぐんぐん押し返し、英雄達が敵の国土に足を踏み入れて終戦も目前の頃に、敵は白旗をあげたそうです。

© 外薗健 カグラバチ 72話より

乱心する剣聖

また、小国の民の生まれ持つ残虐性に関しても人の性が一様であるはずもなく、小国の民は雫天石に適応する特異体質を有するだけの人間だと幽は言い、侵略を率いた小国の王家が失脚し彼らは“降伏”を選んだそうです。しかし、条約が締結され一度和平が成立しますが、戦を経て無数の屍を踏んだ剣聖は乱心してしまい、戦いを継続、小国の民を殲滅しようとします。

© 外薗健 カグラバチ 72話より

厄災・蠱(こどく)によって約二十万の生命が失われた

さらに乱心した剣聖の願いに最強の妖刀・真打は応えてしまい、厄災・蠱(こどく)が起きてしまいます。真打と剣聖が起こした厄災・蠱はたちまち、小国の約二十万の生命を平らげてしまったそうです。

© 外薗健 カグラバチ 72話より

 

五人の妖刀契約者がその後、剣聖を食い止めてどこかに幽閉したそうですが、幽はこれが掃討の真実で、剣聖の実情は歴史上最大の罪人だと言います。しかし小国の侵略の影響が残り不安定だったこの国を建て直すべく、真実を隠し剣聖を“敵国を討ち滅ぼした英雄”に仕立て上げたそうです。幽は責める気はない、ここからが本題で予言を授かったんだ、と座村に言います。

© 外薗健 カグラバチ 72話より

もう一度、厄災・蠱は起こる

その予言とは、剣聖が生きている限りあの災厄・蠱は近い将来もう一度、今度はこの国で起こるというもので、幽は座村に、未来のためにお前にはやるべきことがある、と言います。ここでイヲリが座村と幽の会話に気付き、玄関を開けようとすると、幽は妖術で姿を消します。

© 外薗健 カグラバチ 72話より

 

災厄の話を聞いていたようで、イヲリは座村に、お父さんもどこかに行っちゃうの……?と、心配そうに話しかけますが、どこにもいかないよ、と座村は答えます。しかし、予言の話が心配になった座村は神奈備本部の上層部の一人に会いに行きます。

© 外薗健 カグラバチ 72話より

 

この上層部の一人に幽が剣聖に関する真実を知っていたと言い、この真実を知る者がこの国でいずれ“蠱”が再び起こると言った事を座村は伝えます。上層部の一人はこの“予言”を天洛院の僧侶の夢と同じで、占いのようなもので明確な根拠はない、“起こりうる最悪”だと表現します。この心配がないように剣聖を地下深くへ幽閉して、互いに干渉できないように真打を封印・隔離しているが、この世に剣聖と真打がある限り“起こらない”と言い切ることは出来ないと上層部の一人は言います。その可能性を完全に消すには剣聖を処刑するしかないが、それは無理なのはわかっているだろう、と座村に言います。

© 外薗健 カグラバチ 72話より

 

六平国重が妖刀に施した命滅契約は生死に結び付き機能する高度な妖術のようで、短期間にいくつも生み出すのは困難だったようです。そこで六平は、当時最も信頼していた剣聖に渡す予定の真打を軸として、親機と子機の様に同期させることでそれぞれの契約まで成立させたそうです。しかし、この仕組みによって基盤となる剣聖が命を落とせば、同期された他の契約者達も体を蝕まれ数日で死んでしまうデメリットがあるそうです。当時は玉将である剣聖との一蓮托生、戦に臨むにあたっての妖刀契約者の覚悟の表明のようなものだったようですが、剣聖が乱心した今となっては仇となってしまいました。

© 外薗健 カグラバチ 72話より

 

剣聖を処分すれば他の契約者まで命を落とすことになる、と上層部の一人は言いますが、座村はそれでも災厄が再び起こる事を心配します。ここで上層部の一人は娘を預かったんだってな、と座村に言いそれで未来を憂いているのかと納得します。

© 外薗健 カグラバチ 72話より

 

剣聖と真打は現状考えうる最高峰の警備体制を整えていて、剣聖と真打が隔離・封印している限りはまず心配ない、“起こりうる最悪”の可能性にかけて君らを死なせるわけにはいかんよ、と上層部の一人は言います。剣聖以外の残りの妖刀契約者は最後まで民を護るために戦った英雄だ、と上層部の一人は言い、危機管理は我々が担う、君は娘と共に未来を生きていいはずだ、と座村に語ります。

© 外薗健 カグラバチ 72話より

目を瞑ったまま、剣を振れるようになっていたイヲリ

座村が上層部の話に納得したかは不明ですが、神奈備本部を後にして居合白禊流の道場に行くと、イヲリが目を瞑って稽古をしています。目を瞑ったままなのに標的を感じられるようで、相手の竹刀を叩き落していますが、なんで標的を感じ取れるのか?と、道場の大人も驚いています。

© 外薗健 カグラバチ 72話より

 

座村は、ずーっと自分の真似をして慣れてしまったんだろう推測、逆にイヲリは目を開けていると竹刀を怖がってしまい、涙目になってしまっています。目を閉じると逆に余計な邪念が削がれて、静かな集中に陥ることで剣を振ることに特化する、と座村は言い、道場の大人も、さすがは英雄座村清市のお嬢さんだ、とイヲリを称賛します。

© 外薗健 カグラバチ 72話より

私最強になるよ!と宣言するイヲリ

イヲリは座村に話しかけると、私最強になるよ!…でお父さんのこと守ったげる!と、得意げに話し、お前は未来を生きていいという上層部の一人が言った事を思い出しながら、座村は、そりゃ楽しみだ、と娘の言葉を喜びます。

© 外薗健 カグラバチ 72話より

まとめ

第72話では、剣聖の犯した罪と災厄の詳細が明らかになります。

斉廷戦争で剣聖や他の契約者は悪辣な小国の民を“掃討”して、この国は守られたと学校でも教えられていますが、実は小国は降伏して一度和平が成立していました。しかし、長い戦を経て乱心したのか剣聖は和平を無視して殲滅を進めてしまい、さらに真打も剣聖の願いに応えてしまい、小国の約二十万の生命が失われたそうです。さらに戦争後の国の混乱を建て直すべく、神奈備の中枢や国の官僚は剣聖の真実は隠蔽して英雄に仕立て上げていました。この災厄・“蠱”が再び起こると幽は予言していますが、現状座村は娘と共に未来を生きるという事で納得しているようです。

また、イヲリですが第70話で目を瞑ったまま居合白禊流の座村の手捌きを正確に再現していましたが、やはり8歳の頃から座村の真似をしている内に身に付けたもののようです。

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逆に目を開けている状態だと怖がってしまい、剣はまともに触れないようです。今の所平和は続いていますが、毘灼が動きを見せる現在から見て約4年前まではこのまま平和に時が過ぎていくのでしょうか?

 

次回、座村は父娘(おやこ)平和に暮らしますが、結局約一年半での生活を終えます。

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