週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ 第91話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。斬は裏切り者の女と戦うことになりますが、裏切り者の女の隙を伺っている間にも獅子舞のような化け物が斬とハクリを襲います。

戦いは斬、ハクリ、北兜、奈ツ基、漆羽、幽の混戦へと発展
北兜の狙いはあくまで漆羽
ハクリに漆羽がどこにいる、と尋ねた北兜ですが、毘灼からハクリの情報を入手していたようで、お前漣伯理だな、と北兜は確認します。北兜がハクリに話しかけている隙をつき、斬は北兜の刀を足で封じ刀を抜けないようにすると北兜に斬りかかります。
© 外薗健 カグラバチ 91話より
しかし、北兜は甲冑の籠手で斬の刀を防ぐと、反撃し斬の首を絞めます。半端な力だ、と北兜は斬に言いますが、斬は、陽動だし、と言い返し、いつの間にかハクリが北兜に威葬を放つ構えをしていました。しかし、北兜は威葬の情報も知っているようでひるむことなく、威葬か 来い、とハクリに言い放ち、ハクリもためらわず至近距離で威葬を放ちます。
© 外薗健 カグラバチ 91話より
北兜は少々鼻血が出ますがハクリの威葬を一歩も動かず威葬を弾き返し、逆にハクリが吹っ飛ばされます。神経を一部移植して威葬の機能が少し損なわれていて、今日三度目の威葬で威力が徐々に落ちているとはいえ、北兜が一歩も動かず弾き返した事にハクリは衝撃を受けます。
© 外薗健 カグラバチ 91話より
一方、斬は北兜に首を掴まれたままで、北兜の力がすごく振りほどけないでいました。斬は魔咬の獅子舞のような化け物を斬った罰則で体が重くなっており、せめて万全ならと思いつつ、漆羽もかなりの罰則を受けていると心配します。知らないのか?答える気がないのか?どっちだ?と、北兜に聞かれて、斬はごめん後者、と正直に答える気がないと言うと、ハクリに逃げるように目で合図します。しかし、ハクリはもっとあの時くらいのを振り絞れば…!!と考え、威葬で斬に加勢しようとしますが間に合わず、北兜は、んん残念、と言うと斬を斬ろうとします。
© 外薗健 カグラバチ 91話より
奈ツ基も参戦
斬が斬られると思った次の瞬間、ハクリの横の壁を誰かが刀でくりぬいて、壁の瓦礫を北兜に蹴り飛ばします。北兜は瓦礫を刀で斬り落としますが、壁に穴を開けたのは奈ツ基で、キル・ユー(殺すぜ、お前をな)と奈ツ基は北兜に言うと、奈ツ基は刀を構えます。
© 外薗健 カグラバチ 91話より
そのまま奈ツ基は北兜に勢いよく斬りかかり、北兜は奈ツ基の刀は防ぎますが、後ろに吹っ飛ばされてしまいます。斬は奈ツ基も呼び捨てにしているようで、ナツキ!!助かった!!と、斬はお礼を言いますが、ナツキから、呼び捨てにしてんじゃねえ、俺は年上だぞ、と怒られます。また、奈ツ基と一緒に下層に来た神奈備職員から、積極的に建物壊すのはやめてくれ!!と、怒られますが、いつも建物を壊しているのか奈ツ基は、任せろ、とズレた受け答えをします。
© 外薗健 カグラバチ 91話より
奈ツ基は北兜に対して、自分が巳坂奈ツ基で兄の巳坂伊武基は「刳雲」の前契約者だと名乗ります。そして、北兜に毘灼で間違いないかと問い質すと、北兜は自分の名前を名乗った後に自分が伊武基を殺した事をわざと隠して、もし奈ツ基が自分に勝てたらお兄さんを殺した張本人を紹介しようと言います。さらに、その代わり自分が勝ったら漆羽の居場所を教えるように奈ツ基に言います。
© 外薗健 カグラバチ 91話より
またも漆羽にこだわる北兜に斬は、あいつそればっか!!と言いますが、奈ツ基は漆羽の名前を聞くと少し怒って、なぜ漆羽を探すのか北兜を問い質します。すると北兜は、俺の剣は生き抜くための剣でなく“死闘の悦び”のためにある、死闘にて“全て”を出し切ることで……ようやくそれまでの研鑽は花開く、剣豪ならそれを叶えてくれる、と漆羽を探す理由を話しますが、その剣豪が漆羽なのが奈ツ基には気にくわないようです。過去の称号を気にして、目の前の剣豪を見過ごすのは死に値する、と奈ツ基は言うと、北兜に斬りかかります。斬の刀は甲冑の籠手で防がれましたが、奈ツ基の刀は北兜の甲冑を通り、見た目によらず繊細な太刀筋に北兜も驚きます。
© 外薗健 カグラバチ 91話より
北兜は刃が籠手を通って腕を斬り落とされる前に右手で奈ツ基の刀を持つ手を避けると、今度は北兜が奈ツ基に斬りかかります。この北兜の攻撃を奈ツ基は刀で受けると、さらに奈ツ基は北兜を刀で斬ろうとします。
© 外薗健 カグラバチ 91話より
妖術・雷躯
この刀の攻撃も北兜はかわして避けますが、斬は北兜の後ろの壁を刀でくりぬくと、瓦礫を北兜の方に蹴り飛ばします。北兜はこの斬の瓦礫による攻撃も避けますが、奈ツ基は北兜の背後から妖術・雷躯で攻撃します。
© 外薗健 カグラバチ 91話より
雷躯は雷の妖術による攻撃のようですが、これを北兜は甲冑で防ぎます。甲冑が増えているので、おそらく北兜は妖術で甲冑を作り出したと思われます。雷躯で建物が破壊されて神奈備職員は奈ツ基に、積極的には壊すなって!!と、怒りますが奈ツ基は全く気にしません。そして、北兜に限らずどいつもこいつも自分の前にまず漆羽の名前を出す事に、奈ツ基は腹を立ててイライラします。
© 外薗健 カグラバチ 91話より
さらに奈ツ基が他の年上(伊武基や座村や国重)にはさん付けで敬うのに対して、奈ツ基は呼び捨てにしていて、奴は明確に俺のことを舐めている、と奈ツ基は怒ります。斬も奈ツ基を呼び捨てにしますが、斬は白廻逸夫がチラついてムカつくだけで、全員を平等に舐めている斬の方がまだマシだそうです。ちなみに巳坂兄弟も白廻逸夫に二度ずつ半殺しにされているようで、白廻逸夫は色んな人から恨みを買っていそうです。漆羽は奈ツ基に対して、他の皆はけっこう上だけどナツキは一コしか違わねェだろ?友達でよくないか?と言っていたようですが、奈ツ基はこれを言い訳と受け取ったようで、黙れ!!と、心の中で漆羽にさらに怒ります。しかし、漆羽が生きているという情報は神奈備本部内ではまだ共有されていないようで、奈ツ基もまだ漆羽は死んだと思い込んでいます。奈ツ基は、せいせいしたよ!!目の上のたんこぶが取れたようで…、と心の中でつぶやきますが、次の瞬間天井が崩れます。
© 外薗健 カグラバチ 91話より
天井が崩れて、戦っている最中の漆羽と幽が下の階層に落下してきます。
© 外薗健 カグラバチ 91話より
漆羽を見た北兜は嬉しそうな表情をしますが、奈ツ基は生きている漆羽を見て嫌そうな表情をします。一方、漆羽は奈ツ基に、おお!!ナツキ!!お前がいれば心強い!!と、気安く話しかけますが、奈ツ基はさらに嫌そうな表情をします。一方、どんどん建物が破壊されていく状況に神奈備職員は、もういいや!!と、匙を投げます。
© 外薗健 カグラバチ 91話より
まとめ
第91話では、北兜が斬に漆羽の居場所を問い詰めますが、斬は答える事を拒否します。斬は魔咬の罰則で体が重くなっており北兜から逃れられずにいると、北兜は答える気がない斬を斬ろうとします。そこに奈ツ基が参戦、斬を助けます。さらに妖術・雷躯で北兜を攻撃しますが、この妖術攻撃は甲冑で防がれます。
奈ツ基が漆羽の事で腹を立ててイライラしていると、上層から漆羽と幽が落下してきます。奈ツ基は漆羽が死んだと思っていたので、驚くかと思いましたが驚くよりも漆羽にムカつく感情が勝っているようで、漆羽を見て奈ツ基は心底嫌そうな表情をします。
しかしこれで神奈備本部側は斬、ハクリ、奈ツ基、漆羽の四人で、毘灼側は北兜と幽の二人となり人数では有利になりました。ただ、漆羽も魔咬の罰則で体が重くなっているはずですが、どの程度戦いに影響が出ているでしょうか?いずれにしても、来週も神奈備と毘灼の戦いから目が離せません。
次回は、9月1日(月曜)発売予定の週刊少年ジャンプ 2025年40号に掲載予定です。
第9巻は2025年10月3日(金曜)に発売予定です。
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発売中のコミックス8巻のネタバレ、感想も書いています。

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