【ネタバレ】カグラバチ 第92話「剣士たち」感想、ネタバレ

週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ第92話のネタバレ、感想です。

前回の記事はこちらです。ハクリは北兜に威葬を放ちますが、北兜は一歩も動かずに威葬を弾き返します。

週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ第91話のネタバレ、感想です。前回の記事はこちらです。斬は裏切り者の女と戦うことになりますが、裏切り者の女の隙を伺っている間にも獅子舞のような化け物が斬とハクリを襲います。戦いは斬、ハクリ、北兜、奈ツ基...

漆羽、奈ツ基、幽、北兜が全員満身創痍に
まとめ

漆羽、奈ツ基、幽、北兜が全員満身創痍に

魔咬よる体が重くなる罰則は消える

幽と合流した北兜は、漆羽と戦えるのが嬉しくてたまらないようで幽に、俺のためにとっていてくれたんだな、と話しかけます。しかし、単純に漆羽が手強くて幽がまだ倒せていないだけでした。一方、漆羽はナツキに話しかけますが、ナツキは、……何チンタラやってんだ、とそっけなく答えます。漆羽にかかっていた魔咬による体が重くなる罰則は消えたようで、身体の重さは戻りますが、ナツキに話しかけようとしても黙れと言われ、やはりナツキは漆羽を嫌っているようです。死んでいたと思っていた漆羽が生きていたと分かっても、ナツキはかなり冷たい反応です。ナツキは北兜がまだまだ本気でないと考えていて、斬もナツキの考えに同意します。

漆羽は斬にハクリと一緒に真打の元に行くように言いますが、私だけやられっぱなしじゃん、と嫌がります。しかし、ナツキに文句言うなと言われ仕方なく、おじさんはおじさんに任せる事にします。一方、おじさんと言われた漆羽と奈ツ基は、お互いにお前がおじさんだと言い合います。

そして漆羽、奈ツ基、幽、北兜の四人は対峙しますが、北兜は斉廷戦争で妖刀を振るった漆羽に敬意を表すと、あなたと全身全霊で殺し合うことを夢に見ていたと言い、巳坂伊武基を殺したのは自分だと自ら明かします。さらに、妖術で遠隔操作できる鎧の人形を作れて、六平国重に止めを刺したのもこの俺だ、刀で突いた心臓をな、と北兜は一方的に喋り、横の男が幽だとも喋ります。

勝手にベラベラ喋る北兜に幽は何のつもりだと言いますが、北兜は止まらず、幽が毘灼の頭だとまだ一方的に喋り続けます。さらに六平国重と巳坂伊武基を殺すように指示したのも幽で、皆が幽に忠誠を誓っている、こいつに代わる者はいない、と話します。……このくらいか、妖術はそうだな…、まあアリでいこうか、と北兜はさらに戦いの条件まで勝手に決めますが、北兜の話が終わると同時に漆羽は刀を握ります。

漆羽の居合白禊流に北兜は動けず

次の瞬間、漆羽は居合白禊流で北兜の右腕を斬り落とします。北兜が国重殺害の張本人と分かり、漆羽は内心北兜に怒ったようで問答無用で斬りかかり、北兜は居合白禊流に反応できませんでした。

北兜は居合白禊流の速さに驚きつつ、左手で刀を抜きます。一方、奈ツ基は自分より先に北兜を攻撃されたのが悔しかったのか舌打ちをしつつ、北兜に斬りかかります。この奈ツ基の刀による攻撃は北兜と幽の二人に止められますが、奈ツ基は雷の妖術を使い勢いを増すと、壁を破って隣の神奈備本部第３書庫まで二人を追いやります。

北兜が国重と伊武基を殺したのは自分だと喋った事で、漆羽と奈ツ基の闘志に火が付き、まずは奈ツ基の相手を幽がします。一方、漆羽は北兜を今度こそ居合白禊流で殺そうとしますが、北兜は僅か16歳で白禊流を習得した“戦才”漆羽洋児に、“死”の未来が容易く想像できる、と心の中でつぶやきながら、…痺れるな、と言います。そして、今度は漆羽が繰り出した居合白禊流を後方へ下がりつつ刃をかわします。

今度は漆羽の左手を奪う

刃をかわした後、北兜は踏み込んで漆羽にカウンターで斬り込み、左手の指を何本か斬り落とします。

そこに幽と斬り合っていたはずの奈ツ基が乱入、まさかご満悦か？温泉三昧でふやけちまった漆羽でよお！！と、３年間慚箱“国獄”にいた漆羽を揶揄しつつ、奈ツ基は北兜に斬りかかります。北兜がさっきのはまるで全力じゃなかったな！！と考えていると、奈ツ基は片方の刀を北兜の目の前で手放して囮にしつつ、もう片方の刀で北兜を斬ります。

奈ツ基は漆羽の初速はとんでもない速さと認めつつも、“鋭さ”がないと指摘します。動きのキレ、瞬時の判断力・勘、本能的な“鋭さ”は戦いに晒され続けないとすぐに落ちてしまう、と心の中で指摘し、俺は……戦い続けた！！と、心の中で叫ぶと、今最高に鋭いぜ、とつぶやき再び手放した刀を右手に握ります。

そして、俺の背中を見て見ろ！！と、心の中で叫びながら、追い上げる巳坂奈ツ基ィ！！！と、叫び北兜に斬りかかります。

漆羽の剣の原点は“生きる術”

一方、漆羽と戦っていた幽ですが、幽は一人ずつ仕留めるのが好みのようで漆羽から離れると、北兜と戦っている奈ツ基を後ろから斬ろうとします。漆羽はナツキ、幽、北兜が準備万端でキレキレな事は認めつつ、だからこそ今殺さないといけないと考えます。ここで、かつてその神童は死の間近…、ひたすら実戦の中でその腕を磨いた、彼の剣の原点は“生きる術”、剣豪だらけのこの死線はその本能を再び湧き上がらせてゆく、と説明が入ります。

漆羽は指を失った左手の代わりに口で鞘を抜き、抜いた刀で北兜と幽を斬ります。

満身創痍となった四人はお互いを睨みつけますが、そんな中で北兜はこの死闘が嬉しいのか一人大声で笑います。

まとめ

第92話では、斬とハクリを真打の元へと先に行かせて、戦いは四人の乱戦となります。北兜は漆羽と戦えるのが嬉しかったのか、国重と伊武基を殺したのは自分だと勝手に喋り、漆羽と奈ツ基の闘志に火が付きます。四人は互いに斬り合い、全員満身創痍となりますが、まだ戦いは止まりそうにありません。この続きが気になりますが、次回は特別番外編だそうです。特別番外編がどんな内容か、今から楽しみです。

次回は、9月8日（月曜）発売予定の週刊少年ジャンプ 2025年41号に掲載予定です。次号は特別番外編です。本編は再来週42号に掲載される予定です。

第9巻は2025年10月3日（金曜）に発売予定です。コミックスの予約はこちらからどうぞ。

こちらはコミックス（紙）です。Kindle版の予約はまだ始まっていません。